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【1分で読める】#18 過度の一般化バイアス:"いつもこうなる"は要注意!深い思考で正しく捉える方法

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こんにちは!xxIPPOxx(いっぽ)です!自己紹介はこちら

以下のような経験はないでしょうか?

  • 一度の失敗から、「自分は何をやってもダメな人間だ」と感じる。

  • 小さい頃に犬に噛まれた経験から、すべての犬が怖いと感じる。

  • プレゼンテーションで緊張しすぎた経験から、「自分は上がり症だ」と思っている。

  • 特定のブランドの製品で一度不具合があった経験から、そのブランドを信用しなくなった。

これらは「過度の一般化」というバイアスに陥っている可能性が高いです。

この記事を読むことで、過度の一般化バイアスを認識し、よりバランスの取れた思考へと導く第一歩を踏み出しましょう。



※そもそもバイアスとは

バイアスとは、人や物事に対して無意識に持つ、偏りや先入観のことです。

これにより、非論理的な思考に陥り、客観的で合理的な判断が下せなくなってしまいます。

バイアスについて一度勉強すると、2~3週間は耐性が付くと言われています。

逆に言うと、2~3週間で元に戻り、バイアスにかかりやすくなるため、定期的な復習をおすすめします。


過度の一般化バイアスとは

過度の一般化バイアスは、特定の事例から不当に広範な結論を導く心理的傾向を指します。

例えば、一度の失敗から「自分は何をやってもうまくいかない」と感じたり、特定の人からの一回の否定的なフィードバックを受けて「自分は誰からも好かれていない」と結論づけたりすることがこれに該当します。

過度の一般化バイアスに陥ると、個々の出来事や経験に基づいて形成された誤った信念が、新しい情報の解釈や将来の行動に影響を及ぼすことになります。

これは、不必要な不安やストレス、自己効力感の低下、そして人間関係の問題を引き起こす可能性があります。

日常生活での例

  1. 交友関係
    友人が一度約束を破ったことから、「この人は信用できない」と一般化する。

  2. 学習
    テストの点数が悪かったことを理由に、「自分は勉強が苦手」と決めつける。

  3. 健康と運動
    ダイエットを試みて結果が出なかった際に、「努力しても無駄だ」と感じる。

  4. 娯楽
    特定の映画ジャンルで一本楽しめなかったことから、そのジャンル全体を「自分には合わない」と考える。

  5. 社会的な出来事
    ニュースで特定の地域のネガティブな事件を見聞きして、その地域全体に対して否定的なイメージを持つ。例:「〇〇人はXXX」

ビジネスでの例

  1. フィードバック
    上司からの批判的なフィードバックをもとに、「上司は自分のことを全く評価していない」と一般化する。

  2. 副業
    特定の副業で一度失敗したことを理由に、「自分には副業が向いてない」と決めつける。

  3. 組織変更
    組織内の一度の変更が上手くいかなかった例をもとに、「組織変更は常に混乱を招く」と一般化する。

過度の一般化バイアスを克服する方法

過度の一般化バイアスを克服するための最初のステップは、自分がどのようにして一つの出来事から不当に広範な結論を導いてしまうか、思考パターンに気づき、理解することです。

次に、事実と解釈を区別する訓練をすることが有効です。

起こった事実そのものと、それに対して自分がどのような意味を与えているかを分けて考えることで、不必要に一般化することを避けることができます。
例:

  • 事実=上司から低い評価を受けた

  • 解釈=いつも自分は上司からの評価が低い。これからも変わることはない

  • 再考=
    ・次回も低い評価とは限らない。
    ・過去に良い評価だったこともある。
    ・「いつも~、これからも~」という考えは自分の成長の役に立たないので無視する。
    ・これから何をすべきかを考える
     →評価全体ではなく、どの部分が低評価で、どの部分は普通だったか。
     →評価が良かった項目はあるか
     →自分が得意な評価項目はどれか
     →評価が低い部分は改善可能か、改善できないなら他の人を頼ってカバーしてもらうか検討する

まとめ

■過度の一般化バイアスとは
一度の経験、1つの情報を頼りに、自分または他人(組織、国民)を単一の定義で括ってしまうバイアス。
例:日本人は〇〇。男性は〇〇。あの人は〇〇な性格。自分は〇〇な人間。

■対策
・バイアスを認識する
・構成要素を考える
例:
 ・日本人は〇〇
  →全員が同じ性格・価値観であるはずがない。
 ・自分は(あの人は)〇〇
  →人は体調の良し悪しや、環境(家庭での姿、職場での姿、友人との姿)、状況(忙しい、トイレを我慢している、焦っている)で性格が異なる
  →過去(未来)も、ずっと同じとは限らない、変えられる
  →〇〇でない部分も必ずある(多面性を意識する)
・自分の人生の役に立つ考えか、立ち止まって考える。


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