マガジンのカバー画像

わかおの日記

266
わかおが日々の出来事や思ったことを書き連ねる日記です。太宰治におれはなる!
運営しているクリエイター

2023年5月の記事一覧

わかおの日記225

わかおの日記225

ここ数日ネットフリックスの『アメリカバーベキュー最強決戦!』という番組ばかり観ていた。アメリカ全土から集ったバーベキューの腕自慢たちが与えられた課題をこなし、1エピソードごとに1人ずつ脱落していくというドキュメンタリーなのだが、これにすっかり影響されてしまった。

出演者たちのアメリカ的な陽気さを自分も見習おうと思い、「オーケー。ジャガイモの皮剥きなら3歳のころからやってるぜ(やってない)」「この

もっとみる
わかおの日記224

わかおの日記224

面倒くさくなってここ3日ほど日記をサボっていた。決して書くことがなかったわけではなく、むしろ書くことはあったのだが、なんとなく気が乗らなかったのだ。ここ数日は疲れて、酒だけは欠かさず飲んでいたけれど、他のことも何もする気にならなかった。

木曜日は、ここ数週間サボっていた2限に出席しようと思い時間通りに家を出るところまではいったのだが、気づいたら部屋のドアが開いていてその隙間から犬が忍び込みぼくの

もっとみる
わかおの日記223

わかおの日記223

大学受験のときは、高2が始まってからはもうすっかり受験生のつもりで、鉄壁を周回したり、駿台模試の結果に一喜一憂することに精を出していたのだが、こと就職活動となると一向に気が乗らない。別に就職しなくたってカレー屋でせっせと働けば、まさか飢え死ぬことはないだろうし、ぼくは大器晩成に決まっているのだから、こんな早い時期に自分の可能性を狭めることはないだろうとか、楽観的な考えに概ね支配されている一方で、今

もっとみる
わかおの日記222

わかおの日記222

一日じゅうバイトだった。きのうは雨が降るはずだったし、実際降ったのだが、その影響を感じさせないほど多忙だった。決して客の数は多くなかったのだが、寒いせいでホットコーヒーや紅茶を注文する不届き者が多かったのだ。「食後にコーヒー入っています」と言われて、その場ではとりあえず「はーい」と返事をするのだが、洗い物をしたり、炊けた米を移したりしている間に食後のコーヒーのことはすっかり頭から抜けてしまう。そし

もっとみる
わかおの日記221

わかおの日記221

近現代文学の授業で、三島由紀夫の「女方」という短編についてプレゼンすることになっている。タイトルの通り女方の歌舞伎役者についての短編で、歌舞伎を観たことがないぼくは、一体どうしたものかと途方に暮れていた。歌舞伎と言われて思いつくのは市川海老蔵で、市川海老蔵と言われて思いつくのは遊び方がずいぶん汚いらしいというようなことだけだからだ。

そんな時にタイミングよく母親が特別なルートから歌舞伎のペアチケ

もっとみる
わかおの日記220

わかおの日記220

土曜日はバイト。ようやくぼくも仕事に慣れてきたし、この日はそこまでサラダが出なかったので、大して苦労しなかった。サラダ用の紫玉ねぎをスライスするのを初めてやったがこれが難しい。まめ蔵で1番薄いスライスをできるのはユンさんだそうで、やはりあの人はすごいと思った。頑張って練習して、まめ蔵一薄い男になりたい。バイトの後はネットカフェで彼女とTHE SECONDを見た。金属バットやマシンガンズなど、個人的

もっとみる
わかおの日記219

わかおの日記219

彼女の好きなところのひとつに「髪の毛量が多い」というところがあるのだが、これは他人に説明してもわかってもらえないことが多いし、彼女自身にも理解してもらえていない。腰くらいまである長い髪が、ヘアゴムを解くと一斉に広がる様は圧巻で、一種の生命力のようなものを感じる。たくましいなあとおもう。

そんな彼女が縮毛矯正をしに行った。一体全体ぼくの愛するボリューミーなロングヘアーはどうなってしまうのだろうかと

もっとみる
わかおの日記218

わかおの日記218

ここ数日調子が悪かった。原因はハッキリしていて、休みがなかったからだ。バイト・デート・授業の繰り返しで日々が過ぎていくと、必然的に家でゆっくり休む時間はなくなる。しかしぼくは家でゆっくりする時間が無いとほんとうにしんどいタイプの人間なので、さすがにガタがきたようだ。

朝起きたら完全にこれはダメだというような状態だったので大学をサボる決意をして昼寝した。そしてなんとかやる気を奮い立たせて風呂に入り

もっとみる
わかおの日記217

わかおの日記217

「バイトが大変だ」と言うと、飲食店でバイトをしている人たちはもれなく「慣れれば楽になるよ」と慰めてくれるのだが、そのたびに果たして本当に自分は慣れることができるのだろうかと不安になっていた。生存者バイアスの一種で、単に慣れることのできた人が淘汰されずに生き残っているだけなんじゃないかと考えていたのだが、そんなことはなく、ようやくぼくも皿洗いが板についてきた。ユンさんに、「ワカオ、だいぶ慣れてきたな

もっとみる
わかおの日記216

わかおの日記216

無頼派三羽烏のうちの1人に、太宰治に造詣の深い滝くんという男がいて、落語をやるわ小説も書けるわ彼女は鼻ピアスが空いているわの素晴らしい逸材なのだが、彼の所属する落語研究会の寄席が浅草東洋館であるというので見に行ってきた。

前お花見をした時に滝くんに披露してもらったやつがぼくの唯一の落語鑑賞体験だったので、まだそこまで落語がどういうものかよくわからないまま行ったのだが、ちょっとショックを受けてしま

もっとみる
わかおの日記215

わかおの日記215

そこそこ沢山寝て鋭気を養い、しかも今日は雨で客足もまばらだろうと踏んでバイトに向かったのだが、蓋を開けてみれば雨の降り具合は大したことがなく、ただジメジメしているだけの忙しい日だった。

サラダに並んでぼくが敵視しているのがホットチャイで、これが出るとぼくはただでさえ狭いキッチンのスペースを割いてガスコンロを取り出し、チャイが沸くのを監視していないといけなくなる。今日はこのチャイがよく出た。チャイ

もっとみる
わかおの日記214

わかおの日記214

朝起きたときの目覚めはよかったのだが、なんだかここのところ慢性的に疲れているような気がする。週2でカレー屋での重労働、それに加えて週4で授業もあるため、実質的に休んでいられるのは日曜だけなのだ。これはしんどい。どうして4月の自分はこのしんどさに気が付かなかったのだろうか。

疲れは昼休み半チャーハンとラーメンを食べ終えた後に一気に襲いかかってきて、タバコを吸おうがコーヒーを飲もうがどうにもならない

もっとみる
わかおの日記213

わかおの日記213

昨日は浴びるように飲んだのでもちろん2限になどいけるわけもなく、ゆっくり起床し3限には間に合うように家を出た。その3限もつまらなく、つまらないというかやっていることは面白いんだろうけど、その伝え方が絶望的に興味をそそらないので、昨日あったことを日記に書いたりしていた。

4限は文章と表現の授業で、提出された詩の講評だった。自分は去年詩を書いてみて、センスの無さに絶望したので、今回は読むのに徹したが

もっとみる
わかおの日記212

わかおの日記212

阿波踊りのサークルの新歓があった。新歓といっても1年生は1人か2人くらいしか来ず、大半は早稲田連の代表がかきあつめてきた、徳島出身の早稲田の人たちだった。ぼくは友達が少ないくせに飲み会は好きなので、ここぞとばかりに飲みまくって喋った。関西出身の人達が大半の飲み会は初めてで、その会話のスピード感やノリの良さに新鮮なものを感じた。さすがお笑い大国。

去年の10月くらいからずーっと彼氏ができないとこぼ

もっとみる