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もやもわ記

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日々のもやもやしたことや、もわっと出てきたことばをつづります。日記というわけではないので、たんに「記」です。
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#エッセイ

新聞記者を辞めて10年経つのに未練たらたら女のひとりごと

新聞記者を辞めて10年経つのに未練たらたら女のひとりごと

※途中から有料になります。理由は、内容が個人的すぎて生生しいから、それだけです。



さいきんは、季節の変わり目だからか、体調がしばらく揺らぎぎみで、その影響もあってなのかわからないけれど、なにもかもネガティブに考えてしまう自分がいる。

そんな卑屈でネガティブな受け止め方は、おかしいでしょ、と自分で自分につっこみを入れながらも、それをコントロールすることができないのが、やっかいなものである。

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秋だからかなんでもないことをなんでもなく語る

秋だからかなんでもないことをなんでもなく語る

「持つ」ということはなんなんだろうか、ということをふと思った。

先日、<わたしは、東京でいろいろなものを持ちすぎてしまった。だから東京を手放して、ある場所に住むことを決意した>という人の話を聞いた。

それと同じ時期、また別の人が<あの人は、とてもたくさんのお金や肩書きを持っていたけど、全然幸せそうではない。幸せと持つものは、比例しないんじゃないかな>と話していた。

それぞれ、別の人の話だけど

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「障害者なんだから皿洗いでもやって引っ込んでろ」と言われたことがきっかけで考え続けてきた、わたしの「働く」ということ

「障害者なんだから皿洗いでもやって引っ込んでろ」と言われたことがきっかけで考え続けてきた、わたしの「働く」ということ

きのう、久しぶりに、かちんとくることがあった。

もちろん、わたしはしょっちゅう「そのものの言い方はないだろ」などといったささいなものの言い方をめぐって、かちんとくることはあるのだけど、それはそのときだけかちんとなっているだけでたいしたことなかったりする。

でも、きのうのケースは、「自分」のなかに、土足ずけずけと踏み込まれた、境界を脅かされたことによる、ぜったいに許してはいけない、かちん、だった

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メジャーど真ん中のコンテンツの話ばかりでつらい気持ちを綴ってみた

メジャーど真ん中のコンテンツの話ばかりでつらい気持ちを綴ってみた

さいきん、よく入るようになったイタリアンのバイトで出会ったいろんな世代の人たちと、仕事の合間だったり、仕事終わりやプライベートでごはんとかしておしゃべりする機会がすごく増えた。

飲食関係の仕事をするようになってからのこれまでの自分は、仕事は仕事と割り切って、「じゃ、帰ります」といってプライベートとは完全に切り離していた。

それは、ぎすぎすしていたりいじめやパワハラが当たり前にある職場だったこと

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拝啓ベビーカー様 誰もがマイノリティ性を持ち合わせているとして

拝啓ベビーカー様 誰もがマイノリティ性を持ち合わせているとして

さいきんは、都内のとある日本料理店で、楽しくお仕事をさせていただいております。

きょうも、いつもどおり楽しくお仕事を終えられるはずだったけれど、最後にすごくがっかりすることがあって、いろいろ思いの丈も詰まってきたので、文字にしてみようと思い立った次第です。

(基本的にわたしは、おもしろかったこと、いいことは、「そのとき」「いま」が最高のピークなので、

ほんとうは、ネガティブなことではなく、そ

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吐け口にされやすい自分のことをつらつらと

吐け口にされやすい自分のことをつらつらと

さいきん本格的に気づいたことがある。

それは、自分は、「人に当たられやすい」んだなあ、「吐け口にされやすいんだなあ」ということだ。

ずっと、そういうことには悩んできていたのだけれど。



さいきんは、飲食関係の仕事をずっと続けているのだけれど、それ以前から、同僚に、「mieさんって、なぜか○○さん(その職場にいちばん長くいる人だったり、上司だったり)から当たりが強いよねえ」などと何気なく言

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「お嫁さん」になりたかったという話&近況

「お嫁さん」になりたかったという話&近況

わたしの幼い頃からの夢は、「お嫁さん」になることだった。

小学校のときも、中学校のときも、高校のときも、クラスメイトが、ケーキ屋やスチュワーディス、小学校の先生、パイロット、医者、弁護士とかとか、「将来の夢」を卒業文集だったり、休み時間だったり、授業でだったり語るとき、なぜかみんな「職業」を語ることが不思議だった。

そんなとき、「将来の夢って、なんでみんな仕事なの?」と思ったけれど、わたしが思

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「まだなにも始まっていない」と思えるということ

「まだなにも始まっていない」と思えるということ

さいきん、社会保険労務士(社労士)の勉強を独学で始めました。

それは、ひょんなきっかけからでした。

昨年の秋頃、ある現役社労士の方と全然関係ない世間話をしていたところ、「社労士の仕事が、mieさんがこれまでしてきた経験ととても親和性があると思うから、資格試験を受けてみたら」と勧められたからでした。

そう言われて、すごく意外でした。

そういう士業みたいなものって、自分とは世界がちがいそうだな

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これまでにない抜本的な断捨離を通して変わったこと

これまでにない抜本的な断捨離を通して変わったこと

きょうは近況をまとめてみようと思う。

とにかく、自分、いろいろ変わった。

ここさいきんは、目まぐるしい勢いで変わってきているというか、変わらざるをえなかったり、流れでそうなったという部分もあるけれど、そんななかでも、自分の考えや価値観の「核」や「芯」となるものがドラスティックに変わった、というのが、さいきんのわたしの象徴的な変化だ。

「変わった」と書いたけれど、「核」や「芯」となる部分がより

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そんな才能いらない

そんな才能いらない

そんな才能いらないな、と思ってしまったことがあって、きょうはそのことについて、ひさしぶりに書いてみる。



きょう、義母からメッセンジャーで連絡がきた。自分の息子(わたしにとっての夫)とわたしと、飼い犬についての近況報告を求める内容である。

さいきん、仕事で完全に心身のエネルギーが削れてしまっていて、余裕がないこともあって、いつもは、丁寧に答えたりやりとりをしたりしているのだけど、だんだん、

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「二十歳になった」という感覚

「二十歳になった」という感覚

年末のららぽーとに行って、小夏ちゃんをドッグカレッジに預けて、どこもごったがえすなか、とりあえず入ったお肉屋さんで夫とお肉を焼きながら、ふと、思ったことがある。

それは、「あ、いま、なんか、やっと二十歳になったような心境だな」ということだった。

二十歳は、自分にとっての、「大人」だ。

年齢的には、20年前にとっくに成人しているのだけど、そういう意味ではなくて。

心のなかから、「あ、自分、ほ

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書いてもしゃべっても、煮ても焼いても、ただのごみ

書いてもしゃべっても、煮ても焼いても、ただのごみ

寝る前に、ふぅーっとひと息ついて、1日を振り返る時間があったらすてきだなあとずっとずっと思っていた。

実際は、そんな余裕があるというか、それを感じようとする日はめったに訪れるものではなかったり、疲れてそれどころじゃないこともほとんどだし、まだまだ寝るまでには時間が足りないということもあったり、不安やいらいらで、そんな優雅で丁寧な気分になんてなれないと思うときのほうが多い。

すさんだ気分で、すさ

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夢とか幻とか現実とか

夢とか幻とか現実とか

わたしにはいま、やりたいことや、希望や、夢や、目標が、たくさんある。

時間も足りなさすぎて、わちゃわちゃ。

まさにこんなかんじ、というのを先日ここに書いたばかりだ。

うん、そんなかんじ。

だけど、それが、いま、たいへんなことになっている。

「希望」とか「夢」とか「目標」とか、そんな存在すらこの世の中や自分のなかに存在していることすら気づけないくらい、死んだように生きているときだって、生き

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「犬と一緒に過ごせるカフェ」を求めて心が削れた体験記②

「犬と一緒に過ごせるカフェ」を求めて心が削れた体験記②

前回の「犬と一緒に過ごせるカフェを求めて心が削れた体験記①」では、15分もかからない最寄駅まで1時間もかかってしまい、これからさらに1時間以上かかるカフェへの道のりに、早くもぐったりしてしまったことを書きました。

なによりも、最寄駅までの道中では、誰かが自分たちを直接責めているわけではないのに「世間の目」のようなものをなぜか勝手に感じとってしまい、責められているかんじや、孤立感を感じて、非常に心

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