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140字の小説集

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140字の小説を集めてみました。(それ以外の短編もあります) お時間がお許しならば、少しでもお立ち寄りください。 このマガジン、読めば笑顔になるかもです。 笑いはあなたのお薬です… もっと読む
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#小説

振り返ると幽霊がいた!(570字の小説)

振り返ると幽霊がいた!(570字の小説)

振り返ると幽霊が居た!
暗い夜道の真ん中に幽霊が居た。
髪を振り乱し凄まじい形相で僕を見ている

だが、僕は男
そんな幽霊に屈しない、頑強に強がる漢。
「何かご用ですか?」
と、平然と聞いてみる。

「貴方は怖く無いの? 私は幽霊ですよ!」
と、不思議そうに聞いて来る
「幽霊なんて怖く無いですよ!」
と、強気な僕。
 「何故、怖く無いの?
  怖がってもらわないと困ります」
 と、悲しげな幽霊

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あほやん 二度目の忠告を受ける(140字の小説)

あほやん 二度目の忠告を受ける(140字の小説)

「くだらない140字小説を書いて
自慢しているそこの君!もっと面白い物を書きなさい。
与太話ばっかり書いて!
恥ずかしいと思わないのか?」

「一体誰に言ってるの?」

「君の目の前にいるでしょう!私が。
私は小説の神様です知らないのですか?」

あ〜あ、またもや与太話を書いてしまった
あほやんです。

あほやんの独り言(140字の小説)

あほやんの独り言(140字の小説)

またも夜中にくだらない小説を書いてしまった。
これが私の癖なのか?
と、自分に問いかける
「もっと有意義な物を書かないとダメだ」と
思ってみても、
もう一人の私が言う。
「無理ですよ。だって僕自身が、あほやんだから」と、
無情な声が聞こえてくる。
そう僕自身あほやんだ。

だが、まだ認知症では無い!

あほやん 手前味噌のココア編(140字の小説)

あほやん 手前味噌のココア編(140字の小説)

ココアの程よい甘みと苦味が、私の心を癒してくれる

純ココアがある
純ココアだけでは苦い
その為、美味しくするには工夫がいる
本来苦い飲み物を私の好みの味にする
自分の淹れたココアは本当に美味しい
と、いつも思っている。

人の評価など気にしない

小説も自分の小説が面白い

いつも「手前味噌」の私です。

追伸
今日はココアの日らしいです

借金取り立て?(140字の小説)

借金取り立て?(140字の小説)

昼になるとあくびが出る
昼寝の準備だ
夜の眠りが悪いと睡魔が借金を取り立てに昼に来る
睡眠負債の取り立ては容赦してくれない
負債があるなら、貯金は出来るのか?
昔から「寝溜め、食い溜めは出来ない」
と云うから、負債だけは増えていくのだろう
私の体は今の日本とよく似てる

破綻しない様に気をつけよう

追伸
54文字の小説の類似編です

想い出は美くし過ぎて(140字の小説)

想い出は美くし過ぎて(140字の小説)

遠い日の想い出は、全て美しく見える
嫌な事も辛かった事も過ぎてしまえば、
美しい想い出
何故その様に想うのだろう?
その時は悲しかったのに、悲しくてやりきれなかった!のに
明日も続く悲しみか!と、感じていたのに。
過ぎ去れば、何事も無く今を生きている

今が幸せだからこそ言える言葉
かも知れない。

化粧(140字の小説)

鏡に向かう君の後姿を、
僕は黙って観ている。
一度はあれ程燃えた二人だから、
今更、友達にも戻れないのであろう
その様な想いで窓を見た。
静かな雨が窓を濡らす。
まるで僕の心を癒すかのように
優しく降り続く

君は微笑みを浮かべ
天使の眼差しで静かに告げた。

「昨日のお釣り、このベッドの上に置くね。」

追伸
その様な経験、男ならありますか?
私は一度も無いです。神に誓って無いです。
知らんけど

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お彼岸(140字小説)

お彼岸(140字小説)

お彼岸になるとお墓は賑やかになる。お盆の時もそうだ
普段お墓参りに来ないのにこの日になると多くの人達が訪れる。
私も以前はお墓参りをしたけれど、こんな場所に私は住んで無い。。
千の風になって と言う歌にも有るが 私は大空を自由に飛び廻っているのです。

楽しいですよ♪ 生きている時よりも!

追伸
本当に死んだら何処に行くのでしょか?
楽しみですね。でも地獄には行きたくないですよね。

念願のマイホーム、欠陥住宅か?(140字小説)

念願のマイホーム、欠陥住宅か?(140字小説)

完成間近の、この住宅。
だが、僕の眼には歪んで見える。

大工が言うには、
「歪んだ様に見えるのは、目の錯覚です」

「でも、左右の隙間が違うのですが?」
「デザインですよ左右対称では、面白味に欠けます。」
「でも可笑しく無いですか、この建物?」

「あんたね!私の家にケチを付けないでくれないか!」

憂い(140字の小説)

憂い(140字の小説)

僕は、憂鬱である。僕だけ外には出られない。他の奴らは、外に出て存分に謳歌しているのに、僕が外に出ると失笑される。
僕はいつも、穴に篭って埃の侵入を防いでいる。
僕は、大事な役割をしているのだ。
穴ばかりに居たくない
僕も外に出たいのだ
思い切って飛び出した!

「やだ〜おじさん。鼻毛出てる〜」

魚と猫(140文字小説)

魚と猫(140文字小説)

人が生造りを食べる様に、猫だって生の魚が食べたい。
魚は僕を見ると、逃げてしまう。
猫「魚君、友達になろうよ」
魚「騙して、食べるつもりだろう」
猫「そんな事しないよ」
魚「じゃあ、握手しよう。手を水の中に入れてくれ」
猫「解った、入れるよ。痛い何するんだ。」
ピラニア「美味しいよ。生の猫は」

140文字の小説。

140文字の小説。

この小説は140文字限定の小説です。
ある人が書いていたので、私も挑戦してみました。
小説と言えるかどうかは、判りませんが、ボケ防止の為に書きました。