マガジンのカバー画像

たいせつなことはお店から学んだ

36
古着屋を経営しながら学んだいろんなこと。たいせつなマインド。その他いろいろ、時系列に沿わないで書いたノートのまとめです。
運営しているクリエイター

#ヴィンテージ

POP UP SHOPのお知らせ

POP UP SHOPのお知らせ

ご無沙汰しております。
わたしの運営する古着店「uguisu boutique」がこの度、ラフォーレ原宿にてポップアップ出店いたします!

・場所・ラフォーレ原宿 1.5F BASE Lab.
・日程・3/8(月)〜3/14(日)

皆さま無理のない範囲でお越し頂けると嬉しいです。

私、よしのは9日(火)・13日(土)・14日(日)に在店予定です。(その他状況に応じて在店するかもしれません)

もっとみる
古着屋を26年続けています

古着屋を26年続けています

11月はわたしの経営する古着屋の周年記念で、今年で26年になりました。
なんのことはない毎年11月にひとつひとつ数がふえて26周年になったというだけのこと。今も続けているし、これからもしばらく続けていきたいと思っているので、まだ「途中」です。機械式の腕時計の日付がカチッと音を立てて変わったみたいに、ちょっとだけ「あ」って感じる。それだけ。

わたしは16歳で古着屋を開業しているのでわりと若めでベテ

もっとみる
古着屋をやってて楽しい瞬間

古着屋をやってて楽しい瞬間

大量の古着の山の中に
きらっと光るものを見つけ
ひっぱりだして手にとった時

それが想像どおりの良いものであったり、
想像以上に素敵なものであった時の嬉しさ

快感ともいえるその感覚は
はじめて古着を仕入れて売った時から
25年以上経った今でもまったく変わらない。

80s vintage
“HOMME DE NUIT・TOKIO KUMAGAI”

一着の服が作られて、
誰かの手に渡り、楽しま

もっとみる
【初心者向け】66モデルってなぁに?

【初心者向け】66モデルってなぁに?

ヴィンテージジーンズをかじり始めると
「66」というワードに出会うと思います。

テキストで出会った方は「66」「66モデル」「66前期」「66後期」「66シングル」などなど
古着屋さん等で音で聞いたかたは「ろくろく」

「ろくろくって何?」1972年頃〜1978年頃のリーバイス501を指す俗称

いろんな偶然と勘違いから生まれた俗称で、
1966年モデルではありません。

この辺は検索すればいっ

もっとみる
ときめかなくなっても、捨てないで

ときめかなくなっても、捨てないで

この一年くらい、GIANFRANCO FERREのヴィンテージが気になるので時々仕入れています。

しかし、FERREは世界中でかなりの数が売れているはずなのに意外とみつからないのです。

FERREのヴィンテージは高級感と日常的な扱いやすさのバランスが良く、ぱっと見の派手さは控えめで、よく見ると凝ったディティールだったりする点が日本人向けといえます。

特にメンズは80年代90年代のミラノのトレ

もっとみる
クラウドファンディングでパトロンになってみた

クラウドファンディングでパトロンになってみた

クラウドファンディングってどんな人がどんな募集をしているのかなーって見てみると

素晴らしい理念をもって地域や社会に貢献するプロジェクトを、素敵な写真を添えて魅力的な文章でアピールしている方もいれば、
老朽化したお店をリフォームするお金がないからお金ください、みたいな雑な方、明らかに欲が全面に出すぎの方もいる。

わたしがもし募集する側になるとしたら、主にリアルなお客様に支援を募る形になりますので

もっとみる
お店はまだ終わってない

お店はまだ終わってない

先日、実店舗のヴィンテージショップをはじめてもうすぐ一年になるという素敵な女性ショップオーナーさんとお話しする機会があった。

ネットショップからスタートして、谷中にちいさな実店舗をオープンした彼女からはヴィンテージショップの仕事を楽しみながら真剣に取り組んでる様子が伝わってきた。

谷中銀座商店街の古い空き店舗をリノベーションして、小分けにしてシェアするテナント施設の一角に出店されているそう。

もっとみる
ロメオジリとROMEO GIGLI

ロメオジリとROMEO GIGLI

1990年代に独特なシルエットとオリエンタルな色使いで人気を博したデザイナー・ロメオジリによる“ROMEO GIGLI”

いわゆる大人の事情で、2000年代半ばには自身の立ち上げたブランドを去り
“ROMEO GIGLI”の商標を使えなくなったロメオジリさん。

振り返ってみればブランドの人気もその時まで。
その後はブランド名こそ残ったものの、ブランド“ROMEO GIGLI”が再び注目されるこ

もっとみる
「変化する怖さ」「変化しない怖さ」

「変化する怖さ」「変化しない怖さ」

16歳で古着屋を開業したときはアメリカ古着一択の商品構成だったのが、紆余曲折というか、気の向くままに商品を変えていったらブランド古着に行き着き、買取/販売をするブランド古着の専門店を18年運営しました。

ブランド古着は、幅広いブランドに関する知識、発売年の判別、真贋鑑定力、さらにトレンドや人気の考慮…
インターネット普及以前はこれら全てをバイヤーの「知識・目利き」で判断していました。

新しくで

もっとみる