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ランタン・ウォーク 闇を迎え入れる

Waldorf Schoolの冬を迎える行事の第一弾、Lantern Walkの日でした。
シュタイナー教育大好き!と言いたくなる、とても素敵なイベントです。

ランタンウォークとは、キャンドルと手作りランタンの灯りを頼りに森の中を歩くというイベント。
このイベントのテーマは”Welcoming the darkness"です。

あたりが闇に包まれ出した午後6時。
クラスで作った手作りランタンを持って森に集合します。
集合場所の森の歩道の両脇に、点々とキャンドルが灯されています。
その灯りと自分のランタンの灯りを頼りに森を歩きます。

真っ暗な森を歩くって、なかなか神秘的な体験ですよね。

特に子供にとって、”闇”は漠然と怖いもの。と感じる子も多いでしょう。
いつもはやんちゃな男の子が、お父さんに寄り添って歩いていたり、
ランタンに灯したキャンドルが消えないように、優しく歩いたりする子供の姿がとてもかわいらしい。

葉を落とした木々の間に瞬く星。
歩いていると森の闇の中から、バイオリンや、フルートの音色が響いてきます。

夜の森が、怖いものではなくて、美しいなと思える時。
闇を受け入れることは、怖いことじゃない。

まさに下の絵を、体験しているような、

文章ではなかなか伝えづらいけれど、下の絵のように、マジカルであり、”豊か(Rich)”な時間なのです。

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帰りに娘が、「夜は怖いことじゃないよ。
夜がないとお月様はでてこれないし、フクロウやコウモリが動けないし」って言ってました。

そうそう。

夜は、朝と同じくらい、大事な時間なのだよね。
闇は、光と同じくらい、価値があるものなのだよね。

互いのありがたさを知るために。
互いが敵ではないと知るために。

特に今年はコロナウイルス騒動もあって「こうならなければわからなかったこと」が多い1年間でしたね。
それは苦悩だったのか、収穫だったのか。
どちらも同じくらい価値のあること、と言えるといいですよね。

これからの半年がどうなるのか未知数ですが、健康に無事に過ごしていきたいです。

さて、今月末は”闇に灯りを灯す”Advent Gardenという行事があります。

楽しみです。

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