ささやかなコーラ (140文字小説)

ささやかなコーラ (140文字小説)

 彼と別れて、1000回眠った。  私は日課のコンビニに向かう。  冷たくないコーラを開け、人気のない店を出る。  道の死骸はすっかりと消えた。  空は青く、鳥もいるのに、人だけがいない。  土地も店も好きにできるけど、嬉しくない。  誰かとコーラを飲みたい。  それが、いまのささやかな願いだ。

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百人一首ツイノベ解説 #059

百人一首ツイノベ解説 #059

(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています) この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。

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魔女の家

魔女の家

ジンジャー、シナモン、クローブ、アニスに黒砂糖。 シロップをぐつぐつ煮る私に「魔女みたいだ」ってあなたは笑う。 何も気づいていないのね。 わたしは、ひっそり微笑う。 あらゆる家事は魔女仕事なのよ。 そして、この家にはたくさんの魔法をかけているの。 『あなたをとらえて、逃がさない魔法』。

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胸キュンnovel1000本ノック846

胸キュンnovel1000本ノック846

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妄想ストーリー003
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妄想ストーリー003

「卵かけご飯していい?」「まだ食べるんだ?」戸棚から取り出した味の素のパンダも、どこか呆れ顔に見えた。「ねぇ、月が綺麗だよ。」キッチンの窓に目をやると確かに光が差し込んでいた。「ほんとだね。」と言いながら、私はトレーにお茶碗を二つ用意する。「月がね。綺麗だね。私も食べようかな。」 140字の妄想物語(003) こちらは140字ぴったりの創作です。 #妄想ストーリー #140字小説

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妄想ストーリー002
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妄想ストーリー002

夕暮れ時の明治神宮。いくつかの鳥居をくぐり本殿に到着する。「ねぇ!雲が龍の形!」彼は子供を見るような目を私に向けた。柏手を打つ。四つの手は同じタイミングで音を鳴らした。「…おみくじ引こ!」私は彼より先に長殿へと向かった。「神様、彼はどんなお願い事をしましたか?」と心で唱えながら。 140字の妄想物語(002) こちらは140字ぴったりの創作です。 #妄想ストーリー #140字小説

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[極短小説]狭い世界から外に出て狭い世界へ

[極短小説]狭い世界から外に出て狭い世界へ

大人に子供の勢力図が分からない様に、子供からも誰に相談するのが一番良いか分からないから担任や親以外にも色んな大人に相談しよう 本屋の店主に相談すると、常連客の陶芸家の窯で働く事になり 学校では学べない色んな事を教えてくれる、高級な陶磁器を買いに来た様々な権力者の老人たち と知り合うが彼らが皆、若い頃の力関係を引きずっていると気付き、怖くなる

「犯人は、この中にいる!」

「犯人は、この中にいる!」

という声が何度もする 隣室で探偵が推理を披露する練習をしているようだ 20時に食堂に全員集まってください、と言われ今19時半 この間にまた殺人が起きたらどうするのか?先に犯人を拘束した方が… 「皆さんにお集まりいただいたのは他でもありません…犯人は、この中にいる!」 探偵は掃除用具ロッカーを指差した

140字小説「魔法使いになりたい」

140字小説「魔法使いになりたい」

「魔法使いになりたかった」 そう聞いて、子供らしい無邪気な夢だ。と侮っていけない。 学校でも家でも、何一つ思い通りにならなくてうんざりした彼女は 「この世界を魔法で意のままにしたい。  誰も彼も足元に跪かせてやりたい。」 そう真剣に思っていたのだから。 子供の夢は可愛いなんて、大人の勝手な願望だ。

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百人一首ツイノベ解説 #058

百人一首ツイノベ解説 #058

(注:和歌の歌意は今日マチ子さんの著書『百人一首ノート』から拝借しています) この記事は有料ですが全編公開になっています。私の活動を応援してくださる方がいましたら投げ銭してくれると嬉しいです。また、サポートやスキのチェック。コメント、フォローをしてくださると喜びます。創作関係のお仕事も募集していますので、どうか、よろしくお願いします。

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