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まいにち、ねむい。 @saayoo345

冬です。本格的に毎日寒いです。(冬だからな)

最近少し暖かい? 花粉 is カミング? と思った東京ですが、今日なぞ雪予報が出ていたそうで。

え、まじ?

もうよくない?

ニットがかわいいのは秋の始まりだけ。飽きたからもう冬は終わって欲しい。しばたです。

新しい話題の本、とりあえずいつか読もうと買ってはみるのですがなかなかどうして手が伸びないのが悩みです。

なのに、好きな本は何度も何度も読んでしまう。

少女漫画で育った私。一番好きな漫画は私を知ってくれてる方にはもう耳タコかもしれない『ご近所物語』、その続編『Paradice Kiss』ときて、最近はみんなにおすすめしてもらった『ランウェイで笑って』をもふもふしながら読んでいます。もふもふ。

好きな映画は『キューティーブロンド』で『プラダを着た悪魔』で、『バーレスク』で、とにかくわかりやすーく女の子が頑張って報われる物語が好き。

下手したら毎晩見るようなこともしていたので、ほぼセリフも覚えているレベル。セリフ同時に喋りながら見られるランキング1位は絶対『もののけ姫』。(もうリンクをつけるのは飽きた様子)

ちなみに旦那さんは『Shall we ダンス?』を、ほぼ完コピしています。道を歩きながら、突然渡辺えりのセリフを解き放つ。最近は慣れましたが、最初は動揺しました。

そんな私も大人になり、ビジネス書とか読むようになりました。ビタミン剤とはなかなかな例え上手で、明日使えるような小ネタを集めては、グッと加速するための一端にできないかと、読むようになりました。

ただ、人ってそんなにずーっと走れないというか、好きなんだけどたまーに疲れてしまうことがあるのです。

本に限らず、頑張っている日々の中にそんな夜、ありませんか。No エナジードリンク。

そんな人に、私はこの本を全力で勧めたい。

俳優・大泉洋が今みたいに有名になるちょっと前。大学在学中の1997年から16年に渡って雑誌連載していたエッセイをまとめた一冊です。16年。note1ヶ月チャレンジでヒーヒー言ってる場合じゃなかった。

16年。

もはや耳元で大泉洋が読み聞かせしてくれてるのではと錯覚するほどの、「喋ってる」文章

そして、エッセイごとに振り返りコメントがあり、今の大泉洋がツッコミを入れるのです。

それもなんか、自分なんだけど子供を見守るかのような感じで、すごくいい。

売れていないころは伸びのびと好きなことをかいていて、それこそ自分のおじいちゃんの話とかを書いてるわけですよ。読者とかターゲット誰やねん。

なのにおもろい。身内ネタって、こんなにも面白く書けるもんでしょうか。

本人は何も変わっていないのに、「大泉洋」というキャラクターはどんどん人気になっていって、周囲の環境はめくるめく変わっていく。それへの苛立ちとか葛藤が、すごくストレートに文章に出ている。「いや、これ雑誌に掲載されるのだぞ?」と言いたくなるくらい、まっすぐ。

大体締切に追われているし、大体それを人のせいにする。

仕事をもらっといて、間に合わないうえに、人のせい。

本当にチャランポランで、本当に人間らしくて、全くもって、憎めない。

なのに、突然切ないのだ。

嫉妬すらしないくらい、最高。

ちなみに私が一番好きなエッセイは、P.21。大泉洋がプールに通う話。何度読んでもしんどい。もうお願いだからここだけでも読んで欲しい。2ページで終わるから。

なんせ呼吸がしんどい。(ゼーハーしすぎて同居人には「怖い」と言われていました)

合わせる飲み物はアルコールじゃない方がいいな。昆布茶とかかな。「あちちっ」とか言いながら。

なんか悩んでたこととかどーでも良くなるんです。

馬鹿らしくなる。

もうちょっと肩の力抜いて、いい加減に生きてもいっかって思える。HPが貯まったらまた、きっと走り出せるよ。

なんちって。

なんかちょっとつかれたな、なんて方はぜひ。

みんな頑張りすぎだよ、たまには休んでね。

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柴 田 佐 世 子
Twitter :: https://twitter.com/saayoo345

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