厚切りジェイソンさんが家族全員が一生困らない財産を築いた方法
厚切りジェイソンさんは「お金の教育」そのものを地で生きているような方だと感じる。特にこちらの記事「僕の生き方、耐えられない人も多いと思いますよ──コツコツ投資を15年、厚切りジェイソンの“ぜいたく”な暮らし(リンクはページ下部)」を読んでその思いを強くした。
【お金を使わない、それも全くのレベルで使わない】
お金の教育ではお金の「使い方」を学習する。その際いくつか学習テーマがあるが、その一つには「必要な物と欲しいものを区別する」事がある。
補足するのであれば、例えば水分。人間にとって生きる為には「水分」が必要である。なので、水は「必要なもの」に分類される。そして、必要な水分としての「水」が手元にあるのであれば、ジュースやコーヒーなどは欲しいものに分類される。
このように「必要なものと欲しいものの区別」を知り、お金は必要なものに使うという事をまず学ぶ。
しかし学習の中で、自分が裕福になり、「自分の為にお金が働いてくれるようになり」お金に全く困らないような資産を形成できたのであれば、必要なものはもちろんのこと、欲しいものも手に入れてよい状態となると説明している。
しかしながら、すでにFIREを達成し、働かなくてもいいような資産を持っている厚切りジェイソンさんは、移動はなんと「自分の足」だと言うのである。
タクシーはおろか、「自分の足」で行けるのであれば、電車やバスなども使わないようだ。記事の取材会場に向かう際、おそらくタクシーで向かえば10~15分程度の距離だと推測できるが、「自分の足」で40分かけてインタビュー会場まで向かったそうだ。
さらには、アルコール飲料に至っても高価なワインなどは飲まず、バリュープライスのワインを箱買いしているそうだ。食に無頓着と言ってしまえばそれまでだろうが、彼は食だけでなく、飲料や移動、さらには交流関係そのものにおいても徹底して「必要なもの」のみにこだわりを貫いているように見えてくる。
【倹約の考え方】
このような考え方は実は母親から学んだそうだ。
記事の中でも紹介されているが、厚切りジェイソンさんが子供の頃、お母さんは常にクーポン券や割引券などを持ち歩いていたそうだ。そのことをお父さんは、「お父さんが稼いだお金の購買力を倍にしている」と評価していたそうだ。そして厚切りジェイソンさん自身、「節約の大切さ、1ドルの価値について、小学生の頃から考えていた」と記事の中で語っている。
このような話を聞くと、厚切りジェイソンさんは「お金の教育」そのものを幼少期に受けていたのだと感じる。
さらにお父さんからは投資について学んだそうで、ある時、もし宝くじに当たったら、そのお金をどうするか?という事をお父さんは厚切りジェイソンさんに話したそうだ。もし使ってしまったらそれで終わるが、投資をすることで、年間例えば600万円位のお金をもらい続けることもできる、というような事も教えてもらったそうだ。
「お金の教育」そのものである。
【投資を評価する】
厚切りジェイソンさんは記事の中で、「投資」を「財産の作り方について考えない人は、これから生き抜いていけない世の中になると思う、(投資は)自分の生活を守るために不可欠な作業だと思ったっほうがいい。」と語っていた。
実は私も厚切りジェイソンさんほどスマートな表現は出来ていないが、noteやGAZKID$のサイト、さらにはYouTubeを通して同じ様なことを説明してきた。
投資は生活を守るために不可欠な作業になってきているのである。
今後日本ではインフレが進み、税金も上がり、さらには年金は目減りするようになっていくと考えている評論家たちは少なくない。それだけ、少子化と高齢化が進んだ日本は取り組まなければならない社会的な課題が大きくなっていると見ることもできる。
このような社会背景がある中で、投資作業は好きとか嫌いとかではなく、取り組まなければならないものとなってきたのである。
【厚切りジェイソンが資産を形成した方法】
厚切りジェイソンさんは20代の頃から投資に取り組んでいるようだ。そして現在は家族全員が困らない分の資産を作り上げたようだ。
どのようにこのような資産を築いたのか?
それは「支出を減らして、全米インデックスファンドを買うだけ」だそうだ。
とてもシンプルである。
しかし、これだけの事をやったかやらないかで、資産形成に大きな差が生まれるのである。
厚切りジェイソンさんが投資に取り組んだのは15年くらいという事だ。もちろん15年で家族全員が困らないような資産を形成できたのは、IT企業としての役員報酬やお笑い芸人として手に入れた収入も投資に回していると考えることができる。
しかし20代から取り組んだ経験がなければ、数多くある金融商品の中からインデックスファンドに投資して資産を形成するというような判断はなかなか出来なかったであろう。
しかしながら、彼は20代から取り組んだ投資経験を活かし、稼いだお金をなるべく使わずに投資に回すことで2年前にFIREの状態を達成することが出来たのだと言う。
【まとめ】
お金の教育のゴールは、社会と健全に関わるスキルを身に着け、経済的に自立し、より豊かな人生を実現できるようになることにある。しかし究極的なゴールは、教育を受ける子供たちがゆくゆくはFIRE出来るような状況を築いてもらう事にあると言っても過言ではない。教育のいたるところにFIREを志すことができるヒントが織り込まれているからだ。
お金の教育の開発をするようになり学んだことは数多くあるが、実際にお金の教育を受け、そしてFIREを達成した厚切りジェイソンさんの生き方、そして知恵には学ぶことが多くあるような気がしてならない。
補足情報のサイト:
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