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140字小説『summer rain』

首筋を流れる汗で目を覚ました。
雨の音がする。
重い体を引きずりながら、アイスコーヒーを作った。
窓を開けて、雨を浴びながらゴクゴク飲む。
「今日はダラダラしようぜ」
何時の間にか死神がベッドに座っている。
「誰がお前なんかと寝るかよ」
グラスを投げつけたら、笑いながら消えた。

6月の雨は重い。

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