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旅の副産物的メリット。

今日もフランスからボンソワーR。(ル)
さて、フランスのパリ地方から、子供たちは4月の2週目からまたまた2週間の春休みでした。

今回はパリから電車で1時間半くらいのところにあるルーアンという街に子供達と旅をしてきました。
(ルーアンの写真や説明はインスタグラムに随時アップしていきますのでご興味があればご覧くださいね(インスタグラム→yoco369で検索してみてください。いいねボタンも嬉しいです 笑))

毎回色々なところを訪れて思うことは
やっぱり旅が好き。
なぜわたしは旅が好きなのだろうと改めて考えてみたとき、色々な旅の側面が浮かび上がってきます。今日はそのうちの一部分をシェアさせて下さいね。

夏休みを除いて年に4回・2週間もあるフランスの義務教育。学校のバカンス(お休み)ごとに子供達を旅に連れて行こうと思うのは、やはり自分の子供時代が影響しているからかも知れません。

夏休みや小学校卒業などの節目ごとにわたしたちをよく旅に連れて行ってくれた母。
特に節目ごとの旅ではわたしと母の二人だけという特別感もありました。

旅を企画する背景の半分は母の気晴らしもあったと思うけれど、今自分が連れ出す立場になってみると、まだ小さい子供を二人連れてのお出かけは容易ではなかっただろうなと感じます。

旅のほとんどはどこへ行ったのか、何をしたかも覚えていませんが、バスの中ではじめて食べた‘’すもも‘’がすこぶる美味しかったとか、自動販売機の缶ジュースが飲んでみたくて喉が渇いたと言ったら喫茶店のクリームソーダが逆に嬉しくなかったことや、神戸の商店街にある靴屋さんのどこかで試し履きしたハイヒールが忘れられず、何十軒もある靴屋さんを一緒に駆けずり回ってくれたりと、断片的ではあるけれど色々な思い出が今も鮮明に蘇ってきます。

その些細な出来事や断片的な思い出は、日常生活であっても同様に体験できるものですが、『旅先』という環境やシチュエーションがそれらの出来事や思い出のカケラをより際立たせてくれるのです。それは日常的に体験していることであっても、環境や状況が違えば全く違う体験に成り代わることを意味しています。

この気付きのきっかけが旅に連れていってくれた母のおかげだと思える今、自分も子供たちに同じことをしてあげたいなと思うわけです。

もちろん毎日の『今』という瞬間に100%コミットして=大切に生きている人にとっては旅行という特別なものは要らないかも知れませんが、わたしにとって旅をするということは上記で述べた理由も相まって毎回、別側面の世界が開く感じがしています。

また、毎日同じルーティーンを繰り返す日々は細胞が活性化せずに老化が早まってしまいます。(それだから旅をしているわけではありませんが 笑)
これについては過去記事↓もご覧くださいね。

旅はなにも小さい子供がいるからといって子供中心の旅にするとか、子供向けの場所ばかりを選ぶ必要はありません。
なぜならば、わたしたちは一見、同じ世界を見ていると思いがちですが実は全くそうではないからです。
それはもちろん隣にいる友達やパートナーであっても同じですし、大人や子供関係なく、見ている世界、捉えているもの、フォーカスしている視点が全く違います。
そこに気付けば、そもそも皆が一致するものはないと分かりますから、誰かや何かに合わせようとする発想すらなくなってきます。

そしてまた、実は自分が興味がないと思っているようなところにこそ発見や気付き、インスピレーションが生まれるような種があったりするのです。

そのような側面から、子供はディズ◯ーランドやア◯パンマンランドなどに連れていけば間違いはないだろうとか他の場所だと子供が退屈するから、というような思い込みこそを親が外す必要があると思います。(と、書いてしまうとデパートのショッピング三昧に付き合わせるとかでもいいのねって思ってしまう親御さんはご注意ください。笑)

旅に出ることで副産物的メリットは色々ありますが、そのひとつは旅に出るごとに行動範囲をどんどんと広げていけることです。この辺りまでは遠くて無理と思っていたけど意外に近かったとか、それならここも行けるよねとか、子連れであれば最初はよちよち歩きの子供を連れて旅なんて疲れるだけ!と思っても、えいやっと行ってしまえば想像以上に楽しかったり、1泊の旅が3泊まで延ばせるようになったり、距離も電車で1時間はクリア、次は2時間・・と段々範囲が広がり、行動範囲が広がることに比例して自分のキャパシティと可能性もどんどんと広がっていくわけです。

最初は旅行なんか行かずに家にいたいと言っていた子供も、旅に出るにつれて発見することの楽しさを見出し、日常とは違う体験も大切だと思えるようになってくれているようです。もちろんその中には歩くのが疲れたとかつまらなかったなどの感情も当然ありますが、お母さんの方向音痴をフォローしてくれたり力強い一面も見せてくれたりします。

旅は日常生活から少しバージョンアップした自分を体験することができる上、旅を重ねるごとに自分のデフォルトが上がっていくような気がしています。

旅というと大そうなことのように思う方もいらっしゃるかも分かりませんが、二駅先の降りたことのない街に行ってみるということでも立派な旅です。

ということで、旅を利用してぜひ日常では得られない自分の内側から生まれる感情や新たな発見と自分のバージョンアップをしてみてくださいね。

Passez un bon week-end !
素敵な週末をお過ごしください🌼

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