見出し画像

わかおの日記213

昨日は浴びるように飲んだのでもちろん2限になどいけるわけもなく、ゆっくり起床し3限には間に合うように家を出た。その3限もつまらなく、つまらないというかやっていることは面白いんだろうけど、その伝え方が絶望的に興味をそそらないので、昨日あったことを日記に書いたりしていた。

4限は文章と表現の授業で、提出された詩の講評だった。自分は去年詩を書いてみて、センスの無さに絶望したので、今回は読むのに徹したがやはり才能というのは残酷だと思った。講評に取り上げられている詩の中には、「一体何を食ったらこんなものが書けるんだ」と思うようなものも随分あって、その度に日記に8個いいねがついて喜ぶ自分のスケールの小ささを恥じるのだった。

「あらゆる既成概念を破壊し、個人の欲求を解放する運動」のことをダダイズムというらしいが、そこまで突き抜けることのできない自分の中途半端な平凡さがいやになる。嫌な気持ちを拭う為には何か書くしかないのだ。

しかし家に帰ったら母親が唐揚げを揚げていて、唐揚げはそりゃあ沢山食べてしまうので無事食後に眠くなり、なにも生産的なことはできなかったのである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?