チェロキー

2024年3月、15年務めていた小学校教員を退職しました。在職中に不登校支援を開始。「…

チェロキー

2024年3月、15年務めていた小学校教員を退職しました。在職中に不登校支援を開始。「あぁ、自ら学校へ行かない選択をしたんだな」というあらたな気づきから不登校支援を本業にしました。 「自分の見ている世界から自分を高める」自分軸を見つけ、高める活動を綴ります。

最近の記事

学校は変われるのか?

以前勤めていたところで、新一年生の中に自閉的な傾向の強い子がいました。 教室には居られるのですが、体育館がダメ。 特に音が苦手で、マイクを通した音が大きくて苦手。 「うるさい」と言って体育館から出て行ってしまいます。 運動会の練習となると、基本は1番最初は学年で体育館でマイクを使って学年指導です。 今まで、幼稚園や保育園にいて、大きな体育館で大きなマイクを通した音。 苦手が爆発します。 その時、私たちは どうしたら居られるか?を考えます。 イヤーマフをするか?

    • やっぱり探究活動がしたい!パート4

      15年務めた小学校教員を辞めて、 不登校支援をしています。 子どもが見ている世界を言語化し、そこを出発点として生きるつけていきたいと考えています。 そのためにはやっぱり探究活動!そして、私も探究活動大好き、楽しい! 今日はパート4、探究活動に欠かせない、読む力をどうつけるかをまとめます。 小学生で探究活動をさせようとすると、資料を読み取れるかできなかは大きな違いがあります。 私の結論としては、読む力は習慣的に身に着けることが大事!と思っています。 おススメは「二分

      • なんで喫茶店で働いているの?

        私は、 喫茶店の店員 小学校の時間講師 不登校支援 の3足のわらじを履いています。 教育関係はまぁ、分かるけど、どうして喫茶店なの?とよくきかれます。 それは、 私の働くお店が、食べ物や飲み物を丁寧に作り、自分たちのお店作りにすごく真面目に向き合っているお店だから。 生きること、読むことに対するイベントを定期的に行っているから。 そこで、協働すること、丁寧に仕事をすること 美味しいものを作ること、場をホールドすること そんなことを学んでいます。 40歳から接客業

        • 子どもへのまなざし

          次女が一年生になり、 保育園に行くのは三女のみ。 三女は自分も学校に行きたくて、毎日 「1人は嫌だぁ。」とごねます。 この前は 「学校に行く!」と言ってきかないものだから、仕方ないので、学校へ行きました。 校門のところでしばらく登校する子どもたちを眺めていると、学校へ行きたくない子の姿がみえました。 お母さんがずっと付き添って、話を聞いていました。ひとしきり話すとその子は、他の友達に声をかけられて校舎に入って行きました。 あぁ、行けたね。えらい。 と心の中で応援し

        学校は変われるのか?

          「ここいらで一回しめないと」・・・先生の一年間伴走しています 初任者さん

          静かにしなきゃいけないときもうるさくて、授業中もうるさいんです。 ここいらで一回しめないと!と思っています。 新学期が始まって2週間たったころ、初めて担任をもったA先生は、 私にこういいました。 「ここいらで一回しめないと」 この言葉、よく分かります。最初の一週間は様子をみていた子供たちが、 2週間して、日常モードに入り、「これもやっちゃえー」「あれもいいの?」といろんなことを出してくる時期です。 ガツンと起こって、今の先生との関係を上下でちゃんと構築したいと考えるの

          「ここいらで一回しめないと」・・・先生の一年間伴走しています 初任者さん

          子供観をパラダイムシフトする

          昨夜は、授業力向上ゼミでした。 「主体的で対話的で深い学び」を実現するために、スキルを学んでいますが、どうも私の根底にある子供観がシフトしていかないように感じています。 子どもをコントロールする 子どもに任せる ということが対立していしまって、「任せる」と口でいいながら、どうしても「コントロール」してしまっているように思います。 そうすると、信頼関係がなかなか作れない。 「任せるよ」と言いながら子供の「やる気低下・・・」を招いてしまうこともあります。 ゼミの先生からは

          子供観をパラダイムシフトする

          そもそも学校って選べます?

          2人目の子を産んだ時、助産院を選びました。 1人目のときは、立地と慣れで、特に考えずに近くの総合病院の中にある産科で産みました。お産はスムーズだったのですが、看護師さんや先生の対応にとても傷つき、2人目のときには、「自分でちゃんと選びたい」と思って助産院で産むことにしました。 結果、最高に楽しい出産、産後を過ごすことができました。 助産院が最高!ということが言いたいのではなく、 「自分で選んでいるかどうか」というのは 満足度やその後の主体性に大きく関わるのではないかと思

          そもそも学校って選べます?

          絵本紹介 さっちゃんのまほうのて

          学校から本を大量に持ち帰ってきました。 私の働く喫茶店は書店でもあって、 私は本屋さんにもなりたかったので、とてもいい空間です。 本屋さんになりたかったのは、本との出会いが好きだから。本と出会って人生が変わることいく度か。本との出会いが好きです、 教室にも「チェロキー文庫」を作っていました。 その中から一冊ご紹介します。 「さっちゃんのまほうのて」 幼稚園生のさっちゃんの右手には指がありません。 おままごとでお母さんをやりたいのに、 「ゆびのないお母さんなんてへん

          絵本紹介 さっちゃんのまほうのて

          やっぱり探究活動がしたい!パート3

          教員を辞めて不登校支援のお仕事を始めました。不登校支援のお仕事をする中でもやっぱりどの子にとっても探究活動が大事だという思いは変わらず、 「やっぱり探究学習がしたい!」という探究学習への思いをまとめています。 探究学習は、「自己を知ること」と「他者を知ること」が最も重要で、 そこに「コミュニケーション」「リフレクション」「自己調整力」「粘り強さ」「自己理解」 の五つの力をつけることで研究を深めることができます。 そこで、こんなことをやりたいと考えています。 ボードゲーム(

          やっぱり探究活動がしたい!パート3

          やっぱり探究活動がしたい!パート2

          私はサンドイッチが好きです。なぜなら、中身を自分で好きなものにして、その入れたものが混ざり合うことでおいしいサンドイッチができるからです。 これは、人生とも似ていて、パンは自分と他人。 その間にどんなものを挟むかは自分で決めることができるというのが私の持論です。 例えば、どんな進学先にするのか?どんな仕事につくのか?家族はもつのか?子供は? 何に時間を割いて、何を優先して生きていくのか? そんなことを自分でサンドイッチの具材として決めていく。 それぞれの決定が混ざり合っ

          やっぱり探究活動がしたい!パート2

          やっぱり探究学習がしたい!パート1

          「自分は何をして生きて行きたいのか」 納得いく自己選択を応援する、共に学ぶ舎「HAG」です。 昨日まで不登校支援のお仕事を立ち上げるまでの事をずっと書いていました。 今日からは、探究学習について書きたいと思います。 総合的な学習の時間が 総合的な学習(探究)の時間となり、 高校では探究学習が本格的にスタートしています。 では、探究学習とはなんでしょうか? 探究学習とは、生徒が自ら問いをたて、答えを見つけていく学習のことを指します。 文科省ではこのように書かれていま

          やっぱり探究学習がしたい!パート1

          教員退職 最初のステップ8

          3月に教員を辞めて、4月から不登校支援をしています。 退職してから、不登校支援のお仕事を始めるまでのことを「最初のステップ」として記してきました。 いよいよ最終回! noteにまとめることで、進んでいる実感がもてたし、当初の予定通り、自己紹介をまとめることができました。 今日は、最後の事例を書きたいと思います。 私が不登校支援をしたいと思ったきっかけになった子の事例です。 Dくん、小学校4年生。 3年生後半で友達とのトラブルによって不登校になっていました。Dくんの

          教員退職 最初のステップ8

          今日何する?家族会議

          今日は久しぶりに何もない休日。 昨日の夜、子どもたちに「明日何する?」 と聞くと「明日朝会議しよう^_^」 とのこと。 今朝は朝ごはんを食べて、早速会議。 今朝の司会は長女。 書記は次女です。(次女はまだ字が書けないので私が書いてなぞりを担当します) 「意見のある人はいますか?」 「ハッピーセットが食べたい」 ドラえもんのおもちゃらしい。 「公園にいきたい」 「家の前で遊びたい」 「ピクニックに行きたい」 「ラーメン食べたいー」 と出てきた意見をどんどん書き出し

          今日何する?家族会議

          学校に出勤して感じたこと

          金曜日ですね! 今年はカレンダー上、月曜に始業式や入学式の学校が多かったのではないでしょうか? 小学校の4月は一年で1番キラキラしていると私は思っています。 進級してきた子どもたちはみんなやる気いっぱい、特に一年生を迎えて一年生はみんな緊張とやる気で本当にキラキラしています。 まるまる1週間あった今年は子どもも先生もお疲れになったのではないでしょうか?? 私も今週から講師として、学校に出勤しました。 学校へ行ったら、辞めたことを後悔するのでは?? ちょっとドキド

          学校に出勤して感じたこと

          自己紹介 不登校を中心にお子さん、保護者の方の伴走をしています

          こんにちは、不登校傾向にある子どもや保護者の方のサポート、伴走をしています、「HAG」です。 私は、15年間小学校の教員をしていました。学級担任、特別支援教室巡回指導、特別支援コーディネーターを経て、子供たちや保護者の方のお悩みに共に関わりたいと考えて、退職しました。今は、小学校で時間講師をしながら、依頼を受けて、カウンセリングや学習支援を行っています。 今年度から公立学校で教育相談コーディネーターが必置になりました。しかし、実情は不登校の専門家や専門職が置かれたわけでは

          自己紹介 不登校を中心にお子さん、保護者の方の伴走をしています

          退職 最初のステップ7

          教員を退職して不登校支援のお仕事を始めようと思っています。 そのためのステップを記しています。もう7回目! 不登校支援のお仕事を始めるにあたって、金銭的なこと、内容的なこと、事業などについて、日々行っていることを書いています。 今は、事例を書いています。 今日はCちゃんの話 2年生のCちゃんは、2学期の終わりごろからだんだんと欠席傾向にありました。担任の先生と相談して、Cちゃんとお話しをしたところ、どうやらお友達との関係があまりうまくいっていないとのこと。(友達は全く気に

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