#エッセイ
ビンテージショップで常連になるのは『選ばれた人』だけだと思ってた
6年前、28歳の秋。
友達と知人の合間くらいの同世代女5.6人くらいで集まったとき。
そのうち1人が異様に洒落た服装で現れた。他の誰かが「そのコートかわいいね!」と声をかけたら「ビンテージの服にハマってる」とのことだった。
「もう安い服とかじゃなく大事な数着を長く着続けることにした」とか語るその子を死んだ目でみながら私は「いいなあ」とか「私もそうしたいなあ」とかじゃなく「そういう人生の人は良いよ
一時間かけてブラジャーを試着したら、黄泉の国から戦士たちが戻ってきた
※下着のお話なので、苦手な方はご注意ください。
わりと、こだわりの強いタイプです。
でも、これだけは決めているんです。
「モテている女」のアドバイスにだけは、一切のプライドをかなぐり捨て、従うことを。
東にパーソナルトレーニングジムがあると聞けば、私財を投じて馳せ参じ。
西に3kg痩せ見えパンツがあると聞けば、半月間もやしをすすることになろうと手に入れる。
情報に振り回されすぎて、5日間絶
そのタスキをつなぐために、今日も私は。
働くこと=稼ぐこと だと思っていた。
教員をやめて写真家を始めた時に、収入が一気に下がった。お金を稼ぐことが働くことだと思っていた私は、「働いているのではなくて好きなことをしているだけなのだ。写真は趣味みたいなものなのだ。」と自分を卑下していた。
2020年12月。
社会的養護の対象外で、国からの支援が乏しい18歳以上の女性をサポートする事業を行う非営利法人を立ち上げた。
6年間の公務員を経