そういえば 自己紹介を書いていなかったので、 あらためて書いてみます。 わたしはふだんは お花にかかわる仕事をしながら、 大好きな万葉集の勉強を続けています。 年齢はアラサー。 好奇心旺盛で 「好き」なものがとにかく沢山あり、 それを追いかけるための行動力は抜群(笑) ものだけでなく 基本的に「人」が好き。 友達は歳の離れた年上がほとんど。 友達は多そうに見られますが、少ないです。 職場の人たちともふつうに仲良しで、 よく話します。 話すことも大好き。 教師を職業に
初夏。 青々とした緑が広がり、生命力に溢れる季節。 わたし笹原小百合は、ここ「春枕」の常連だ。 しばらく体調を崩して入院していて、半年ぶりにお店に顔を出した。 「ここはいつ来ても落ち着くわね」 そう言ってわたしは、扇子を出してあおいだ。 まだ五月だというのに、今日は夏日を記録していて、病み上がりの身体にこたえる。 「ねえ春花さん。今日はわたしの長いおしゃべりにお付き合い下さいね。しばらく入院していたでしょう。70ですもの、わたしもいい歳でしょう。この先長くないの
私のお友達はいつも「あなたの文章は上品」と褒めてくれる。 そして、「一朝一夕には身につかないものだよね。生き様が現れている」と言ってくれたのが、本当に嬉しかった。 今まさに執筆している物語を「清らか」だと言ってくれた方もいた。 この言葉たちは、きっと私の芯を支えてくれる。
(つづき) わたしの頭の中で、満開に咲き溢れた桜の木が風に揺られている。 「美咲ちゃん、また会えたね」 桜が歌うようにささやく。 わたしは思わず、声をあげた。 「あ!わたし、この桜を知っているわ。わたしが産まれたばかりの時に、この桜を見たことがある」 わたしが産まれて間も無くしたころ、母の里帰りに吉野へ行った。母はこよなく和歌を愛した人で、満開の桜の木の下でわたしにそっとささやいたのだった。 「『春ごとに花の盛りはありなめど会ひ見むことは命なりけり』ね、美咲ちゃん
春。 百花繚乱の美しい季節のはじまり。 「あ、さくら」 東京•銀座駅の出口に立ったわたし、二条美咲の目の前に、ひとひらの花びらが舞い降りてきた。 思わず花びらを手を伸ばして受け止めると、それはなんと発光している。 光る花なんて、見たことがない。 あっけにとられていると、花びらはわたしの手のひらを離れ、きらきら輝きながら風に流されていった。 不思議なことに、「こっちへ来て」とまるでわたしを誘うような声がする。 もしかして、これはさくらの声…? 「待って!」 わたし
わたくしは、桜。 奈良県吉野に自生していた山桜。 山里の集落のはずれに咲いていた、一本桜だ。 集落の人や、吉野を訪れた人たちの心を癒やしてきた。 しかし、100年以上生きたわたくしは、そろそろこの場所を出て、もっと広い世界を見てみたかった。 もっと、たくさんの人と出会ってみたかった。 だから、この木の根っこをバッサリ断ち切らせたのだ。 山の中に林道を通すため、邪魔になった木はすべて伐採された。 それはあくまでも、表向きの話。 わたくしが、人間たちの潜在意識に働きかけた
お友達のお店 「春枕」にお邪魔してきました♪ 銀座の街中にあるお店ですが、 都会の喧騒をまるで感じない静かな空間です。 「春枕」は一日一組予約制。 店主さんは お品のある楚々とした美しい方です。 心のこもった、 おもてなしをありがとうございました^^ そして今、わたしはこちらの素敵なお店を舞台にした物語を書いています。 お店のサイトはこちら🌸
わたしは、 若い世代に大和魂を伝えたい。 古典に習い、美しい日本語を使い、 花を愛で、自然と季節を感じて生きる。 日本人が大切にしてきた心を後世に残したい。 そのためにはまず自分が、 お手本となる「大和撫子」にならないと! 大和撫子になる一歩目として、 まずは「上品」であることを目指したいです。 わたしは、 よく言えば大ざっぱ 悪く言えばがさつなところがあるので。 合言葉は「美しくしとやかに」 言葉づかいや仕草、 日々の生活をきちんと正します💐
つい先日「子どもたちに、日本語の美しさを伝えることが夢」だと書きました。 もっと掘り下げると、 「子どもたちの大和魂を育みたい」というところに行き着きました。 わたしは日本に生まれ、 日本で育ったことに誇りを持っています。 日本人はいにしへから 季節の移り変わりを敏感に感じ、 自分たちを取り巻くすべてに「神」を見るほど、自然に対して畏敬の念を抱いてきました。 そういった日本人に流れるDNAを、 わたしは大切に後世に伝えてゆきたい。 それには何が大切か。 とにかく「
あっというまに桜は散り、 八重桜も葉っぱが目立ってきた。 桜の儚さを惜しむ暇もなく、 萌え出した緑のきらめきを見て、 優雅に笑う牡丹と薔薇に魅了される。 季節はどんどん移り変わっていく。 それでも 過ぎゆく時に流されず、 その瞬間瞬間の美しさを見つめて、 心に留めておきたい。 空、風、雨、花、月、空気のにおいを感じて、 わたしが抱いた想いを 大切にだきしめたい。 わたしは、 たしかに今ここに生きている。 けっして忘れないように、 ファインダーにおさめて 詩を綴る
わたしは、美しい日本語をこよなく愛しています。 暦や季節にまつわる言葉、素敵な言い回しが、日本語には溢れています。 本で調べて新しく知った言葉を、さくらのノートにせっせと書き溜めているのです🌸 いつものようにノートをしたためていたら… 「いつか子どもたちに国語を教えたいな」なんて思いが浮かんできました。 塾の先生や学校の先生みたいにテキストを使った方法じゃなくて、もっと自由に、日本語の美しさや豊かさを伝えたいのです。 子どもたちの日本語を愛する心を育みたい。 教員
たまたま、わたしが小学生の頃に作った絵本が出てきました。 文章はわたし、絵はいもうと。 題「にじいろのたっきゅうびん」🌈 主人公はうさぎのすみれちゃん。 バレンタインの日に起こった奇跡の物語です。 もうすぐバレンタインの日です。うさぎのすみれちゃんは、大好きなお父さんとお母さんにチョコを作ってあげることにしました。虹色の飴が入った可愛いチョコです。 そしてバレンタインの日です。お父さんとお母さんは、何にも知りません。外ではしとしと雪が降っています。すみれちゃんはため息
あの桜のように、 においたつように美しかった私。 春の長雨に降られて、桜は色褪せる。 そんなわたしも、物思いに耽っているうちに時を経て、花のかんばせもおとろえてしまったわ。 乙女の時代はとうに、過ぎ去ってしまった。 わたしが一番綺麗だった、 女盛りの時代はもう戻ってこない。 花の命は、なんて短く儚いのかしら。 まるですべて夢だったように、 あっという間の来し方だったわ。 いったい後に残ったものは何だったのかしら?
今年のイブは 近所の教会⛪️のクリスマス礼拝へ行き、 軽食会もお邪魔してきました✨ 牧師さんご夫婦がとっても素敵な方で、 信徒の皆さんもとっても優しくて親切でした。 お菓子やらたくさんいただいてしまった☺️ とってもアットホームな雰囲気の教会でした! 教会ではみなさんから 「感謝」の心を学びました。 祈りの原点はそこだよね。 とっても素敵なことです。 温かい気持ちで家に帰ったら、 大切で大好きな友達から 綺麗なクリスマスカードが届いていました✉️ わたしは本当に人に恵
昨日はとても美しく魅力的な女性とお話した。 その方もマウントをとられたり、 傷付くような言葉を言われた過去があると教えてくれた。 彼女に言わせると、 大人の女性なら誰しもが経験のあることらしい。 なんだ、わたしだけじゃないんだ。 わたしが特別醜いから そういう扱いを受けたわけじゃないんだと、 ちょっとだけ安心した。 人にマウントとったり 失礼なことを言ってくる人とは、 そもそもレベルが違うと思えばいいらしたい。 闇が深くなればなるほど光は強くなるから、 悪口やマウ
わたしが心を打たれた、 大切な友達のことばを紹介します。 *::;;;;::*゚*::;;;;::*゚*::;;;;::*゚*::;;;;::*゚*::;;;;::*゚ 「美しさは 作るものでも飾るものでもなく 『ただ在るもの』 ひとりひとりが内側に持っていて 生まれてから死ぬまでずっとそこ(内側)に ただ在るものなんだと感じるの 余計な力が抜けて いらないものが剥がれて ただそこ(内側)にずっとそこにあった そのままの美しさがあふれでてくる時に 輝きを増して光となる