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【1分で読める】#45 アンダーマイニング効果:意欲減退の罠:報酬がモチベーションを下げるワケ

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アンダーマイニング効果を知る!内発的動機づけの秘訣
報酬でやる気が失せる?アンダーマイニング効果とは
やる気を保つコツ!アンダーマイニング効果を回避する方法
内発的動機付けを強化!アンダーマイニング効果を超える
報酬がやる気を奪う?アンダーマイニング効果の理解と対策


こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • やる気を出そうと思って始めた趣味が、報酬をもらうようになってから面白くなくなった

  • 仕事での成果が期待されているプロジェクトを任され、評価や昇進のために頑張っていたが、いざ昇進が決まると仕事への情熱が冷めてしまった

  • 子供が勉強する意欲を示さなかったので、良い成績を取ったらご褒美をあげると約束したら、ご褒美目当てでしか勉強しなくなってしまった

  • ダイエットの達成報酬として自分にご褒美を設定したはいいが、その後のモチベーションが続かなくなった

  • 趣味で始めた活動が収益化すると、それまで感じていた楽しみが薄れてしまった

これらはアンダーマイニング効果に陥っている可能性が高いです。
この記事を読むことで、アンダーマイニング効果を理解し、やる気を持続させる方法について考えてみましょう!



アンダーマイニング効果とは

アンダーマイニング効果とは、外部からの報酬や評価などが内発的動機付けを弱める現象を指します。

※ 内発的動機づけとは、自ら進んで行動をするモチベーションを指します。外部からの報酬や強制ではなく、活動自体がもたらす満足感や好奇心によって推進されます。

本来楽しんで取り組んでいた活動でも、外部からの報酬を受け取ることで、その活動自体の楽しさや満足感が薄れ、やる気が低下することがあります。

アンダーマイニング効果に陥ると、自己決定感や自主性が損なわれ、活動への興味や情熱が減退します。

例えば、趣味で始めたピアノ演奏が、コンクールでの賞金獲得を目指すようになった瞬間、演奏そのものへの情熱よりも報酬を得ることが目的に変わってしまうことがあります。

この変化は、ピアノを弾くこと自体の楽しみではなく、賞金を得るために演奏しているという感覚に陥り、最終的には演奏すること自体への興味を失ってしまう原因になります。

このように、アンダーマイニング効果は、外部報酬が介入することで、内発的なやる気を削ぐ現象として理解されます。

日常生活でのアンダーマイニング効果の例

  • 料理をすることが好きで週末には新しいレシピに挑戦していたが、SNSでの「いいね」を意識し始めてから、料理の楽しさよりも投稿する写真を気にするようになった。

  • ランニングを健康のために始めたが、ウェアラブルデバイスで記録をつけるようになってから、記録に囚われて楽しめなくなった。

  • 自宅でガーデニングをするのが趣味だったが、植物の成長をブログで報告するようになってから、ブログの更新のためだけにガーデニングをしているような感覚に陥ってしまった。

ビジネスでのアンダーマイニング効果の例

  • 従業員が自発的に提案した改善案が評価され、表彰されるようになってから、表彰を目指す行為が目的化し、本来の改善活動の意義を見失うようになった。

  • 成果に応じて昇給するシステムが導入されてから、社員たちは表面上の成果を上げることに注力し始め、本来の業務の質やチームワークが低下してしまった。

アンダーマイニング効果を克服する方法

アンダーマイニング効果を克服するためには、内発的動機付けの重要性を再認識することが第一歩です。

以下に、アンダーマイニング効果を克服または軽減するための対策をいくつか紹介します。

  1. 自分自身にとっての活動の意味を見出す:
    あなたが取り組んでいる活動がなぜ好きなのか、その活動を通じて何を得たいのかを自問自答することが重要です。
    自分にとって価値のある活動であれば、外部からの報酬に左右されにくくなります。

  2. 目標設定を見直す:
    外部報酬に焦点を当てた目標ではなく、自己成長や達成感を感じられる内発的な目標を設定しましょう。
    これにより、活動自体への興味や情熱を維持することができます。

  3. 選択の自由を持つ:
    取り組む活動やその方法において、自分で選択できる余地を持つことで、自己決定感が高まります。
    自分で選んだ道であれば、外部からの報酬が介在しても内発的動機付けを保ちやすくなります。

  4. 小さな成功を重ねる:
    達成可能な小さな目標を設定し、それを達成することで自信をつけることが大切です。自分自身の力で成果を出せるという実感は、内発的動機付けを支える源泉となります。

  5. 同じ価値観を持つコミュニティに参加する:
    趣味や興味を共有するグループに参加することで、活動がもつ内発的な価値を再確認し、外部報酬に左右されることなく取り組み続けることができます。

これらの対策を通じて、アンダーマイニング効果による影響を最小限に抑え、内発的動機付けを維持することが可能になります。

まとめ

■アンダーマイニング効果とは
好きでやっていた活動が、報酬を貰えるようになったことで、意欲が減退する心理。

■対策
・子供が好きでやっている活動に対しては、口を出さないのがベスト。(褒めるのも報酬になります)
・褒める場合は、結果ではなく、過程を褒める


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