チェロキー

2024年3月、15年務めていた小学校教員を退職しました。在職中に不登校支援を開始。「…

チェロキー

2024年3月、15年務めていた小学校教員を退職しました。在職中に不登校支援を開始。「あぁ、自ら学校へ行かない選択をしたんだな」というあらたな気づきから不登校支援を本業にしました。 「自分の見ている世界から自分を高める」自分軸を見つけ、高める活動を綴ります。

記事一覧

忙しすぎて、子どもとの信頼関係ができません。

初任者のBさんから相談を受けました。 Bさんは新卒の初任の先生。 今年度、低学年の担任をしています。 ゴールデンウィークまで、一生懸命走ってきて、 子どもとの信頼関…

チェロキー
7時間前
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相手に合わせすぎてしまうことありませんか?

喫茶店の仕事をしながらいろいろ思考しています。 店長さんからよく言われるのは 「お客さんの要求に全部応える必要はない」 ということです。   使用されるお席 注文か…

チェロキー
20時間前

4月の保育園だより、センスオブワンダーが載ってくるって素敵すぎない??

娘の通う保育園は、普通の民間委託の保育園です。 特に自然派とか、こだわりの教育とかではなく。 しかし、先生たちが(私にとって)秀逸なのです。 4月の保育園だより…

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探究好きな子に育つ!娘との話

「かぁちゃん!私調べるの大好きー」 と娘が言ってきました。 娘は今「防災」にはまっています。 特に水害。 きっかけは夫の実家に行ったこと。 夫の実家は大きな河川の…

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やっぱり探究活動がしたい!パート4

探究活動に欠かせないグループワークの失敗談とともに、どうサポートしたらよいのか私なりの解決策を考えてみます。 うまくいかないグループワーク ①なかなか関わること…

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読書好きな子を育てるには?経過報告

保護者の方に 「どんな子に育って欲しいですか?」 と聞くと、 「よく本を読む子にしたいです」 よく言われます。 また、個人面談をすると 「全然本を読まないのですが…

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コンテンツを通してプロセスを学ぶ

今年度は5、6年生の家庭科を担当しています。 家庭科のコンテンツは 「よりよい生活を送るための知識、技能を身につけること」 そのコンテンツを身に付けることを通して …

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愚痴る愚痴る愚痴る 哲学対話に参加して

哲学対話に参加しました。 子どもではなく大人が対象の哲学対話は始めてでした。 最初に、日常の中から話題にしたい疑問を出し合って、テーマを決めて、対話すると言う感…

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赤ん坊は、かわいいのか?

今日は喫茶店に一歳半の赤ん坊をつれたお客さんがいらっしゃいました。 階段もあるし、子どもメニューも少ないお店なので、赤ん坊がくるのは珍しいのです。 赤ん坊はとて…

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もっと多様でいい、教室

「自分を成長させる我慢と自分を壊す我慢は違う」 昨日、私の所属するゼミで出てきた話です。 私たちは、お金をもらう🟰我慢 と思っている世代ではないでしょうか? 15…

学校は変われるのか?

以前勤めていたところで、新一年生の中に自閉的な傾向の強い子がいました。 教室には居られるのですが、体育館がダメ。 特に音が苦手で、マイクを通した音が大きくて苦手…

2

やっぱり探究活動がしたい!パート4

15年務めた小学校教員を辞めて、 不登校支援をしています。 子どもが見ている世界を言語化し、そこを出発点として生きるつけていきたいと考えています。 そのためには…

チェロキー
11日前
2

なんで喫茶店で働いているの?

私は、 喫茶店の店員 小学校の時間講師 不登校支援 の3足のわらじを履いています。 教育関係はまぁ、分かるけど、どうして喫茶店なの?とよくきかれます。 それは、 私…

チェロキー
11日前
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子どもへのまなざし

次女が一年生になり、 保育園に行くのは三女のみ。 三女は自分も学校に行きたくて、毎日 「1人は嫌だぁ。」とごねます。 この前は 「学校に行く!」と言ってきかないもの…

チェロキー
13日前
2

「ここいらで一回しめないと」・・・先生の一年間伴走しています 初任者さん

静かにしなきゃいけないときもうるさくて、授業中もうるさいんです。 ここいらで一回しめないと!と思っています。 新学期が始まって2週間たったころ、初めて担任をもっ…

チェロキー
2週間前
5

子供観をパラダイムシフトする

昨夜は、授業力向上ゼミでした。 「主体的で対話的で深い学び」を実現するために、スキルを学んでいますが、どうも私の根底にある子供観がシフトしていかないように感じて…

チェロキー
2週間前
5
忙しすぎて、子どもとの信頼関係ができません。

忙しすぎて、子どもとの信頼関係ができません。

初任者のBさんから相談を受けました。

Bさんは新卒の初任の先生。
今年度、低学年の担任をしています。

ゴールデンウィークまで、一生懸命走ってきて、
子どもとの信頼関係をつくる時間が取れないことに悩んでいます。

よく話を聞いて行くと、

子どもとの約束を果たせていないことに気づきました。

「一緒に遊ぼう」と言われると
「今日はいける!」と思って
「いいよ!」って約束するんだけど、
結局トラブ

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相手に合わせすぎてしまうことありませんか?

相手に合わせすぎてしまうことありませんか?

喫茶店の仕事をしながらいろいろ思考しています。

店長さんからよく言われるのは
「お客さんの要求に全部応える必要はない」
ということです。
 
使用されるお席
注文から提供までの時間
メニューの種類
営業時間

お店が改善できることはいろいろあるけれど、お客さんの快適な時間は、お店とお客さんと一緒に作る時間だというのです。

メニューをもっと増やせたらとか 
提供までの時間をもっと短くとか

やみ

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4月の保育園だより、センスオブワンダーが載ってくるって素敵すぎない??

4月の保育園だより、センスオブワンダーが載ってくるって素敵すぎない??

娘の通う保育園は、普通の民間委託の保育園です。

特に自然派とか、こだわりの教育とかではなく。

しかし、先生たちが(私にとって)秀逸なのです。

4月の保育園だよりにはレイチェルカーソンの『センスオブワンダー』の一節が毎年掲載されています。

なんと素敵な文章でしょう。
毎日読みたい、毎日視写したい。
そんな内容です。

こんなことを意識しながら保育している先生たちって本当素敵。
子どもたちはの

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探究好きな子に育つ!娘との話

探究好きな子に育つ!娘との話

「かぁちゃん!私調べるの大好きー」
と娘が言ってきました。

娘は今「防災」にはまっています。
特に水害。

きっかけは夫の実家に行ったこと。
夫の実家は大きな河川のそばにあって、マンションの広場が避難所になっていることや、防災倉庫があることに興味をもちました。

風水害、高潮について新しく分かったことを熱く語っていた時に「調べるって楽しい!」と。

私もいろいろ知りたいので、質問していくと
「調

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やっぱり探究活動がしたい!パート4

やっぱり探究活動がしたい!パート4

探究活動に欠かせないグループワークの失敗談とともに、どうサポートしたらよいのか私なりの解決策を考えてみます。

うまくいかないグループワーク

①なかなか関わることができない

②いやな関わりかたをしてしまう

③違う話題で盛り上がってしまう

もっとたくさんあるけど、
とりあえず①から検討してみます。

①なかなか関わることができない。

グループワークが始まっても静かなまま、関わりが生まれない

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読書好きな子を育てるには?経過報告

読書好きな子を育てるには?経過報告

保護者の方に
「どんな子に育って欲しいですか?」

と聞くと、
「よく本を読む子にしたいです」

よく言われます。

また、個人面談をすると
「全然本を読まないのですが、どうしたら読みますか?」

と質問をもらっていました。

私自身も子供には本を読んで欲しいと思っていますし、読解力には多読が欠かせないと思っています。

しかし、思ったように子どもは本を読まない。
本はゲームやテレビになかなか勝て

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コンテンツを通してプロセスを学ぶ

コンテンツを通してプロセスを学ぶ

今年度は5、6年生の家庭科を担当しています。

家庭科のコンテンツは
「よりよい生活を送るための知識、技能を身につけること」

そのコンテンツを身に付けることを通して
「自分の生活をより良くするための学び方を習得する」

そのときに働かせる見方、考え方が
「協力すること」
「健康で、快適で、安全でかどうか?」
「生活文化の見方」
「持続可能な社会にするには?」

です。

ソーイングや、クッキング

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愚痴る愚痴る愚痴る 哲学対話に参加して

愚痴る愚痴る愚痴る 哲学対話に参加して

哲学対話に参加しました。

子どもではなく大人が対象の哲学対話は始めてでした。

最初に、日常の中から話題にしたい疑問を出し合って、テーマを決めて、対話すると言う感じの場でした。

途中、哲学というより日常の愚痴では?という場面があり、

「大変ですねぇー」
みたいな反応になったのだけど、

私、最近愚痴ってるかな?と思いました。

愚痴はいっても仕方がない
愚痴ったところで周りは変わらない
周り

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赤ん坊は、かわいいのか?

赤ん坊は、かわいいのか?

今日は喫茶店に一歳半の赤ん坊をつれたお客さんがいらっしゃいました。

階段もあるし、子どもメニューも少ないお店なので、赤ん坊がくるのは珍しいのです。

赤ん坊はとてもかわいく、ちかくのお客さんも
「かわいいかわいい」と声をかけていました。

赤ん坊はかわいい、確かにそうで、
「命のかたまり」
「生きるそのもの」

という話が展開されていたのですが、

私は全く別のことを思い出していました。

私は

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もっと多様でいい、教室

もっと多様でいい、教室

「自分を成長させる我慢と自分を壊す我慢は違う」

昨日、私の所属するゼミで出てきた話です。

私たちは、お金をもらう🟰我慢
と思っている世代ではないでしょうか?

15年間、私は自分を成長させる我慢をしてきました。
教員の仕事が好きで好きで
授業が上手くなりたくて、
子どもと上手く関われるようになりたくて、
子どもを成長させるいい先生になりたくて、

でもきっと自分の成長のためだと思ってしていた

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学校は変われるのか?

学校は変われるのか?

以前勤めていたところで、新一年生の中に自閉的な傾向の強い子がいました。

教室には居られるのですが、体育館がダメ。

特に音が苦手で、マイクを通した音が大きくて苦手。

「うるさい」と言って体育館から出て行ってしまいます。

運動会の練習となると、基本は1番最初は学年で体育館でマイクを使って学年指導です。

今まで、幼稚園や保育園にいて、大きな体育館で大きなマイクを通した音。

苦手が爆発します。

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やっぱり探究活動がしたい!パート4

やっぱり探究活動がしたい!パート4

15年務めた小学校教員を辞めて、
不登校支援をしています。

子どもが見ている世界を言語化し、そこを出発点として生きるつけていきたいと考えています。

そのためにはやっぱり探究活動!そして、私も探究活動大好き、楽しい!

今日はパート4、探究活動に欠かせない、読む力をどうつけるかをまとめます。

小学生で探究活動をさせようとすると、資料を読み取れるかできなかは大きな違いがあります。

私の結論とし

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なんで喫茶店で働いているの?

なんで喫茶店で働いているの?

私は、
喫茶店の店員
小学校の時間講師
不登校支援

の3足のわらじを履いています。

教育関係はまぁ、分かるけど、どうして喫茶店なの?とよくきかれます。

それは、
私の働くお店が、食べ物や飲み物を丁寧に作り、自分たちのお店作りにすごく真面目に向き合っているお店だから。

生きること、読むことに対するイベントを定期的に行っているから。

そこで、協働すること、丁寧に仕事をすること
美味しいものを

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子どもへのまなざし

子どもへのまなざし

次女が一年生になり、
保育園に行くのは三女のみ。

三女は自分も学校に行きたくて、毎日
「1人は嫌だぁ。」とごねます。

この前は
「学校に行く!」と言ってきかないものだから、仕方ないので、学校へ行きました。

校門のところでしばらく登校する子どもたちを眺めていると、学校へ行きたくない子の姿がみえました。

お母さんがずっと付き添って、話を聞いていました。ひとしきり話すとその子は、他の友達に声をか

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「ここいらで一回しめないと」・・・先生の一年間伴走しています 初任者さん

「ここいらで一回しめないと」・・・先生の一年間伴走しています 初任者さん

静かにしなきゃいけないときもうるさくて、授業中もうるさいんです。
ここいらで一回しめないと!と思っています。

新学期が始まって2週間たったころ、初めて担任をもったA先生は、
私にこういいました。

「ここいらで一回しめないと」

この言葉、よく分かります。最初の一週間は様子をみていた子供たちが、
2週間して、日常モードに入り、「これもやっちゃえー」「あれもいいの?」といろんなことを出してくる時期

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子供観をパラダイムシフトする

子供観をパラダイムシフトする

昨夜は、授業力向上ゼミでした。
「主体的で対話的で深い学び」を実現するために、スキルを学んでいますが、どうも私の根底にある子供観がシフトしていかないように感じています。

子どもをコントロールする
子どもに任せる

ということが対立していしまって、「任せる」と口でいいながら、どうしても「コントロール」してしまっているように思います。
そうすると、信頼関係がなかなか作れない。

「任せるよ」と言いな

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