アディ先生

できない教師が考える『できる教師になるためには、、、』をテーマに執筆しています。未熟な…

アディ先生

できない教師が考える『できる教師になるためには、、、』をテーマに執筆しています。未熟な私なりに様々な提案をしています。 小学校教員・体育と国語の専門・学級経営に興味あり。 Twitterもよければ覗いてください。 https://twitter.com/@YYT56864361

最近の記事

心理的安全性を高める2つのリーダーシップについて考える。

 今回は教師の「リーダーシップ」という点に着目して話していきたいと思います。今回どうして教師のリーダーシップと心理的安全性をリンクさせたかですが、教室に心理的な安全性をもたらすのは教師です。「それは子どもだ」と異論を唱える方もおられるかと思いますが、そのように子ども同士をつなげているのは間違いなく教師です。「子ども同士によって心理的安全性が高まった」というのは、その指導行動主である教師が仕掛けていることです。教師のリーダーシップの方向性が心理的安全性を生むかどうかを左右してい

    • 学校において心理的安全性を意識することで見えてくるものとは?

       今回は子ども目線に立った時に「心理的安全性」という概念が子どもたちにとってどのようにプラスに働くのかを考えていきたいと思います。  そもそも、心理的安全性というような言葉が最近取り上げられていますが、私の持論では「学級経営が上手な先生や、子ども理解が上手な先生は昔から心理的安全性を教室に構築していた」と言えます。それが、今になって言葉として一役有名になっているだけです。そのような「行動レベルの事象」は多数行われていました。  それでは、どうして最近「心理的安全性」という言葉

      • 心理的安全性を高める教師の在り方とは?

         今回は「心理的安全性を高める教師の在り方」について考えていきたいと思います。みなさんは心理的安全性と聞いて「子ども同士の関係性が安心感を生む」と考えている人も多いのではないでしょうか。もちろん、私もそのうちの1人で「子ども同士のリレーションこそが必要」と考えていたわけです。しかし、よくよく考えてみると「子ども同士の関係性をつくり出しているのは誰か?」と考えだし、その源は「教師のリーダーシップ」だと気づく に至ったのです。つまり、もちろん子ども同士の関係性は重要であるが、その

        • 心理的安全性×学びの共同体で学級経営を充実させる

           今回のテーマは「学びの共同体」と「心理的安全性」を意識した上で学級経営がどのように向上していくのかという視点を明らかにしていこうというものです。私が勉強している中でこの両者はとても大きく関連していることがわかりました。2つの概念やビジョンで大切にしていることが、関連し合ったり、時には重なり合いながらポジティブな連鎖反応を起こすのではないかと考えています。私なりの見解を考えていこうと思います。 ①わからないが言えると心理的安全性が高まる  学びの共同体で大切にすることは授

        心理的安全性を高める2つのリーダーシップについて考える。

          学級経営×ポリヴェーガル理論で、心理的安全性を育む教室の実現。

           今回のテーマは心理的安全性の構築を脳神経レベルの話から考えていきたいと思います。脳神経・・・と聞いてかなり難しく感じる方もおられるかと思いますが、そこまで難しく考える必要はありませんし、私も最初は全く知らない概念でした、しかし、ポリヴェーガル理論から教室の心理的安全性について考えることは、子どもたちの安心感につながると考えます。特にわかりやすい理論となっているので、是非参考にしてもらいながら、教室での心理的安全性の育成につなげていって頂ければと思います。 ①ポリヴェーガル

          学級経営×ポリヴェーガル理論で、心理的安全性を育む教室の実現。

          グループ・アプローチで高める心理的安全性について

           今回は心理的安全性について、教室という場所において「どのように具体的にアプローチをかけていくのか」という視点を明らかにしていこうかなと思います。よく心理的安全性が大切だというような意見を耳にしますが、「では実際にどうすればいいのか?」というような議論がなされずにいるのが現状だと感じています。また、今までの学級経営における内容を心理的安全性と結び付け、「これで心理的安全性が高まる」と発言している内容も多く見られます。まさしくその通りで、今までの数多くの学級経営に興味のある人た

          グループ・アプローチで高める心理的安全性について

          教師が知っておきたい、教室における安心・安全の理解について。

           今回が教室における安心感や安全感について考えていきたいと思います。私はかねてから教室における心理的安全性について考えてきました。教室で子どもたちが心理的に安全だと感じることができれば、自然と仲間とつながり合っていくだろうと考えていたのです。しかし、そもそも「安心・安全とは何か」というような点をはっきりとさせないままに考えだけが進んでいき、安全や安心という言葉を軽く扱っていたように感じます。今回が学校教育における教室内での安全・安心について深く考えていこうと思います。 ①学

          教師が知っておきたい、教室における安心・安全の理解について。

          学級における心理的安全性を教師のリーダーシップから考える。

          ①はじめに  今回も心理的な安全性に焦点を置いて、「具体的に心理的安全性を育むのに必要な教師のマインド」という視点で記事を書いていこうと思います。  まず初めに皆さんに伝えておきたいのは、心理的安全性という言葉が世に出てきて注目を集めていますが、その言葉を有名にしたのにGoogleのある発表です。世界中から聡明な人材を集めているのに、優れた成果を挙げるチームとそうでないチームが生じるのはなぜだろうか。」このような問題を解明するために、2012年、Googleはプロジェクトを

          学級における心理的安全性を教師のリーダーシップから考える。

          リレーションとルールの確立から見る、教室における心理的安全性の高め方。

           今回は前回に引き続き、教室における心理的安全性の高め方について考えていきたいと思います。特に教室内における具体的方法について考えていければと思っています。よろしくお願いいたします ①心理的安全性を高める要素 教室内における心理的安全性はどのように高めていけばよいでしょうか。教室内における2つの機能から考えてみたいと思います。1つ目は「教室内におけるルールや規律の確立」です。そして2つ目は「集団のリレーションの確立」です。この2つの機能が上手く作用していないことには教室内

          リレーションとルールの確立から見る、教室における心理的安全性の高め方。

          学級経営で心理的安全性を高める必要について考える。

          今回は教室内での心理的安全性の高め方について考えていこうかなと思います。と言うのも、私は現在大学院にて学級経営を専門分野として研究しています。その中で、特に『心理的安全性』という部分がこれからの教室には必要不可欠だと感じています。教師の教室内における影響には限界があります。1人の教師が30〜40人いる中ではどれだけ教師が大きなパワーを持っていても、そのパワーには限界があるわけです。子供達のパワーがポジティブに派生することによって、子供達同士の関係の中で子どもが自己肯定感を高め

          学級経営で心理的安全性を高める必要について考える。

          学級経営において、支援型のリーダーシップについて考える重要性とは

          みなさんは、学級担任としてどのような「リーダーシップ」を発揮しているでしょうか。教師は少なからず誰しも「リーダーシップ」を発揮して子どもたちと関わっています。もちろん、それはその人の個性が大きく出る部分なのでリーダーシップの形は違えど、それぞれのリーダーシップを発揮しています。そのリーダーシップが大きな効果を発揮すると、学級はとても良い方向に向かいます。3月の終わりには「このクラスで良かった!」と子どもたちが口をそろえて言っているかもしれません。しかし、逆もまた然りです。リー

          学級経営において、支援型のリーダーシップについて考える重要性とは

          これからの理想の子どもについて考える

          ①私が育てたい理想の子ども  私が育てたい子どもの姿は「自分のことを発信する力を身につけている」子どもの姿である。これからの社会は未来の不透明さが大きな問題になっている。過去数年を見ただけでも、今後どのような変化が待ち受けているのか想像するのは容易ではない。それは大人以上に今を生きる子どもたちにとって大きな影響を受ける事象の1つであることは間違いない。では、そんな時代において今の子どもたちにはどんな資質・能力が必要になってくるのだろうか。 ②これから求められる力  その

          これからの理想の子どもについて考える

          現場から大学院に入学した小学校教師の話。

           今回のテーマは大学院での学びについてです。私は小学校教諭として10年間勤務し、11年目の現在は自治体の現職教員派遣制度を使用し、1年間教職大学院にて勉強をする道を選びました。まだ入学してから1週間という短い期間ですが、自分なりに現場との大きな違いを既にたくさん感じています。1年で現場復帰という形にはなりますが、現場に1番近しい存在として、今伝えられることがたくさんあると感じています。現場の先生方の参考になりような内容にしたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 ①

          現場から大学院に入学した小学校教師の話。

          学校・学級は集団ということ。仲間づくりの意識が、教職員・子どもを育てる。

           3月も終わりのこの時期。転勤される先生方を見送り、新年度のことでソワソワしている人もおられるのではないでしょうか。私自身、これから新しい1年に向けて不安と期待で胸をドキドキさせています。  今の勤務地に私と同時に入ってきた教頭先生が転勤されることになりました。教師生活10年間で、これほどまでに尊敬し、色々なことを学べた管理職の先生はいないというほど、教頭先生からはいろいろなことを学べました。特に「職員室の雰囲気づくり」という点では、教頭先生のおかげでたくさんのことが円滑に進

          学校・学級は集団ということ。仲間づくりの意識が、教職員・子どもを育てる。

          教員の春休みの過ごし方 自分にとってのベストな日々をすごすべし

           1年が終わり、春休みに突入している先生方も多いのではないでしょうか。子どもたちと円滑な1年を過ごすことができた方もいれば、大変な1年だったと感じる方もおられることかと思います。まずは1年間お疲れ様でしたということを伝えたいと感じます。どんな1年であったとて、曲がりなりにも子どもたちと向き合い、進んできたことは本当に価値のある時間だと感じています。その得られた糧を胸に、次の1年に向けて頑張っていきましょう。  そんな今回のテーマは「春休みの過ごし方」についてです。教師としてど

          教員の春休みの過ごし方 自分にとってのベストな日々をすごすべし

          子どもとの信頼関係が全ての基盤である。そこを無くして、より良い学級は成しえない。

           先日、子どもたちの卒業式を終えました。自分にとって数年ぶりの6年生で苦難することも多かったのですが、最高の1日になりました。  いつも思うのですが、どの学年を担当していて「最後の日にその1年間の自分自身のふりかえりができる」ということです。今までやってきたこと、子どもたちと関わってきたことがどうであったのか。その総まとめの日が最後の日だということです。もちろん、全てが上手くいく1年間などあり得ません。教師自身も苦悩し、挫折し、紆余曲折しながら1年間を過ごしていくわけです。

          子どもとの信頼関係が全ての基盤である。そこを無くして、より良い学級は成しえない。