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わかおの日記216

無頼派三羽烏のうちの1人に、太宰治に造詣の深い滝くんという男がいて、落語をやるわ小説も書けるわ彼女は鼻ピアスが空いているわの素晴らしい逸材なのだが、彼の所属する落語研究会の寄席が浅草東洋館であるというので見に行ってきた。

前お花見をした時に滝くんに披露してもらったやつがぼくの唯一の落語鑑賞体験だったので、まだそこまで落語がどういうものかよくわからないまま行ったのだが、ちょっとショックを受けてしまうくらい面白かった。正直NSC生の漫才やそこらへんでやっているフリーライブのお笑いよりもよっぽど笑えた。

お笑いオタクをこじらせるあまり、M-1に出たらどうなるだろうかと夢想することもあったが、そんな夢物語が一瞬で粉砕されるくらいの面白さだった。やはり人前で話す、そして笑いを取るということがそれだけで芸になるというのは、それが難しいことだからなのだというのを実感した。

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