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活動よもやま話

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装いの庭の日々の出来事を紹介します。藤枝が書いています。 庭だより→活動よもやま話に名前を変えました。
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若者たちが嬉々として産地を訪問する時代

若者たちが嬉々として産地を訪問する時代

近頃、生産工場を公開するオープンファクトリーの取組が全国各地に拡がっています。先日打ち合わせをしていて、オープンファクトリーなんてものがそんなにたくさんあるのですか!?という声を聴いたのでそういう方もまだまだ多いのでしょうか。

一番最初に始めたのはおそらく新潟の「工場の祭典」でしょう。その後に続いて福井の「RENEW」があり、ハタ印が立ち上げた山梨のオープンファクトリーなどがあります。繊維産業の

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Forssa Textile Weekのキャンペーンありがとうございました!

Forssa Textile Weekのキャンペーンありがとうございました!

日曜まで開催していたForssa Textile Weekのオンラインキャンペーンが終了しました。自分たちの規模からしたら大きな反響をいただいて、とても励みになりました。

装いの庭では、若手や工場発のテキスタイルブランドの挑戦を後押しするべく、オンラインショップの運営に力を入れていきたいとずっと思っていました。今回のキャンペーンがその良いスタートになりました。

ただいま新商品として、開発に関わ

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フィンランド初日

フィンランド初日

フィンランドのフォルッサ市にやってきました。実に8年ぶり、人生では3回目の海外です。

14日の夜に日本を発ち、ヘルシンキ空港には早朝に着きました。そのまま目的地のフォルッサ市に着くには少し早かったので、ヘルシンキの街を散策しようとちょっと寄り道。ヘルシンキの街ではリノベーションの工事がいろんなところで行われているのが印象的でした。レンガの外枠は残して中をフルリノベーションしていたり、屋根の葺き替

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フィンランド2日目

フィンランド2日目

2日目。宿は少し広めのゲストハウスを利用しています。足踏みミシンやキッチン、フォルッサの街のアルバムなどもありアットホームです。

二日目はフィンランド在住の日本人テキスタイルデザイナー・島塚絵里さんも合流して本格的にAnu Tuominenと伊藤尚美さんの展示の準備を行いました。

お互いのアイデアを丁寧にキャッチボールしていく姿を間近で見られるのは、この仕事の貴重な楽しみのひとつ。生みの苦しみ

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2024年は数字をつくる年

2024年は数字をつくる年

装いの庭は本日より仕事始め。年末年始は経理と庭掃除に明け暮れる日々でした。その前の年もそんな感じでしたが。

2024年の装いの庭は”数字をつくる”ことを目標にします。今までは数字を追うことではすくい取れないことに向き合ってきた部分もあって、そのおかげで自分でも想像もできなかったところに芽が出て、いろいろな人と関わり合えるようになりました。

今年は芽吹いた芽をさらに大きく育てるために、広げた視点

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奥田さんとの思い出を語ろう|つくるのいえのこと

奥田さんとの思い出を語ろう|つくるのいえのこと

奥田さんありがとうの会まであと少し。せっかくなので少し思い出を深堀りしようと思います。テキストベースでは個人のインスタに投稿していますが、写真も織り交ぜつつ。

「つくるのいえ」は2018年に奥田さんが八王子につくった”ものづくりとものづくりを結ぶ”場。奥田さんが全国各地を旅する中で、産業の実情と地域のまちづくりの事例をみながら(きっと)考えたであろうコンセプトを具現化するべくつくった場所です。

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4月 装いの庭かわら版

4月 装いの庭かわら版

いよいよ今日から4月🌸
装いの庭にも新しい仲間が増えたり、事務所を引っ越したりと、新年度らしい新しい風が吹いています。
今年も今まで積み上げてきたことをさらにブラッシュアップさせながら、装いの庭らしい新しいことにもチャレンジしいていきますので、温かく見守っていただけたら嬉しいです。

装いの庭とオトトイトのオンラインショップでご購入いただいた方には商品に同梱してお送りしています。

atsumiさんとototoito

atsumiさんとototoito

先週木曜日、NHKの「すてきにハンドメイド」でototoitoの監修をしてくれているatsumiさんが取り上げられました。ご覧になられた方もいらっしゃるかと思います。

刺繍作家のatsumiさんとはototoitoを一緒に作らせてもらっていて、少なくて月イチ、多ければ毎日のようにやり取りをさせてもらっています。ototoitoを始めてからぐっと距離が近くなりました。

作家さんとの関係で今でも多

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装いの庭かわら版はじめます。

装いの庭かわら版はじめます。

「装いに芽吹きを」をコンセプトに、日本の繊維のものづくりとデザインに関わる活動をする装いの庭。相談されればいろんなことに首を突っ込むため、いまいち何をしてるのかがわからない、とよく言われます。

そんなわけで装いの庭の日々の活動をお届けするかわら版を月イチで発行することにしました。かわら版では、装いの庭の活動報告やおすすめしたい作家の紹介、スタッフのつぶやきを掲載します。

記事は装いの庭のサイト

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アートに宿る浄化の力|BEAT WEAVE掲載コラム

アートに宿る浄化の力|BEAT WEAVE掲載コラム

立川のGREEN SPRINGSでのイベントに向けて制作した冊子「BEAT WEAVE」。BEEK土屋さんの久しぶりの織物をコンセプトにしたZINEです。

冊子の中でFUJI TEXTILE WEEKの個人的なレビューを寄稿しました。芸術祭には、マーケットイベントとはまた違った魅力と意義があると思っていて、そうした想いを言葉にしています。こちらに全文を掲載します。

アートに宿る浄化の力

近年

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【2023年の振り返り】7月〜9月編

【2023年の振り返り】7月〜9月編

今年の振り返り企画第三弾。7月〜9月までの出来事をまとめます!

7月はまずはフィンランド出発の準備。無事に採択されたものの、取れたら取れたで資金繰り含めやることは山積みでした。何かひとつミスすると完全に詰みになるというくらい綱渡りの計画でしたが、そのスリルも含めて思いっきり楽しみました。

野口美音ちゃんのお誘いからtricolorのライブの企画、そして、東京ビエンナーレの「おしぼりリンゲージ」

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【2023年の振り返り】10月〜12月編

【2023年の振り返り】10月〜12月編

今年の振り返り企画最終回。10月〜12月までの出来事をまとめます!

10月はハタオリマチフェスティバル! 2016年から始まって8年目。回を重ねるごとに周りの人たちが自然と盛り上げてくれるようになってきて、いまや富士吉田の秋の代名詞になりつつあります。お久しぶりの福田利之さんに描いてもらった今年のキービジュアルは本当に最高でした。

そして、atsumiさんと開発している刺繍キット「ototoi

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note再開します

note再開します

今年も残すところあとわずか。フィンランド行きが決まってからここまで怒涛の日々でなんとかぎりぎり辿り着くことができました。現在進行系でぎりぎりだけど、きっとなんとかなるでしょう。

フィンランド行きのために取った補助金の概算請求を事務局と格闘すること2ヶ月。とりあえず一段落させ(実績報告はこれから)、散らかしっぱなしのいろんなものの整理をしながら年末に向かっています。息継ぎをする余裕ができたこともあ

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【2023年の振り返り】1月〜3月編

【2023年の振り返り】1月〜3月編

今年の振り返り企画第一弾。まずは1月から3月までの出来事をお届けします。

2023年の幕開けは佐賀への出張から。佐賀に行くことになったきっかけは、2022年の秋に開催した「旅するテキスタイル〜フィンレイソンのプリントが生まれた町フォルッサより〜」でした。これをきっかけとして佐賀にはこの後12月にも行ってきました。

2月はフジヤマテキスタイルプロジェクト2022の成果展と富士山の日(2月23日)

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