Lantern Walk
Waldorf Schoolの冬を迎える行事の第一弾、Lantern Walkがこのあいだありました。
このLantern Walkは、「シュタイナー教育大好き!」と言いたくなる、とても素敵なイベントなんです。
11月も半ばの初冬の夜に、クラスで作った手作りランタンを持って森に集合します。
6時とはいえ、森はもう真っ暗。
森の歩道の両脇に、点々とキャンドルが灯されています。
そう、この森の中をキャンドルと手作りランタンの灯りを頼りに歩くというイベント。
たとえ、キャンドルとランタンの灯りがあっても、隣の人の顔がわからないほど暗い。
真っ暗な森を歩くって、なかなか神秘的な体験ですよね。
特に子供にとって、”闇”というのは、漠然と怖いものであることが多いと思います。
いつもはやんちゃな男の子が、お父さんに寄り添って歩いていたり、ランタンに灯したキャンドルが消えないように、優しく歩いたりする子供の姿がとてもかわいらしい。
歩いている途中、森の闇の中から、バイオリンや、フルートの音色が響いてきます。
夜の森が、怖いものではなくて、美しいなと思える時。
闇を受け入れることは、怖いことじゃない。
子供達にとって、友達と夜の森を歩くってのも、普通じゃなくてワクワクする。
ただ歩くだけで、何があるってわけじゃないけど、感じることは昼間以上にありました。
まさに下の絵を、体験しているような、
文章ではなかなか伝えづらいけれど、マジカルであり、”豊か(Rich)”な時間なのです。
Whistler Waldorf School Mr. Ragland's drawing
子供達にも、伝わったんじゃないかな。
帰りに息子が
「夜は怖いことじゃないよ。夜がないとお月様はでてこれないし、フクロウやコウモリが動けないんだよ」って言ってました。
そうそう。
夜は、朝と同じくらい、大事な時間なのだよね。
闇は、光と同じくらい、価値があるものなのだよね。
互いのありがたさを知るために。
互いが敵ではないと知るために。
さて、来週はAdvent Gardenです。
こちらも大好きなイベント。
楽しみです。
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