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シュタイナー教育(3才〜7才まで)

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息子・娘とも1.5歳〜キンダーガーデンまでWaldorf Schoolに行っていました。その後息子は公立学校に、娘はWaldofr school在籍中です。ナゼ息子は公立へ、ナゼ…
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クリスマスツリーが紡ぐ物語

クリスマスツリーが紡ぐ物語

「家にクリスマスツリーを飾る時がきたら、クリスマスツリーは本物の木を。そこに、シルバーのフレークオーナメントと赤とゴールドのボール状のオーナメントを飾って統一感を出したら、トップの部分は星じゃなくてゴールドのリボンをつけよう。」

そう、ショッピングモールの一角に飾られているようなおしゃれなクリスマスツリーのように。

クリスマスツリーを家に出し始めたのは今から10年前だったと思う。
最初の年は、

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ランタン・ウォーク 闇を迎え入れる

ランタン・ウォーク 闇を迎え入れる

Waldorf Schoolの冬を迎える行事の第一弾、Lantern Walkの日でした。
シュタイナー教育大好き!と言いたくなる、とても素敵なイベントです。

ランタンウォークとは、キャンドルと手作りランタンの灯りを頼りに森の中を歩くというイベント。
このイベントのテーマは”Welcoming the darkness"です。

あたりが闇に包まれ出した午後6時。
クラスで作った手作りランタンを

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リッチ・ガール

リッチ・ガール

ウォルドルフスクールでグレード4になる娘のクラスは女の子が3人しかいない。1つ前の記事でも書いたハンター・ガールのニナ、娘、もう一人は今日紹介するアナベルの3人。

アナベルは娘より1歳下で、快活で華やかな雰囲気のある子だ。
華やかさの意味するところに、クイーンタイプな雰囲気も入れてもらうともう少しイメージしやすいかもしれない。

今日は、そのアナベルが遊びにきた。
アナベルは、ニナとも我が家とも

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ハンター・ガール

ハンター・ガール

娘:「鹿肉って美味しいの?」

ニナ:「すっごく美味しいよ、そしてすっごく悲しい」

娘:「鹿を殺した後、呪われないように塩をたくさん撒くの?」

ニナ:「うーん、塩を撒く時もあるけど、私のお父さんは必ず食べる時にお花を添えるの。それで、命をどうもありがとうってみんなで手を合わせてから食べるの」

娘の一番仲の良いお友達のニナがお泊まりにきた。
彼女はメキシコ人で3人姉妹の末っ子。

彼女のお父さ

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Lantern Walk

Lantern Walk

Waldorf Schoolの冬を迎える行事の第一弾、Lantern Walkがこのあいだありました。

このLantern Walkは、「シュタイナー教育大好き!」と言いたくなる、とても素敵なイベントなんです。

11月も半ばの初冬の夜に、クラスで作った手作りランタンを持って森に集合します。

6時とはいえ、森はもう真っ暗。
森の歩道の両脇に、点々とキャンドルが灯されています。
そう、この森の中

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森を見て樹を見ず

森を見て樹を見ず

今に始まったことでもないんだけど、今年は”消費”し過ぎてしまったなと反省。ここでいう消費は、お買い物意味ではなくて。

今や、youtubeなどで音楽やら動画やら無限にアクセスできてしまうので、
気に入ったものに深く入り込んだり、味わったりってのが減ってきてませんか?

音楽って、記憶と繋がってますよね。
例えば、ハタチで失恋した時は、椎名林檎ヘビロテだったなあとか。
スノーボードにハマってた時は

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Waldorf May Fair 春のお祭りと学校卒業

Waldorf May Fair 春のお祭りと学校卒業

今年もMay Fairの季節がやってきました。
毎年WaldorfのMagical Worldに魅せられてきました。

すてきだよ!

May Fair とChristmas Fairごとにお母さん達が夜なべしてクラフトやお菓子をつくります。
それが、またかわいい!美味しいし!

いつも買うまでに至らなかったんだけど、今回はクオリティーがとっても高くてかわいすぎたので、思わずクラフト衝動買いしてし

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森が子供にいい理由

森が子供にいい理由

子どもが赤ちゃんのときから、いつも森が近くにあった。
正直子どもは、森に散歩にいくよりも、遊具のある公園の方が好きだ。

でも、ひとたび森に離すと、リーシュを外された犬みたいに、生き生きと森を駆けまわりだす。

自分で言うのもなんだが、うちの子どもは2人とも割と運動神経がいい。
さらにいうと、軸がなかなかいい。
でも、それは体操のクラスに通ったり、サッカーや野球のチームに入れたりして育ったわけでは

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草木染め雑感 その2。 にして4年目。

草木染め雑感 その2。 にして4年目。

ECOMOONPAD(布ナプキン屋さん)をはじめて4年。
草木染め歴も4年になりました。
といっても、もっぱら茜とLAC(カイガラムシ)染め。

遅いのか、早いのか、4年かけてようやく茜とLACのことがわかってきた。

豆乳、数種類のタンニンの下処理
温度、濃度、
染めの回数、
一番煎じ、二番煎じ

いろいろ試して、ようやく私なりのベストがわかってきた。
それも、コットンのみ。

いいものを作ると

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Readyになる時を待つ

Readyになる時を待つ

9月から4歳の娘もPreschoolに行き始めた。
といっても、週に2回、午前中だけ。

娘はものすごいシャイで、私から離れられなかった。
子供達がみんなきゃっきゃ遊んでいても、私の膝の上でじっとしている子。
3歳のときにPreschoolを試そうかと試みたけど明らかにreadyではなく断念した。

今年4歳になって、この1年で何をしたわけでもないけど、自分に自信がでてきたのか母親という安全地帯か

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薪ハンティング

薪ハンティング

秋です!

日に日に、日差しが、森が熟成された色になってきましたSquamish BC。
ただいまの気温10度でございます。

BC州の季節は、ある日突然入れ替わります。
数日前まで夏だったのに、今日はもう、空の奥に冬を感じる。

うちは暖炉が唯一の暖房設備がなので、薪の蓄えが少ない現実が、危機感となって急に襲ってきました。

というわけで、ここ最近ちょくちょく薪取りにいっています。

Squa

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Waldorf School 来年の進路と保護者面談

Waldorf School 来年の進路と保護者面談

息子が通っているWaldorf Schoolにて、保護者面談がありました。
Waldorf Schoolでは、フィジカル、メンタル、知能の面からグレードスクールにあがれるか、キンダーをもう1年する方がいいかを見極めるGood Gameというものがあります。

ウォルドフ教育のなかで、幼い子どもは右脳と左脳がまだ連携できていないので、その状態でいわゆる”勉強”をはじめても、正しく理解できないとされて

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育児ヒーリング

育児ヒーリング

お母さんしていると、子育てを通して小さいときの自分(インナーチャイルド)と出会うことがよくあります。

自分の親にしてもらって嬉しかっことや、安心を感じたこと、その逆に、あの時の私はかわいそうだったな、辛かったんだな、という感情に親になってみて気づくことがあります。

インナーチャイルドが主張するハッピーな体験は、懐かしみながら、自分の子どもにも伝えてあげることができます。

でも、悲しい体験の再

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Advent Garden

Advent Garden

子供達がりんごキャンドル(りんごにさしたキャンドル)を手に、松の葉で縁取られたそのスパイラル状の道を歩く。

中心でりんごキャンドルに火を灯し、
歩いてきた道のどこかに、そのキャンドルを置いていく。

子供の数だけキャンドルが灯されると
暗闇の中から、道がやさしく浮かび上がる。

Advent Garden

これは、

”闇の中で心にあかりを灯す”という

冬への準備。

スパイラルは、心の奥へ

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