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10.届かない

自然の豊かな宿へ赴き 夜を迎える 部屋の明かりを付けず 夜の帳(とばり)に その身を委ねて 窓を開けて穏やかな風を呼び 自然の奏でる調和(ハーモニー)を感じて 穏やかに眠りに就く コンクリートの街から離れた時くらい 涼やかに夜を過ごして良いだろう

1か月前

140字小説『 Return』

1か月前

250字小説『夜明けブルー』

6日前

140字小説『summer rain』

2か月前

140字小説『雨よ我が身に降りそそげ』

2週間前

140字小説『Romance』

1か月前

140字小説『蕩ける』

1か月前

140字小説『Dive into my eyes』

1か月前

140字小説『blue candy』

1か月前

01.クラスメイト

05.妖精伝説

16.いつかサンタさんが

140字小説『blue mermaid』

16時間前

140字小説『forget me not』

2か月前

朝日を浴びると、私は生かされていると感謝の思いが湧いてくる。この命は、祝福されて産まれてきたのだと。夕陽は慈悲の色。その光は、すべてを優しく包み込み、慰めてくれる。 私達は愛されてゆるされていると、お日様はいつも教えてくれる。だから私は今日も、顔を上げて生きてゆく。まっすぐに。

2か月前

あれだ、親戚の集まりでの女性陣はなんで席についてないのか毎年思い知らされるわけだが、ばあちゃん、母ちゃん、義理の姉さん、あとばあちゃんの友達は裏方の精鋭部隊。そんな中オレと泰良はなんとか補欠入りしてるわけだ。オレが一品作る間に三品完成。泰司くん包丁気をつけて、心配までかける(続)

03.特効薬

12.フラグなんて

伊達さんとの色んな経緯も、最初に話したのはばあちゃんとメイちゃん。ばあちゃんはまああんな人だから何も動じなかったけど、メイちゃんはそれに輪をかけて「それが何か?」みたいな反応が返ってきた。ウチの兄弟は長男以外はゲイ。世間的に渋い顔をされそうなもんだが、ウチの家族は全く動じず(続)

危ないからそれは私がやるから、毎年のように気を遣ってくれるばあちゃんの友達メイちゃん(そう呼べと)はオレらを小さい頃から可愛がってくれている。メイちゃんは肉料理が神。何度も教えてもらったけどまだまだ及ばない。今日は焼豚を持参してくれたやつをスライス。端っこを食べさせてくれた(続)

丸くしすぎて底が抜けないようにね《140字小説:2024年6月分①》

取り急ぎざっと目を通すと、情報量が多すぎて視線が上滑りする。すみません一旦この手伝い終わってから、そんなことしてるうちにあっという間に夕方。夜は親戚も来るから宴会必至、ばあちゃんに頼まれて大人数で楽しめる料理作成。目新しいやつだと盛り上がるからとキンパとヤンニョムチキン御意(続)

「紫陽花はひと雨ごとに色づく。だからあなたも、涙で洗われるたびに綺麗になれるよ」と慰めてくれた人がいた。 思いきり泣いた私は「向日葵のようだね」と言われるくらい、明るく笑えるようになった。 今年も梅雨が明けたら夏が来る。あの人に、暑中お見舞いの葉書を出そう。私は元気です、と。

2か月前

泰司くん冷やし中華好きだから出そうね、結果オレの好物でメニューが固定される。今度さあの綺麗なキラキラの人?連れてきて、それはきっと雲母さんだな、セロトニンとかの話で盛り上がったらしい。え何処で。何故セロトニン。こないだ伊達くんと一緒にウチ寄ってくれてねえ、ばあちゃんそれ初耳(続)

盆は忙しくて、あの二人となかなか一緒に過ごせない。まあ毎年のことだから、そう言ってくれるけど、ちゃんと食ったり呑んだりしてるかなんて、大人なのに心配してしまう。実家に帰ってくる兄たちに貰った珍しい土産を撮って二人に送る。こっちが1送るとして30くらいのボリュームの返事が来る(続)

小降りの雨の中、リイコくんに先導されて帰路へ。すごい近いから送らなくてもいいのに、とか話しかけてたら道の向こう側にすっ飛んでくリイコくん。あ待ってここで見失いでもしたら俺どうやって謝ろう、な妄想より先に院長の笑い声が。ナナセマスター出前ありがとうな、寄り合い終わって帰る途中(続)

なら夏己さんの後で。一緒の方が手っ取り早いじゃないか。泰造くんは少し黙ったかと思うと小さな声を零して、好…な人と一緒にお風呂なんて俺は無理です、俺としたことがそんな繊細な気遣いを忘れるなんて。楽しい時間を一緒に過ごせるようになってすっかり忘れていた、彼は俺のことが好きなんだ(続)

隙間からあの日の君が見えた気がした《140字小説:2024年7月分①》

面影の街|140字連作小説(画像版)

文学フリマ38出店します

3か月前

夕方。急な雨が降ってきた。そういう時はウチの店は結構混むんだけど、平日のせいもあってかいつも通り。八百屋の大将と精肉店の若旦那、町内会長やなんかが静かにコーヒー飲ん…静かではないけど。深煎りのを淹れながら窓の外を眺めてると、明らかに人外、犬型のリイコくんがお遣いにやってきた(続)

いま目に映るものが全部本物なら、俺の世界は捨てたもんじゃない、そう思うんよ。何も疑わなくていい、そんな簡単なことが叶う。ウミノ湯に向かう皆の後ろ姿。これが一番幸せってことなのね、設楽とハルちゃんが俺を気遣ってか側にやってきて手を引いてくれて。ああわかった、これは全てなんだね(了)

014/僕らの「好き」の在処

まだ閉じないでと願いながら《140字小説:2024年6月分②》

140字小説【お久しブリです】

面影の街|140字連作小説

140字小説【警笛鳴らせ】

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140字小説まとめ10

全然テキ屋ぽくないのに、そう言いながら設楽が少し考え込んで、ああ、と何か思い出した様子。そういえば学祭の時に佐久間さん一日中たこ焼き焼いてました。ああそういう…実動的なテキ屋ぽさねうん。商店街のお祭りは来週なんだが皆で行こう!千弦がなんか携帯手にメッセージ打ち始めたんだけど(続)