〇〇に家族で取り組むと金融教育の場になる
「不要になったものを売る」という方法が13歳からの億万長者という本の中で「稼ぐ」方法の一つとして紹介されている。「稼ぐ」というのは金融教育の中で大切な要素の一つである。機会があったので我々家族はメルカリで不要なものを売るという教育にトライしてみた。
カードには価値がある!
中1男子がカードゲーム用のカードに散財したのは以前の投稿お小遣いが多くなった中1男子が始めた〇〇でも触れたとおりだ。
彼のスマホにはメルカリアプリがダウンロードされており、自分が引き当てたカードの金銭的な価値をいつも調べており、「このカードは〇〇円の価値がある!」というような事をいうようになっていた。
そのような親子間での会話が進み、とうとう売ってみるということになったのだ。
1.商品を写真を撮影する
メルカリを使用した事があれば経験があると思うが、メルカリでものを売る場合まずは商品を写真に収める必要がある。
なので、妻と中1男子の息子は売りたいカードの写真を一緒に撮影することとなった。
妻はメルカリをたびたび利用して不要なものを売ったりしていたので、上手に写真をとることの大切さを中1男子に説明しつつ撮影を行っていた。
このプロセスでまずはものを売るときに商品をなるべくよく見せるという事を体験出来たわけだ。
2.価格設定を行う
商品の画像が用意出来たらいよいよ価格設定になる。
中1男子は高値で売れた金額を参考に金額設定を行った。
ここで妻と中1男子の間に議論があった。高値では売れない。実際の取引価格がその時の「相場」となるので、「相場」に合わせた金額設定が大事であるという事だ。
ただ、金融教育であるので、最終的には我が家の中1男子が設定したいと言った価格を設定した。
モノの値段を設定するという事も体験出来たわけである。
3.買い手がつかなければ価格を調整する
相場をはるかに上回る金額で設定していた為、当然売れていかない。
そこで1週間が経ち、値段の設定変更を実行することとなった。
ここでも妻と中1男子の間で議論がなされ、最終的には「〇〇日限定価格」で相場よりも少しだけ下回る金額を再設定した。
すると1日も経たないうちに売れてしまったのだ。
相場にあった値段設定を体験することとなった。
4.売れたら丁寧に梱包して発送する
最後のプロセスは売れたものを発送するという作業だ。
ここでも妻と中1男子の議論があった。それは受け取り側の気持ちを考えた梱包を施すという事だ。
せっかく買ったものがぐちゃぐちゃに梱包されて送られてきたらがっかりするだろうといういうことだ。
さらに、1枚数千円で購入してもらったカードを雑な梱包で送り、万が一折れたりしたらクレームが付き返品となることも説明した。
モノを販売するという責任について学びを得る事が出来たわけだ。
実際に自分でものを売るという体験はプライスレス
メルカリでカードを売るという手段を使い、自分の不要なものを売って「稼ぐ」という学習体験を得ることが出来たわけだが、実際に子供と一緒にメルカリでモノを売るという体験は家族にとっても貴重な体験となった。
これは夫婦間で取り組むのとではわけが違った。
すなわち、我々大人にとって、物販は言って見れば経験が豊富だ。特に買い手での経験は日常的に体験している。なので、経験上分かり切っている事がある。そしてそれらの分かり切っている事の上でメルカリなどではものを販売するわけだ。しかしそれらの事を子供たちは実は「分かっていない」うえ、大人にとっては常識となっている事を子供たちと分かち合い、学びあう事が出来たのは、想像を超えて有意義な教育の場となった。
カードの代わりに得た「稼ぎ(お金)」
今回のメルカリでの物販で我が家の中1男子はプレミアカードを3枚売り、合計7000円程度の収益を上げることが出来た。
売らなければ引き出しにしまいっぱなしだったカードが本当にお金に変わったのである。本人も売れたときはとても嬉しそうだった。
そして何よりも自分には不要でもほかの人には価値のあるものがあり、それを売るという「稼ぎ方」があるという事も学ぶことが出来たのは本当に大きな学習体験となったと感じている。
加えて、我々親も売ることを手間に感じ、捨ててしまう選択が続いていたが、改めてメルカリというプラットフォームを利用し不要なものを売ってお金を「稼ぐ」というスキルの大切さを学ぶこととなった。
このからくりを家族単位で上手に使えるようになれば、例えば人気のある小説なんかはメルカリで購入し再度メルカリで売れば「実質タダ」、もしくは送料程度で本を読むことができることにもなるのである。
いかに出費を減らすか(お金を使わない)、、、は金融教育においては大切なスキルとなるのだ。
金融教育を子供たちに施す中、実は我々夫婦も少しずつ金融教育を受けていた事を痛感する事となったのである。
メルカリでの販売体験を通じて金融教育はさらに進んでいく
中1男子が自分のカードを売りお小遣いを「稼いだ」。
メルカリでカードを販売している人たちがどのように売っているかを参考にするとまだまだ売れるカードはあるようだ。
自分には不要になっても、他者にとってみれば価値のあるものは確かに存在する。
そして実際にそのような経験を得たことはお金という事を学ぶ上で得るものは多かったであろう。
我々親も同様に学ぶことが多い経験となったのである。
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