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#ライティングのコツ

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現役コピーライターも実践している「わかりやすい文章の書き方」に関する記事をまとめました。
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#戦略的な伝え方

【ほっこり】コピーライターが憧れる、子どもの柔らかな発想

【ほっこり】コピーライターが憧れる、子どもの柔らかな発想

子どもの発想って面白いなと思います。
私自身子どもはいませんが、世のパパとママがSNSに投稿した、わが子のおもしろ発言や珍行動を見るのが好きです。その微笑ましさについ、いいねを押しちゃいます。

少し前、職場の先輩からもらった本にも子どもたちの豊かな感性が溢れていました。

朝日新聞生活面の「あのね 子どものつぶやき」という投稿欄に寄せられた、子どもたちのかわいい「つぶやき」。その中の選りすぐり2

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新人コピーライター、斬新な食レポからオノマトペの効果を実感した話

新人コピーライター、斬新な食レポからオノマトペの効果を実感した話

最近、日本語ならではの表現について面白いと感じる出来事がありました。
お昼の情報番組を見ていた時。コーナーは「秋の新作スイーツ特集」。次々紹介されるスイーツにおいしそう…!!とくぎ付けになっていたところ、さつまいものスイーツを食べたタレントがこんなふうに食レポしました。

「…ん!おいしい!なんだかこう、ねちょねちょしていて、おいしい!」

ね、ねちょねちょ?!

共演者に「食レポ下手か!(笑)」

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昔からあるものに名前をつけ直す「レトロニム」を知っていますか?

昔からあるものに名前をつけ直す「レトロニム」を知っていますか?

みなさんは「レトロニム」を知っていますか? 新しい薬の名前? メトロノーム? いえいえ。

「レトロニム」は「再命名化」という意味です。例えば、電話。携帯電話が登場して、家庭にひく電話を「固定電話」と呼ぶようになりました。あるいは、本。電子書籍の登場で、単に本と呼ばれていた印刷物は「紙の本」として区別されるように。

あるもの・ことに新星が現れ市民権を得ることによって、それまでのもの・ことを再び名

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新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話

新人コピーライター、初めてネーミングの仕事をした話

私の所属するコピー部では、週に2回オンラインミーティングを行なっています。主な内容は、業務の進捗報告、情報共有。ごく普通のチームミーティングですが、最近新たな枠を設けました。

それは「最近気になったもの」です。

テーマや内容に関する制限はきっちり設けず、基本的には自由。毎回1人トーク担当者を決め、ほかは聞き手となります。

ただの雑談と言ってしまえばそれまでですが、クリエィティブの仕事をする上

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「写真撮影はご遠慮ください」は写真撮影OKなのかNGなのか

「写真撮影はご遠慮ください」は写真撮影OKなのかNGなのか

タイトルを見て「え?」と思った人もいると思います。

「写真撮影はご遠慮ください」というこの言葉、ふつうに考えれば写真撮影はNG、ダメという意味ですよね。

しかし、少し前にTwitterでこの言葉をめぐって議論が起こりました。

きっかけはある人が「写真撮影はご遠慮ください」について、「できればしないでくれたらありがたいの意味で絶対だめだとは思っていなかった」と告白したこと。具体的には、「たくさ

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人を振り向かせる言葉とは、「魅力的な情報」である

人を振り向かせる言葉とは、「魅力的な情報」である

突然ですが、この封筒、どのくらいの大きさだと思いますか?

わたしの会社のデザイナーがデザインした封筒です。すてきですよね。

さて、大きさはどのくらいでしょう? ヒントは「封筒」で「わたしの会社でよく使うサイズ」ということ。

みなさんは正直いま、困惑していると思います。いきなりクイズ? いったい何が言いたいんだろう…と。

いちばんの問題は、「わたしの会社でよく使うサイズ」という説明。まったく

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「伝える」ではなく、「伝わる」をめざそう

「伝える」ではなく、「伝わる」をめざそう

わたしが仕事で言葉を書く時に大事にしているのは「伝える」ことではなく、「伝わる」ことです。

「伝える」と「伝わる」。

語句の顔つきはすごく似ているけど、実はまったく違うもの。

はっきり言うと、伝えることができても、相手に伝わるとは限りません。

自分中心の「伝える」と、相手中心の「伝わる」キャッチボールを想像してみてください。

「伝える」は自分中心。相手のことをよく見ずに、自分のタイミング

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インターネットで文章を書くときに、間違いやすい5つの例

インターネットで文章を書くときに、間違いやすい5つの例

「文章のまちがいや誤解を防ぐ校閲のきほん」というタイトルを見て、「これは参加せねば!」と思いました。

校閲(こうえつ)とは、文章の意味や内容を読み、誤りを正す仕事です。

誤字脱字、表記の揺れ、事実関係の誤り、差別表現や不快表現の有無まで、幅広く言葉を確認するプロ。

石原さとみさん主演の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」で、広く世間に認知された職業でもあります。

コピーライターにとっても

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2021年にバズった記事を自己分析してみた。

2021年にバズった記事を自己分析してみた。

12月24日、クリスマスイブの日にnoteから素敵なプレゼントが届きました。

今年のnoteの活動記録です。新聞風にデザインされたレポートは、シンプルながらも読み応えがあります。去年もレポートが届きましたが、記録を見返すと今後のモチベアップにつながるので助かります。

分析なくして、成長なし。みなさんは投稿した記事の反応を後から分析していますか?

分析するとわかることが本当にたくさんあります。

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