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金融リテラシーが向上すると将来に対する希望が生まれる?

そもそも金融リテラシーという言葉の意味がよく分からないわけだが、金融経済教育推進会議によれば、金融リテラシーとは「国民一人ひとりが、より自立的で安心かつ豊かな生活を実現するため」に身に着けるべきスキルであり、そのスキルの詳細は以下8つのカテゴリーに分類させれている。

1.適切な収支管理
2.ライフプランの明確化およびライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解
3.(金融商品などを含む)契約にかかる基本的な姿勢の習慣化
4.金融経済教育において基礎となる重要な事項(金利(単利、複利)、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターン等)や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解
5.自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾病・火災等)が何かの理解
6.無計画・無謀なカードローン等やクレジットカードの利用を行わないことの習慣化と住宅ローンを組む際の留意点の理解
7.人によってリスク許容度は異なるが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解
8.金融商品を利用するに当たり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解

金額リテラシー・マップ

【金融教育で学ぶこと】

金融経済教育推進会議の解釈はとても詳細であるため少し分かり辛くなっているが、家庭で取り組む金融教育を通じて金融リテラシーに取り組むと学習テーマは次の4つとなる。
1.稼ぐ
2.使う
3.貯める
4.運用する

そしてこれらの4つを学ぶ事は金融経済教育推進会議で取り扱っている8つのスキルを総合的に網羅しているといえる。保険などに関しては「稼ぐ」そして「貯める」という事に自分の力の限界を知り始めることで、自然と学習しなければならないテーマとして取り組むことになっていく。

【金融教育で得られる金融リテラシーの向上】

我が家では実際に家庭で金融教育に取り組み1年と1カ月が経過したが、子供たちに「稼ぐ」事、そしてお金を「使う」事を通じて、自分が出来る範囲で少しでもお金を多く「稼ぐ」ことにチャレンジし、お金を「使う」ことにおいては「使う時にいかにお金を使わないか」という事を学んでいる。

自分が出来る範囲で「稼ぐ」というチャレンジは〇〇に家族で取り組むと金融教育の場になるでも触れたように例えば「メルカリ」などを利用して不要となったものを販売するという取り組みをしている。

さらに「お金をいかに使わないか」という方法に関しては中学生が電子決済を利用しまくっている件でも触れたように、ポイントをより多く手に入れる買い物の方法を色々と試したりしている。

これらは金融経済教育推進会議で定めた「適切な収支管理」の学びへ繋がっていく。

加えて、「貯める」ことに学習を進めると、自分で「貯められる金額の限界」がまず初めに分かってくる。だからこそ、万が一の為のお金は「保険商品」に頼る必要があることを学んでいく。

そして「運用する」事に取り組むと、金利やリターンに関しても当然学びを進めることとなる。

【金融リテラシーの向上で見えてくる娘の為の貯金】

子供たちに金融教育を施す中で私自身の金融リテラシーも一歩一歩向上している。

そして向上したスキルから一つ気が付いたことがある。

それは次女の為の貯金の方法である。

今親子で「運用する」ことにチャレンジする中で私自身も投資信託を運用している。積み立て投資信託の金額を〇〇〇円増額した!でも触れたように、毎日6銘柄に対し合計1000円を積み立てるという運用を行っている。

その中で「利回り」という事を学び始めた。

私が運用している投資信託の平均利回りはそれぞれを全期間で見ると「35%/年」となっている。

そして現在次女の為に毎月3万円を35%の利回りで運用すると次女が中学校を卒業する頃、高校を卒業する頃、そして20歳になった頃はそれぞれ理論上以下の通りの金額となっている事が分かる。

  • 中学を卒業する頃(13年後):90,173,659円

  • 高校を卒業するころ(16年後):255,709,972円

  • 20歳になる頃(18年後):510,827,844円

ちょっと驚くような金額であることが分かる。

もちろんこのように毎年本当に35%の利益が出るのであれば理論的には上記の通りになるが、社会的な状況などが左右し上記の通りにはならないリスクもある。

現実路線で考えて3万円を貯金し続けるとどうなるかは以下の通りだ。

  • 中学を卒業する頃(13年後):4,680,000円

  • 高校を卒業するころ(16年後):5,760,000円

  • 20歳になる頃(18年後):6,480,000円

どうでしょうか?

金融リテラシーが身につく前は上記のような計算は保険の担当者にやってもらったことはあるものの自分でやったことはなかった。しかし運用に取り組み半年で10%近くの含み益(自分が買っている投資信託の評価額に基づく計算による)が出ていた経験をし、この「利回り」という指標を知るようになった。

そして「複利」という仕組みについても知識を少しずつ深めることになっていった。

そして、上記のような計算をさっとするようにまでなったのである。

もちろん自分でも上記が理論的な計算であることは分かっているし、現在のような社会情勢の場合、半年で10%近くの含み益が、1年経った今-8.78%の含み損が出ている事も経験しているので理論が毎日の現実に必ず反映されるとは考えていない。

しかし投資に長期に取り組むとなると、相場というものが常に上昇の道をたどることを理解してくると、また一時的な下落相場に対する考え方も変わってくるのである。

そしてこのような考え方の変化こそ金融リテラシーがスキルアップしている事を意味する一つとなるのである。

【分からない将来の為に出来ること】

確かに将来のお金に関して悩みが尽きることはない。しかしながら、金融教育に取り組み、金融リテラシーが向上すると、自分の「稼ぎ」を上手に「使い」、一部は「貯め」一部は「運用」に回し、さらには万が一の為に一部は「保険」などにお金を回し、上手に将来の為のお金の準備を進めて行くことが出来るのである。

それぞれが「稼ぐ」量にもよるだろうが、現在私は毎月だいたい3万5千円程度を「運用」に当てている。理論的に考えると、10年後には36,597,809円の評価額となっており、15年経てば210,933,533円となっている。

毎月3万5千円程度であれば、将来の為に「運用」に回しても2億円とまでは行かずとも15年後に数千万円になっているのであれば、ただ貯金し続けても630万円にしかならないと考えれば相場の価格変動のリスクをとっても運用に回してもいいだろうと考えることが出来るのである。

【あくまでも個人の考えである】

私は「運用」を学び始めてたかだか1年の投資ど素人である。なので、この投稿で綴った事をプロや経験者から見れば間違いなく穴だらけであろう。

しかし、金融教育を通じ、少しずつ金融リテラシーのスキルアップを手に入れ、自分の今運用に回している3万5千円が少しでも資産を増やす可能性になることを知れたことをとても嬉しく感じているのである。

金融教育に取り組み続けることでさらに私の金融リテラシーがスキルアップするとまた別の見方や考え方を手に入れ、この記事の内容を鼻で笑う事になるかもしれない。

しかしながら、少しだけでも理解できた金融リテラシーのスキルから見えてきた将来への希望は今の瞬間は学習の成果として嬉しく感じているのである。

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