子供観をパラダイムシフトする
昨夜は、授業力向上ゼミでした。
「主体的で対話的で深い学び」を実現するために、スキルを学んでいますが、どうも私の根底にある子供観がシフトしていかないように感じています。
子どもをコントロールする
子どもに任せる
ということが対立していしまって、「任せる」と口でいいながら、どうしても「コントロール」してしまっているように思います。
そうすると、信頼関係がなかなか作れない。
「任せるよ」と言いながら子供の「やる気低下・・・」を招いてしまうこともあります。
ゼミの先生からは次のように言われました。
「科学者のように事実を丁寧に観察する」
心理面は客観的な観察だけではわからないので
「積極的な観察(action research)」を毎日の活動の中でする。
具体的には
あいさつを
いつも
さきに
ついでに一言
行ったり、
「また明日」と言って、子供に声をかけるというのです。
いつも「あいさつ」をしてコミュニケーションをとっていると
ちょっとした様子の違いに気づくことができます。
簡単なようで、なかなか繰り返しできないですね。
「あの子は感情コントロールができないから」
「あの子はコミュニケーションが得意ではないから」
と私は先入観をもって子供を見ることが多かったように思います。
それは、経験則でいくらか子供たちの様子が分析できるようになって力がついたとも言えます。
しかし、先入観をもって子供をみると「〇〇させる」とその子をうまく動かすためにはどうしたらよいかということにフォーカスすることになって、結局子供をコントロールすることが目的になってしまうことが多いです。
大事なのはその時のその子の「事実を丁寧に観察する」こと
改めて認識しました。
いやぁ、これが難しい。何年たってもなかなかできるようにならない。
つい目の前の子をコントロールしたくなるし、うまくコントロールできると
こちらの成功体験になってしまって、うまくいったデータ蓄積を勝手に行ってしまうものだから、こちらの行動が強化されてしまうんですよ。
「事実を丁寧に観察する」「子供をありのまま見る」ということかな。
もっとクリアに、スッキリ子供と向き合えるようになりたい。
とりあえず、「あいさつ」と「またあした」
の実践を実直に繰り返します。
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