アディ先生

できない教師が考える『できる教師になるためには、、、』をテーマに執筆しています。未熟な…

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できない教師が考える『できる教師になるためには、、、』をテーマに執筆しています。未熟な私なりに様々な提案をしています。 小学校教員・体育と国語の専門・学級経営に興味あり。 Twitterもよければ覗いてください。 https://twitter.com/@YYT56864361

記事一覧

教室における安心感が求められる時代に教師ができることは何か。

 今回の内容は「教室における安心感」をもとに考えていこうと思います。というのも、最近よく「自己調整学習」「自由進度学習」などの輝かしい「言葉」を目にする機会が増…

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教育における理論と実践をどう捉え、現場に活かしていくのか。

私は今、現職教員の派遣という形で教職大学院に通っています。長い教師生活の中で実践を繰り返してきましたが、「理論について学びたい・深堀したい」というような思いから…

アディ先生
3週間前
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成長する教師に必要な力とは何か ~日本とアメリカの教員養成に関する違いに着目して~

①はじめに  私たち教師は毎日当たり前のように授業を行っている。「それが教師の仕事でしょう」と言われればまさにその通りであるが、それほど教師にとって授業とはある…

アディ先生
1か月前
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「不易流行」から考える教育

 今回は「不易流行」という言葉をテーマに、今の教育とこれからの教育について考えていきたいと思います。  昨今、「個別最適な学び・協働的な学び」というようなインパ…

アディ先生
1か月前
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個別最適な学びと協働的な学びの充実を踏まえた学級経営の重要性

 今回のテーマは「個別最適な学び」「協働的な学び」の実現を学級経営という視点からどのように充実させるのかについて考えていきたいと思います。私自身、「個別最適な学…

アディ先生
1か月前
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心理的安全性を用いた学級経営に必要な考え方を説明します!

 今回は「心理的安全性×学級経営」をテーマに考えていきたいと思います。私自身、小学校教諭10年を経て今は現場を一時的に離れて教職大学院にて学びを深めています。学…

アディ先生
1か月前
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教師に必要な資質・能力とは何かを探る。

 私は小学校教諭を10年勤め、今は現場を離れ教職大学院に通う学生として過ごしています。現場ではそもそも「学校とは存在していて当たり前」「学習指導要領に示されてい…

アディ先生
2か月前
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教諭歴10年を経て、現場を離れて大学院へと進んだ人のお話。

 今回は私の身の丈話をしていこうかなと思います。私は教師を始めて10年が経ち、今現在は教師歴で言うと11年目に突入している段階です。小学校教師として2校を経験し…

アディ先生
2か月前
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心理的安全性を高める2つのリーダーシップについて考える。

 今回は教師の「リーダーシップ」という点に着目して話していきたいと思います。今回どうして教師のリーダーシップと心理的安全性をリンクさせたかですが、教室に心理的な…

アディ先生
2か月前
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学校において心理的安全性を意識することで見えてくるものとは?

 今回は子ども目線に立った時に「心理的安全性」という概念が子どもたちにとってどのようにプラスに働くのかを考えていきたいと思います。  そもそも、心理的安全性とい…

アディ先生
2か月前
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心理的安全性を高める教師の在り方とは?

 今回は「心理的安全性を高める教師の在り方」について考えていきたいと思います。みなさんは心理的安全性と聞いて「子ども同士の関係性が安心感を生む」と考えている人も…

アディ先生
2か月前
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心理的安全性×学びの共同体で学級経営を充実させる

 今回のテーマは「学びの共同体」と「心理的安全性」を意識した上で学級経営がどのように向上していくのかという視点を明らかにしていこうというものです。私が勉強してい…

アディ先生
3か月前
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学級経営×ポリヴェーガル理論で、心理的安全性を育む教室の実現。

 今回のテーマは心理的安全性の構築を脳神経レベルの話から考えていきたいと思います。脳神経・・・と聞いてかなり難しく感じる方もおられるかと思いますが、そこまで難し…

アディ先生
3か月前
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グループ・アプローチで高める心理的安全性について

 今回は心理的安全性について、教室という場所において「どのように具体的にアプローチをかけていくのか」という視点を明らかにしていこうかなと思います。よく心理的安全…

アディ先生
3か月前
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教師が知っておきたい、教室における安心・安全の理解について。

 今回が教室における安心感や安全感について考えていきたいと思います。私はかねてから教室における心理的安全性について考えてきました。教室で子どもたちが心理的に安全…

アディ先生
3か月前
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学級における心理的安全性を教師のリーダーシップから考える。

①はじめに  今回も心理的な安全性に焦点を置いて、「具体的に心理的安全性を育むのに必要な教師のマインド」という視点で記事を書いていこうと思います。  まず初めに…

アディ先生
4か月前
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教室における安心感が求められる時代に教師ができることは何か。

教室における安心感が求められる時代に教師ができることは何か。

 今回の内容は「教室における安心感」をもとに考えていこうと思います。というのも、最近よく「自己調整学習」「自由進度学習」などの輝かしい「言葉」を目にする機会が増えました。もちろん、私自身はそのような傾向には大きく賛同で、子どもたちが自己決定をもとに自信の自律性を高めながら学習を進めていくのは、これからの日本社会において必須のことだと感じています。特に私は教師の管理主義的なビリーフやそれに伴う指導行

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教育における理論と実践をどう捉え、現場に活かしていくのか。

教育における理論と実践をどう捉え、現場に活かしていくのか。

私は今、現職教員の派遣という形で教職大学院に通っています。長い教師生活の中で実践を繰り返してきましたが、「理論について学びたい・深堀したい」というような思いから、教職大学院への道に進むことを決めました。立場的には来年度は現場に戻り、学んだ理論を実践に活かしていく形になります。そこで今回は「教育界における理論と実践について」自分なりに考えを述べていこうと思います。

①理論か実践かの二項対立

私が

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成長する教師に必要な力とは何か ~日本とアメリカの教員養成に関する違いに着目して~

成長する教師に必要な力とは何か ~日本とアメリカの教員養成に関する違いに着目して~

①はじめに

 私たち教師は毎日当たり前のように授業を行っている。「それが教師の仕事でしょう」と言われればまさにその通りであるが、それほど教師にとって授業とはある種の「当たり前」のものであると捉えられている。小学校教師であれば、一日五コマから六コマほど、毎日のように授業を行うし、中学校や高等学校でも担当する教科を学級・学年は変われど、どこかで何かしらの授業を行う。「教師=授業で勝負」なんていう言葉

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「不易流行」から考える教育

「不易流行」から考える教育

 今回は「不易流行」という言葉をテーマに、今の教育とこれからの教育について考えていきたいと思います。
 昨今、「個別最適な学び・協働的な学び」というようなインパクトのある言葉が教育界隈では飛び交っています。この2つの概念は何も二項対立のように、相反するものではなくお互いがお互いにポジティブな影響を与え合う互恵的な存在であると私は捉えています。要はその使い方次第です。そして、今までは「教師の使い方」

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個別最適な学びと協働的な学びの充実を踏まえた学級経営の重要性

個別最適な学びと協働的な学びの充実を踏まえた学級経営の重要性

 今回のテーマは「個別最適な学び」「協働的な学び」の実現を学級経営という視点からどのように充実させるのかについて考えていきたいと思います。私自身、「個別最適な学び」「協働的な学び」などの言葉に関して少しばかりの嫌悪感を抱いており、そこまで深く学んでこなかった経緯があります。所謂「食わず嫌い」のような状況であり、学ぶべきものを学ばずにして無知の状況から否定的な考え方に至っていたような感じです。
 し

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心理的安全性を用いた学級経営に必要な考え方を説明します!

心理的安全性を用いた学級経営に必要な考え方を説明します!

 今回は「心理的安全性×学級経営」をテーマに考えていきたいと思います。私自身、小学校教諭10年を経て今は現場を一時的に離れて教職大学院にて学びを深めています。学級経営や集団づくりに関して学んでいるのですが、研究テーマは「教室における心理的安全性の効果」について研究しているところです。昨今、企業における心理的安全性の効果が脚光を浴びその有用性が叫ばれていますよね。そもそもこの概念は、Googleが行

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教師に必要な資質・能力とは何かを探る。

教師に必要な資質・能力とは何かを探る。

 私は小学校教諭を10年勤め、今は現場を離れ教職大学院に通う学生として過ごしています。現場ではそもそも「学校とは存在していて当たり前」「学習指導要領に示されていることを子どもたちに教育するのが当たり前」として捉え、その行いに1つの疑いもなく過ごしてきました。しかし、大学院には実に様々な方がおられます。「そもそも学校は必要なのか?」「学級はどうして必要なのか説明できる?」「学習指導要領に縛られること

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教諭歴10年を経て、現場を離れて大学院へと進んだ人のお話。

教諭歴10年を経て、現場を離れて大学院へと進んだ人のお話。

 今回は私の身の丈話をしていこうかなと思います。私は教師を始めて10年が経ち、今現在は教師歴で言うと11年目に突入している段階です。小学校教師として2校を経験し、昨年度までは現場で担任として日々邁進するような毎日を送っていました。
 しかし、今年は立場が大きく変わり、地元にある教育大学の教職大学院で日々学んでいます。この記事では私がどうして大学院進学に至る心境になったのかや、大学院に進学することで

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心理的安全性を高める2つのリーダーシップについて考える。

心理的安全性を高める2つのリーダーシップについて考える。

 今回は教師の「リーダーシップ」という点に着目して話していきたいと思います。今回どうして教師のリーダーシップと心理的安全性をリンクさせたかですが、教室に心理的な安全性をもたらすのは教師です。「それは子どもだ」と異論を唱える方もおられるかと思いますが、そのように子ども同士をつなげているのは間違いなく教師です。「子ども同士によって心理的安全性が高まった」というのは、その指導行動主である教師が仕掛けてい

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学校において心理的安全性を意識することで見えてくるものとは?

学校において心理的安全性を意識することで見えてくるものとは?

 今回は子ども目線に立った時に「心理的安全性」という概念が子どもたちにとってどのようにプラスに働くのかを考えていきたいと思います。
 そもそも、心理的安全性というような言葉が最近取り上げられていますが、私の持論では「学級経営が上手な先生や、子ども理解が上手な先生は昔から心理的安全性を教室に構築していた」と言えます。それが、今になって言葉として一役有名になっているだけです。そのような「行動レベルの事

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心理的安全性を高める教師の在り方とは?

心理的安全性を高める教師の在り方とは?

 今回は「心理的安全性を高める教師の在り方」について考えていきたいと思います。みなさんは心理的安全性と聞いて「子ども同士の関係性が安心感を生む」と考えている人も多いのではないでしょうか。もちろん、私もそのうちの1人で「子ども同士のリレーションこそが必要」と考えていたわけです。しかし、よくよく考えてみると「子ども同士の関係性をつくり出しているのは誰か?」と考えだし、その源は「教師のリーダーシップ」だ

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心理的安全性×学びの共同体で学級経営を充実させる

心理的安全性×学びの共同体で学級経営を充実させる

 今回のテーマは「学びの共同体」と「心理的安全性」を意識した上で学級経営がどのように向上していくのかという視点を明らかにしていこうというものです。私が勉強している中でこの両者はとても大きく関連していることがわかりました。2つの概念やビジョンで大切にしていることが、関連し合ったり、時には重なり合いながらポジティブな連鎖反応を起こすのではないかと考えています。私なりの見解を考えていこうと思います。

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学級経営×ポリヴェーガル理論で、心理的安全性を育む教室の実現。

学級経営×ポリヴェーガル理論で、心理的安全性を育む教室の実現。

 今回のテーマは心理的安全性の構築を脳神経レベルの話から考えていきたいと思います。脳神経・・・と聞いてかなり難しく感じる方もおられるかと思いますが、そこまで難しく考える必要はありませんし、私も最初は全く知らない概念でした、しかし、ポリヴェーガル理論から教室の心理的安全性について考えることは、子どもたちの安心感につながると考えます。特にわかりやすい理論となっているので、是非参考にしてもらいながら、教

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グループ・アプローチで高める心理的安全性について

グループ・アプローチで高める心理的安全性について

 今回は心理的安全性について、教室という場所において「どのように具体的にアプローチをかけていくのか」という視点を明らかにしていこうかなと思います。よく心理的安全性が大切だというような意見を耳にしますが、「では実際にどうすればいいのか?」というような議論がなされずにいるのが現状だと感じています。また、今までの学級経営における内容を心理的安全性と結び付け、「これで心理的安全性が高まる」と発言している内

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教師が知っておきたい、教室における安心・安全の理解について。

教師が知っておきたい、教室における安心・安全の理解について。

 今回が教室における安心感や安全感について考えていきたいと思います。私はかねてから教室における心理的安全性について考えてきました。教室で子どもたちが心理的に安全だと感じることができれば、自然と仲間とつながり合っていくだろうと考えていたのです。しかし、そもそも「安心・安全とは何か」というような点をはっきりとさせないままに考えだけが進んでいき、安全や安心という言葉を軽く扱っていたように感じます。今回が

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学級における心理的安全性を教師のリーダーシップから考える。

学級における心理的安全性を教師のリーダーシップから考える。

①はじめに

 今回も心理的な安全性に焦点を置いて、「具体的に心理的安全性を育むのに必要な教師のマインド」という視点で記事を書いていこうと思います。
 まず初めに皆さんに伝えておきたいのは、心理的安全性という言葉が世に出てきて注目を集めていますが、その言葉を有名にしたのにGoogleのある発表です。世界中から聡明な人材を集めているのに、優れた成果を挙げるチームとそうでないチームが生じるのはなぜだろ

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