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今VS夢

もしも今とは
比べ物にならないくらいの
大金持ちか億万長者か
贅沢できる小金持ちになったとして、
果たして、どうなるんだろうか。
お金さえあればなあ〜、
ああしたい、こうしたい、
と妄想というか夢はある。
だけど、
それは本当にお金が直ちに今、
降りて湧いて来たらば、
自分にとって
満足のいく豪快な使い方を
果たしてするのか、
そんなこと分からない。
お金が一杯にならなきゃ、
そん時になってみないと
分からんでしょう。

高級車だ外車だ、
タワマンかな御殿を建てようかな、
ブランド物の服なりバッグかな、
そんな消費してっていう、
エンドユーザーな使い方で
落ち着くのか。この売り圧力が
凄まじい世間で、
購入欲と所有欲なんて、
尽きないだろう。どうせ、
金が切れた瞬間に、潰えるか。
手持ちの中古品を
質に入れるなり何なりして、
ジリ貧サイクルに陥るのが関の山か。

旅したい、
色々と日本中を見て周りたい、
世界一周旅行してしまいたい。
株とか証券、住宅で投資したい。
留学したいとか大学院、
大学に入り直して勉強したい。
これは、一見すると
多額の費用を必要としそうなもの。
ただ、お金を、
ノー!
お金だけではなくて時間を始め、
歩いたり研究したり勉強
っていう努力を必ずや
必要不可欠なものとする、
これらの夢や
なりたい自分というのは、
お金をかき集めることが
出来てからでは、
遅いかもしれないなって、
そもそもですよ、
そんな受け身の姿勢で
良いのかなってお話です。

確かに、日本からなら、
アジアを超えると、航空運賃を
お安くなんて、論外だろう。
LCCにも人は殺到するし、
出発も到着も
時刻的にもサービス的にも、
忍耐力は試されるかもしれない。
どうしても
価格が嵩張るところは、
今回考えるのは止しといて、
ゲストハウスとかドミトリーも
安宿で何とか出来るだろう。
ご飯も探せば抑えられるだろう。
着るものはハナっから自身の持ち分だ。
海外だろうと国内だろうと、
これで衣食住は問題無し
と仮定して、さあ後は
有り金で今後の自身にとっての
財産となる旅の過ごし方は、
自分次第だろう。

住宅は
まとまったお金が要るから難しい。
でも、株などの証券なら、
少額投資という切り口もある。
小口で、ハイリスクに
ならないやり方もある。
本来、生命保険なんか以外で
将来の生活設計に
保険となるような、多額の貯蓄は、
安易に手を付けて
大損をこいて溶かすべき資産ではない。
色んな準備をしている合間に、
時は流れて、
得する機会も損する機会も、
つまり勉強に良い機会やタイミングと
培えるだろう経験値を
無碍に手放し兼ねない。
投資を検討して、
決算書を読み込んだり、
チャートの読み方見極め方
なんて会得して、力を付けたり
イメトレを重ねることも出来る。
それこそ、お小遣いから始めて、
小遣い稼ぎを投資で行うことが
可能になるかもしれない。
小さな積み重ねが大事を生む。
チリを馬鹿にしたり
侮ることは出来ない。
大金を待つよりも、
何かを始めてしまった方が
飛躍も見込めるだろう。

株式投資などと
酷似しているかも、
何かの資格取得の勉強や
研究に没頭するにしても、
入学や入会とか海を渡ってから
ゼロからイチからのスタート
なんていうのは、
ちゃんちゃら可笑しい。
本気度を疑われてしまい兼ねない。
他人に言われる前に、
準備の整わない自分に自分が一番、
嫌気が差したり、
勉強まっしぐらの環境で
ポツンと取り残されるような感覚に
なるのが定石で、
自分で自分の首を
絞めることにもなりかねない。
挫折も良い経験かもしれないが、
多額の費用を収めてのそれは、
ダメージが大きい。

こんなにややこしく
複雑に馬鹿真面目に
思考して自分自身に問うたり
疑念を投げかけたり
懸念を抱くことも
要らないかもしれない。
だけど、
買って満足するタイプの消費や
お金の使い方とは異なり、
特に、
本当に自分が一番なりたいもの。
ライフプランに着目した時に、
やるべきやりたいことを
環境整備を漠然と待つのではなく、
今すぐに手を付けずして、
いつ終わるか分からない人生を
消化しているのと
変わらなくなってしまう。
やるべきこと、
やりたいこと、
やれること、
を整理して、お金を
言い訳にしていると、
手に出来るはずのチャンスや
成長も経験も身に付かない。
だから、何一つも
取りこぼさないように、
金欠など悩みは尽きること無くとも、
時間と労力を、
出来る限り惜しみなく投下して、
好きなことを貫くべし。
本当にやりたいことが有るなら、
お金のことはあまり関係無いのかな。
いや、
好きなことしか考えてない奴は、
金が有ろうが無かろうと、
好き勝手やってるな、という
出来る範囲でバランスを考えながら
上手くやっている。
やるもやらないも、
どういう自分を形作るのかも、
自由で門戸は常に開かれている。


こうやって、偉そうに雄弁に語るのも、そう。

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