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少子化関連 記事

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恋愛、結婚、子育ての面から少子化の問題について考察した記事のまとめになります。
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#結婚

【少子化問題】「お金がないから」は原因ではなく結果

【少子化問題】「お金がないから」は原因ではなく結果

少子化関連の議論では必ずと言っていいほど「お金がなくて結婚、子育てをする余裕がないから少子化になる!」という主張が登場し、一定の支持を集める。しかし、バブル期の日本や経済成長を続けてきたアジア諸国、子育て支援に手厚い北欧でも少子化が続いている事から考えると、経済的な問題が少子化の原因であるとは言い難い。

では何故こうした意見が支持されるのか?

筆者が考えるのは「金がないから」は原因ではなく結果

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現実的に可能で効果がありそうな少子化対策

少子化の原因は「個人の自由の尊重」や「男女平等」といった社会の価値観、風潮に基づくものが多く、それらはただ金を配るだけで解決するものではない。また、先進国全体で人権思想が浸透している以上、それらの原因に言及することも現時点では容易ではない。

その為、長期的には社会の価値観を変えることを目指しつつ、短期的にはそこに抵触しない形での対策を打っていく必要がある。今回は、筆者が有効だと思う対策とその理由

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別の結婚相談所でも話を聞いてきた。

・自治体の婚活サービスよりも有料のちゃんとした相談所のほうが結婚できる可能性が高く、システムも利用しやすい。

・収入に不安があるなら尚更20代の方がいい。収入を気にせず出会えるのは20代のうちだけ。

早いに越したことはないのは共通の認識。

「一生独身でもいい」はロクでもない結末を迎える

「一生独身でもいい」はロクでもない結末を迎える

2022年度の出生動向調査が発表され、結婚願望がない若者が過去最多になったことが大きく報じられている。

ただでさえ子供を産める若者が減っている状況で更に結婚願望のない人が増えるとあっては急速に少子化が進む恐れがあり、危機的な状況と見るべきだろう。

各種調査結果を見てみると結婚願望がない理由としては「ひとりでも気楽に、快適に暮らせるから」というものが多いようである。

特に、「ひとりでも特に寂し

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ツヴァイの入会相談で印象に残った話

・30代になると男性は収入格差が開き一層低年収な人は不利、女性は社会経験を積むので要求が羽上がる。早く婚活をするのは男性にとってもメリットが大きい

・婚活の「○○すべし」論を鵜呑みにしている人は上手くいかない。実際の合う合わないの方が重要

気軽に会えるからこそ妥協できない ~マッチングアプリは非婚化推進ツール~

気軽に会えるからこそ妥協できない ~マッチングアプリは非婚化推進ツール~

だいぶ前にこの記事を見かけ、いずれ記事にして感想を書こうと思っていた。それから他の記事を先に出したりして後回しになっていたが、先日白饅頭氏の出した記事が正に自分の言いたかったことと一致していたので、それも踏まえて書くことにした。

文中より、いくつか気になった文を抜き出してみる。

恋愛や結婚できない要因の一つとして「出会いがない」というのはよく言われる。その為、婚活等で出会いの機会を増やすことが

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「結婚しない自由」が結婚したい人を苦しめた

「結婚しない自由」が結婚したい人を苦しめた

非常に面白い記事を見かけた。

結婚しない自由という価値観の蔓延が近年の急速な非婚化を推し進めたことについて、的確な指摘をしている記事であると感じる。

個人の自由を重んじる価値観の浸透により、「結婚に捕らわれない自由な生き方を認めるべきだ」という考えは瞬く間に浸透した。この言説は基本的に「従来通り結婚して家庭を持つ人」と「結婚せず一人で自由な生き方を選ぶ人」に分かれ、どちらの生き方を選ぶか自分で

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知り合いの先生から興味深いことを聞いた。

「80年代の頃から結婚せずひとりで生きたいと言っている人は多くいた」

「困っている人を助けようとした結果、ひとりでも生きていける社会になった。よい社会を目指そうとしてやったことにも必ず副作用がある」

確かにその通りだなと。

女性の上昇婚志向を示すデータまとめ

女性の上昇婚志向を示すデータまとめ

・2019年9月5日 発表『内閣府 少子化社会対策に関する意識調査4 調査結果(詳細)』

https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/h30/zentai-pdf/pdf/s4.pdf

男性はどの年収層でも「年収は関係ない」を選んだ人の比率が高い。一方で女性は自身の収入が上がるにつれ、それよりも1段2段上の収入を男性に求めている。

また

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女子は男子が来るのを待っているかもしれない

先日の白饅頭氏の記事を読んでいると、男子が草食化したせいで、同年代の女子は本当に出会いがない、という旨の発言、読者からのコメントが見られた。そして饅頭氏はだからこそ、若い人にとってはある意味チャンスである、と発言していた。

実際、婚活市場が女あまりになっている状況を考えると、これは事実としてあるのだろう。競争のエスカレートとハラスメントのリスク増大が男子を恋愛市場から降ろさせてしまった事は違いな

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コロナで少子化が加速したとはいうが・・・

コロナで少子化が加速したとはいうが・・・

gwも最終日になったが、ツイッターのTLは休みの気分を台無しにする話題で埋め尽くされた。発端の記事はどうやらこれのようだ。

少子化の話題は毎度のように荒れるし、結論も「お金と支援が不足しているから結婚子育てしたくなるわけがない!!全部政治が悪い!!」で締めくくられるのもおなじみだ。最初にこの話題に触れた時は本気で心が荒んでしまったが、今ではもういつもの不毛な議論としか思わなくなってしまった。ツイ

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お金や子育て支援ではない、少子化の本当の原因

お金や子育て支援ではない、少子化の本当の原因

少子化問題に悩まされて久しい日本であるが、その原因は一般に、「経済面で結婚したくても出来ない」や、「子育て支援の不足により子育てに不安を感じるから」と言われることが多い。

しかし、過去の日本の出生率推移や海外の状況を見ると、それは真っ赤な嘘であることが分かる。

この記事では、少子化の本当の原因について推測していこうと思う。

1.個人の人権:結婚しない、子供を産まない自由
昭和の頃までの日本は

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今の若者にはお見合い結婚が向いている理由

今の若者にはお見合い結婚が向いている理由

白饅頭さんのこちらの記事を見てそう感じた。

今の若者はスマートフォンなどから得られる大量のコンテンツを消費することに追われており、ひとつの物に時間をかけることに耐えられなくなっている、その一例として、舞台や映画などの演劇では若者が寄り付かず、高齢化が進んでいる、という話だ。

文中ではタイトルの通り、若者が今置かれている現状とそれに対して演劇はどうあるべきか、ということが主題として書かれていた。

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自由には責任が伴う ~結婚しない自由について思うこと~

ツイッターでは定期的にバズる話題がいくつかある。そのひとつがこれだ。

結婚以外の生き方や幸せがあるのだからそれを押し付けるな!人生の自由、一人一人の価値観を尊重しろ!

という趣旨のツイートだ。個人主義の蔓延、多様性の尊重が叫ばれているからこそであろうが、私はこの主張にはどうしても違和感、というよりも否定的な気持ちを持ってしまう。

理由は簡単だ。

その色んな生き方や幸せとやらは、今のような便

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