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人生を切り売りしたエッセイみたな駄文を綴るよマガジン

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プロフィールがわりの雑記みたいなもん。 しょうもないことしか書いていないが何気に一番力が入っている。 笑えて泣けて考えさせられる記事ばかりである(私が)
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記事一覧

長女が学校を脱走したのはその血の運命(さだめ)だった話

長女が学校を脱走したのはその血の運命(さだめ)だった話

 8月。
 地獄の夏休み真っただ中である。
 去年まで学校行き渋りがひどかった長女氏だが、6年生の1学期は頑張って登校した。
 病欠も多少はあったが、不登校までは行かなくとも毎月行き渋って休んでいた去年に比べたら信じられない進歩である。
 何より、自分の意思できちんと登校していることが感慨深い。
 いや、それだけではない。
 我が強く、考えなしで、一切の未来予測をせずに今だけ生き続けて来た長女であ

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来世はパンダに生まれ変わりたいと本気で考えている話

来世はパンダに生まれ変わりたいと本気で考えている話

 皆さんは、輪廻転生というものを信じているだろうか?
 いわゆる、生まれ変わりというやつである。
 私はめっちゃ信じている。
 より正確に言うならば、輪廻転生はある、という前提で生きることにしている。
 この何もかもがままならない浮世で生を送るには、生まれ変わりを信じた方が気が楽だと思っているからだ。
 たとえ今世うまく行かなくても、来世はうまく行くかもしれない。
 そんな希望を持てるからだ。
 

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この世で一番切ないサボテンの話

この世で一番切ないサボテンの話

 我が家の2軒隣に、かつてとても仲の良い老夫婦が住んでいた。
 6年前に奥さんが亡くなって間もなく、ご主人も後を追うように亡くなった。
 高齢化の進んでいる地域だったこともあってか、ご夫婦は小さい子連れで引っ越して来た我々家族にとても良くしてくれた。
 長女のためにお菓子やアイスをわざわざ常備してくれていて、道端で会うとニコニコと渡してくれた。
 私のお腹に次女が出来た時も、産まれるのを楽しみにし

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小学生時代に学芸会でしれっとエアオルガンを演奏した話

小学生時代に学芸会でしれっとエアオルガンを演奏した話

 私はいわゆる器用貧乏ではあるが、運動と楽器だけはてんでダメである。
 運動神経は幼少期に私の身体から乖離してしまったようなので仕方ない。
 楽器に関してはまるで興味がなかった。練習せずともある程度できるものならそれなりの興味を持つかもしれないが、もう、練習が、嫌。音を奏でるために割くコストなど持ち合わせていない。そんな暇があるなら、お絵描きをしたり、妄想をしたり、本を読んだりしていたかった。音楽

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歳を取って10キロ太ったらめちゃくちゃ生きやすくなった話

歳を取って10キロ太ったらめちゃくちゃ生きやすくなった話

 【有料設定ですが無料で最後まで読めます】 

 自分で言うのも何であるが、若い頃の私は可愛かった。

 いや待ってほしい、年寄りの昔は良かったって話じゃないんだ、過去の栄光話をするつもりじゃないんだ、6話から面白くなってくるタイプのアニメを勧められてると思いながらちょっとだけ我慢して聞いて欲しい。12話まで見たのに面白くなかったらそれは謝るわ、ごめん。

 本題を始める前に、前提として20代の頃

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年長と千鳥と試行錯誤のジェンダー教育

年長と千鳥と試行錯誤のジェンダー教育

 うちには年長さんの次女がいる。この次女、芸人の千鳥さんが大好きである。千鳥の面白さが年長さんにも分かることにちょっと感心しながら、母は黙って毎週日曜に放送されている「テレビ千鳥」を録画している。
 先日のテレビ千鳥の内容は「野球盤で遊ぶんじゃ」。千鳥の2人が野球盤で遊ぶ企画である。次女は毎週月曜の朝、幼稚園に行く前に録画消化をする。今朝私がテレビの前を通過した時には、どういう経緯かは見ていないが

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冬休みは地獄と言いながらなぜ皆さん笑ってられるんですか私はもうだめです

冬休みは地獄と言いながらなぜ皆さん笑ってられるんですか私はもうだめです

 ※これはただの愚痴の駄文であることを先に申し添えておく。

 学校と幼稚園が長期休暇に入った。
 あまりの地獄っぷりに限界突破しそうだったので「冬休み 地獄」で検索してみた。おお、居る居る、地獄だと嘆いている同胞たちがこんなにもたくさん…たく…?…?????????????????
 目頭をつまみ天を仰ぐ。あれ地獄ってそんなゆるフワなもんだっけ?いや行ったことないけどさ。地獄だからちょっとでも楽

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「晩ご飯何がいい?」「何でもいい」問題が勃発しないタイプの主婦の話

 夫婦間の永遠の課題の一つとして「晩ご飯何がいい?」「何でもいい」問題というものがある。主に食事を作る側の人間が献立に悩んで家族に「何がいい?」と聞いた時に「何でもいい」と返って来るので困ったり怒ったり悲しんだりしてメンタルに負荷がかかってしまう定番の家庭問題である。主に食事を作る側の人間=妻、献立を聞かれる家族=夫で起こることが多い。
 私は家庭では主に食事を作る側の人間であるが、実はこの「ご飯

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やむを得ない事情で夫の尻にエ○マグラをぶっ刺した話

やむを得ない事情で夫の尻にエ○マグラをぶっ刺した話

つい先日のことである。
病院から帰った夫氏が開口一番こう言った。

「前立腺マッサージを勧められた」

当記事は何のとは言わないけど何かの参考になればいいなーとふんわり考えた腐女子が残尿感の強い一般男性の尻に前立腺マッサージ器具を挿入した体験をレポートするものである。(※エネ○グラ使用レポです)

※注意書き
・当記事ではあくまで医療目的で前立腺マッサージを行った様子をレポートしますが性質上・性格

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生理だと思ったら流産してた時の話

現在2人の子どもを育ててるわけですが、上の子に性教育をするのにあたってちょっと思い出したので書いときます。流産なのに生理だと思ってしまうという話は結構多いそうなので、どなたかの参考になれば。
流産のくだりは人によってはグロいと感じる場合もあると思ったので途中から有料記事になっています。グロ耐性のない方は、それでも情報が必要な場合のみ閲覧して頂けたらと思います。
20代後半のころの話です。

化学的

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ママ友にジブリネタを振ったらキングクリムゾンの攻撃をくらった話

ママ友にジブリネタを振ったらキングクリムゾンの攻撃をくらった話

私は漫画やアニメに人生を支配されている女なので、作品中の名言は日常会話で使ってやろうと目をぎらつかせて生きている。
そして使う時は、ここだァァァァーーーーーッッ!!!!!というタイミングドンピシャで凸と凹がぴたりとはまるように最高の形でエスプリを効かせて心の中でドヤ顔をしたいと思っている。
これが出来た日は最高のカタルシスを感じ、今日は良い仕事をしたと満足しながら眠りにつく。
ただし頭の回転が速い

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1980~90年代少女漫画の恋愛観に支配されていた話

1980~90年代少女漫画の恋愛観に支配されていた話

現在約40歳の私は、小学生時代に少女漫画雑誌『なかよし』を愛読していた。
当時の少女漫画購読者は集英社刊『りぼん』派と講談社刊『なかよし』派に大別されており、りぼん派がやや優勢である中、私は小学2年生から一途になかよしを購読していた。
生まれて初めてハマった漫画が、今は亡きあさぎり夕先生の『なな色マジック』だったからである。
また、セーラームーンの原作者竹内直子先生がめきめきと頭角を現してきた時代

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