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株主優待といえば「桐谷広人」さんのお金の使い方が凄かった

先日Yahoo!ニュースの記事で、株主優待の名人として有名な、桐谷広人さんの記事を読んだ。

4ページに渡る記事となっており、内容は、作家の原田ひ香さんという方が出版した「小説『財布は踊る』」という本の出版告知を兼ね、彼女と桐谷さんの対談形式の記事となっていた。

そして記事の中で説明されていた、桐谷さんの節約術がとてもレベルが高いことに驚くこととなった。

【桐谷さんと言えば、、、】

記事の中でも紹介されていたが、桐谷広人さんと言えばまさに「株主優待」である。記事のなかでは彼の事を「優待名人」と表現していたが、まさにその通りだと感じた。彼を特集したテレビ番組で、彼が自転車を一生懸命に漕ぎ、株主優待券を余すことなく利用している姿がとても印象に残っている。そんな彼の肩書が、プロ棋士・投資家と書かれており、将棋のプロであったという事にも驚いた。調べたところによると2007年にプロ棋士は引退しているそうだ。

【桐谷さんの節約術】

桐谷さんと言えば投資家、または「株主優待」というイメージが強い。投資家としては既に4億円が目の前となる資産を形成しているという事だ。

このようなイメージとがあると、お金はどのように使っているのだろう?とちょっと覗いてみたくなるが、記事の中で紹介されていた桐谷さんは前回の投稿「厚切りジェイソンが家族全員が一生困らない財産を築いた方法」で紹介した、厚切りジェイソンさんの節約術ととても似ていると感じた。

厚切りジェイソンさんは足が移動手段と言うほど、歩ける範囲であれば交通費の節約を実践するという事だ。家族全員が生涯困らないほどの資産を形成している中で、ワインはバリュープライスのものを箱買いしているという。高価なワインを飲みそうなところだが。

そして桐谷さんは次のような節約に取り組んでいるという事であった。

  1. 移動手段は基本的に「自転車」である。多少の雨であれば、カッパでしのぐという事だ。しかもこの自転車は株主優待でもらった自転車だそうだ。

  2. テレビなどのロケで新幹線での移動があるときに、番組制作会社に「グリーン車に乗っていいですよ」と言われても、絶対に乗らない。タクシーにも極力乗らず、自転車か電車が基本(自分のお金だけでなく、人のお金も節約するということだ)

  3. 外食先で食べきれなかったご飯はビニール袋に入れて持ち帰る

  4. 紙コップや割りばしも持って帰って、家で洗ってまた使う(地球温暖化が気になるということだ)

  5. シャワーの水がお湯になるまで水を必ずバケツに溜めて、洗濯に使っている

  6. 株主優待券を徹底して使う:マクドナルドでは、株主優待券を利用し、好きなハンバーガーをもらい、無料のトッピングを3つまでつけてもらう(トマトを3枚にするそうです)、株主優待を利用して秋葉原の「うな匠」で鰻を食べる

記事の中で桐谷さんは「とにかく無駄遣いがきらいでね。」と言っている。

この嫌いな事には徹底しているようで、上述したようにシャワーの水がお湯になるまでの水を溜め、洗濯の際に使うという徹底ぶりには驚いた。

【金融リテラシー】

今回の記事の桐谷さん、そして前回の投稿の厚切りジェイソンさんの節約を読み、彼らのお金に対する姿勢は、「お金の教育」で取り組む学習テーマである「使う」事を追及した終点を見たような気がした。すなわち、金融リテラシーがとても高い2人であるという事だ。

お金の教育ではお金をいかに使わないで使うかというスキルを磨いていく。

お金は使ったら二度と戻ってこない。なので、資産を形成しているようなステップであれば、お金は使わないに越したことがない。なぜならば、投資の「タネ銭」にお金を回すことが出来るからだ。

また、必要なものを購入する際も、出来るだけお金がかからないようにするスキルも学習テーマとなる。どこで買えばより安いか、またどのような方法であればより割引やポイント還元が得られるかなどをスキルとして身に着けていくのだ。

さらにはメルカリなどを利用して、そもそもモノを安く手に入れるという方法も学習においては大切な学びとなるのだ。

そして今回の桐谷さんは株主優待を利用することで「食費」を徹底的に下げているように読み取ることが出来るのだ。

食費はどうしても出費がある。しかしこの食費を株主優待で手に入れることが出来れば、よりおいしいものをお金をかけない方法で食べることが出来るわけだ。

また、株主優待を利用して外食をしているため、常に「わびしい」食事をしているという事ではないはずだ。先ほども述べたが、ある時はウナギを食べているのだから、むしろ豊かな食事をとることが出来ているのではないであろうか。

株主優待券を使った節約方法の他にも、水を節約したり、紙コップや割りばしなども持ち帰って再利用するという徹底ぶりも紹介されている。

ここまでくると、お金の節約というよりも、モノの節約に取り組んでいると言ってもいいのかもしれない。

彼はそれを「無駄遣いが嫌い」とひと言で片付けているが、実はこのような取り組みが出来るという事は、それだけお金を「使う」ことにおけるリテラシーが高いという事であり、さらには無駄遣いを省くことへのリテラシーも高いということになるだろう。そうでなければ、上述したような取り組みを続けることなどできないからだ。

【資産形成に取り組む為には運用以外にも学ぶべきことがあるのだ】

桐谷さんと厚切りジェイソンさんは資産形成で成功し、FIREを達成している。

資産形成は「運用」に置ける成功だと考えられがちだが、実は運用資金の捻出のためには両者とも徹底的に節約に取り組んだという事になる。

お金の教育では「稼ぐ・使う・貯める・運用する」という4つの学習に取り組むが、これらのスキルを一つ一つ伸ばした先にFIREはあるのだと思う。

もし運用することに長けていても、浪費癖が抜けないとFIREの状態を維持するのは難しくなるだろう。なぜならば、贅沢を優先させると、資産そのものを切り崩すことに繋がるからだ。FIREした状態で生活を営むのであれば、資産がもたらしてくれる所得の中で倹約しながら、生活を営まなければならないのである。

もちろん資産がもたらしてくれるお金が何億もあればその中で贅沢を楽しむ分には良い。しかし、資産がもたらしてくれる所得を超えてお金を使うような場合、やはり資産がいつか出費に耐えられなくなる時が来てしまうのである。

桐谷さんや厚切りジェイソンさんは著名でありながらFIREしている。しかしながら彼らの共通点はお金を節約することに見出すことが出来るのだ。

FIREを本気で目指すと、「運用資金」の大切さはすぐに分かる。

運用資金が多いのと少ないのとでは積立投資であったとしても将来の獲得出来るお金の金額を大きく左右することになる。仮にそれがひと月、数千円であってもなのだ。

「お金持ちから学ぶことは〇〇する事である」というようなフレーズを見聞きするが、この2人からは、金融リテラシーのスキルである「節約」という、お金の教育における「使う」方法を学ぶことが出来るのだと考えることが出来ると感じている。

彼らの取り組みから一つ一つ学ぶことはFIREを目指すためには良い学習となる事だろう。

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