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マスメディア記者→自分にちょうどいいライフスタイルを実験中|ここには実験中の息抜きがて…

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マスメディア記者→自分にちょうどいいライフスタイルを実験中|ここには実験中の息抜きがてら訪れたり、行き場のない言葉を記録したりします|散文のようなひとりごと形式で役に立たない内容ばかりです

マガジン

  • もやもわ記

    日々のもやもやしたことや、もわっと出てきたことばをつづります。日記というわけではないので、たんに「記」です。

  • ポリフォニックなひとりごと

    アンサンブルは苦手だけど、ひとりポリフォニックにつぶやいてます。

  • 寒い寒いときの日記(2018年2~3月)

    たまたま流れついた秋田で過ごした初めての冬のこと。(※はてなブログから移行した関係で、実際に書いた日と投稿した日にタイムラグがありますこと、ご了承ください)

  • 性犯罪に遭って統合失調症になっていたときのうた

    2018年初夏、性犯罪事件に遭い、身寄りなし独居職なしの筆者が、事件現場となった家から女性シェルターに避難させられるも、しまいには発狂し、統合失調症との診断を受け入院。頭のなかがごちゃつきながらも、かすかな光を探し求めるように出てきた「うた」を当時の筆者がつづっています。 (※別のタイピングソフトからコピペした関係で、一部見にくい箇所がありますこと、ご了承ください)。

  • 「発達障害」を背負わない(55本おまとめパック)

    社会人になってASD(自閉スペクトラム症)と診断された筆者が、「発達障害」を背負うことなく、ありのままに生きるという”体現”そのものをつづります。 それは、これまで言葉にすることができなかった、あるいは、なかったことにされた言葉を言葉にしていく、取り組みでもあります。 そして、傷つきながらも人は癒やされることはできるのだということを証明するための、自分自身への実験でもあります。

最近の記事

新聞記者を辞めて10年経つのに未練たらたら女のひとりごと

※途中から有料になります。理由は、内容が個人的すぎて生生しいから、それだけです。 ◇ さいきんは、季節の変わり目だからか、体調がしばらく揺らぎぎみで、その影響もあってなのかわからないけれど、なにもかもネガティブに考えてしまう自分がいる。 そんな卑屈でネガティブな受け止め方は、おかしいでしょ、と自分で自分につっこみを入れながらも、それをコントロールすることができないのが、やっかいなものである。 でもまあいずれ、自分はすぐに変わるし、抜けていくものだろうし、ずっと同じとい

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    • 気づいたらいつも「ケアラー」になってしまうのはなんでだろう

      ことしの9月まで働いていた、日比谷のイタリア料理店の店長(男性)は、いい人だったとは思う。 だけど、関係性というものにおいては、わたしとは、わたし自身、そんなふうに、また自分からその職場を去らなければいけなくなるなんて、最後の最後に限界がくる瞬間まで、思ってもいなかったけど、よくないものだったんだな、ということを、わたしはまたひとつ、知った。 ◇ いつからが分岐点なのかはわからないけれど、わたしはいまだに、これまでの人生において、そのイタリアンの店長のように、気づいたら

      • 秋だからかなんでもないことをなんでもなく語る

        「持つ」ということはなんなんだろうか、ということをふと思った。 先日、<わたしは、東京でいろいろなものを持ちすぎてしまった。だから東京を手放して、ある場所に住むことを決意した>という人の話を聞いた。 それと同じ時期、また別の人が<あの人は、とてもたくさんのお金や肩書きを持っていたけど、全然幸せそうではない。幸せと持つものは、比例しないんじゃないかな>と話していた。 それぞれ、別の人の話だけど、同じ「持つ」ということについての話だったので、ばらばらになっていた記憶が、その

        • パートナーの長時間労働に思うこと

          さいきん夫のことにいらつくことが、すごく増えた。 ひとつひとつはささいなこともあったりして、そういう彼の性格だからということはわかっているけれど、 これまでゆるせていたり、補い合えているからこそ、自分がしてあげよう、と思えていたことが、 いつからか、ほんとうになにもできないだめな人みたいに思えるようになってしまって。 相手を尊敬できることだったり、補い合えている、という互助的な関係が成立している状態というのは、お互いが自律できていて、自分の足で、ちゃんと立てていて、そ

        新聞記者を辞めて10年経つのに未練たらたら女のひとりごと

        • 気づいたらいつも「ケアラー」になってしまうのはなんでだろう

        • 秋だからかなんでもないことをなんでもなく語る

        • パートナーの長時間労働に思うこと

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        • もやもわ記
          46本
        • ポリフォニックなひとりごと
          54本
        • 寒い寒いときの日記(2018年2~3月)
          36本
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        • 性犯罪に遭って統合失調症になっていたときのうた
          22本
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        • 「発達障害」を背負わない(55本おまとめパック)
          55本
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        • もやもや読書感想文
          4本

        記事

          かかわりたくないわけじゃなくて距離の近さが怖い

          さいきんの気持ち、文字にしてみようと思う。 あっちゃこっちゃ思うことがあって、頭の中がとても忙しくて、入っては消え入っては消えるような思考をつかまえることもできず、わちゃわちゃ状態すぎて、書き留めることがとても難しいのだけど、それでもテーマを絞って、ひとつ、それでも、そのなかでもいちばん自分を悩ませることをいうとしたら、それは、いくつになっても、ずっと、人との距離感が難しいな、ということだと思う。 そのことだけでも絞って、書いてみようかな。 ◇ 先日、自分が一方的に一

          かかわりたくないわけじゃなくて距離の近さが怖い

          「障害者なんだから皿洗いでもやって引っ込んでろ」と言われたことがきっかけで考え続けてきた、わたしの「働く」ということ

          きのう、久しぶりに、かちんとくることがあった。 もちろん、わたしはしょっちゅう「そのものの言い方はないだろ」などといったささいなものの言い方をめぐって、かちんとくることはあるのだけど、それはそのときだけかちんとなっているだけでたいしたことなかったりする。 でも、きのうのケースは、「自分」のなかに、土足ずけずけと踏み込まれた、境界を脅かされたことによる、ぜったいに許してはいけない、かちん、だった。 ◇ よくある嫁姑問題ととらえてしまえば、それまでのことかもしれない。

          「障害者なんだから皿洗いでもやって引っ込んでろ」と言われたことがきっかけで考え続けてきた、わたしの「働く」ということ

          ほんとうは「つながり」たくもないし「共有」もしたくない

          きょうは、いろいろ無理をして、心や体が疲れてきたのだろう、ものごとをネガティブなほうにしか考えられなくて、なんでも悪くとって、猜疑心もマックス、みたいな状況になった。 そういうときの自分の悪い癖だけれど、白黒はっきりつけたがるし、早く結論を出したがるし、決めつけてなんでも悪にしたがるし、考え方も極端だし、仕事もやっていることも、すべてまた辞めてリセットしてしまいたいと思ったり、無責任なことを言う相手に議論をふっかけて追い込めようとしたり、そんな自分の状況に追い詰められて、T

          ほんとうは「つながり」たくもないし「共有」もしたくない

          メジャーど真ん中のコンテンツの話ばかりでつらい気持ちを綴ってみた

          さいきん、よく入るようになったイタリアンのバイトで出会ったいろんな世代の人たちと、仕事の合間だったり、仕事終わりやプライベートでごはんとかしておしゃべりする機会がすごく増えた。 飲食関係の仕事をするようになってからのこれまでの自分は、仕事は仕事と割り切って、「じゃ、帰ります」といってプライベートとは完全に切り離していた。 それは、ぎすぎすしていたりいじめやパワハラが当たり前にある職場だったことで、あえて誰もかもと距離をとっていたところもあったし、忙しすぎて、おしゃべりなど

          メジャーど真ん中のコンテンツの話ばかりでつらい気持ちを綴ってみた

          身体拘束を受けた身として「心が痛まないですか?」にイラッとする

          昨日noteに書いた、東京新聞の身体拘束をめぐる精神科病院協会会長のインタビュー記事について思うこと(以下にリンクを貼り付け)について、まだまだぼろぼろ思い出して気が済まないことがあったので、ここに追記したいと思います。 率直に、身体拘束について、「心が痛まないのですか?」という記者の質問について、わたしは、身体拘束を受けた身としても、同じ記者だった身としても、そういう質問をされる従事者の立場としても、いろんな立場から、かなりイラッときた。 ◇ だけど、そういう、当たり

          身体拘束を受けた身として「心が痛まないですか?」にイラッとする

          身体拘束を受けた身として ただ一つ、従事者から忘れられていること

          いま、ネット上で話題になっている、東京新聞の身体拘束をめぐる精神科病院協会会長のインタビュー記事について、身体拘束を受けた経験もある自分として、この手の記事や議論は、ほんとうは目も当てたくないくらいつらかったけれど、ついつい目にしてしまったからには、いろいろもやもやと思ってしまうことがたくさんあったので、アウトプットの意味でもここに、殴り書きではありますが、整理していちど、書き記しておきたいと思う。 まずはじめに、わたしは、精神科閉鎖病棟で入院中に、身体拘束を受けたことのあ

          身体拘束を受けた身として ただ一つ、従事者から忘れられていること

          性の目覚めという原体験を抱えながら大人になってみて…

          幼稚園の年中のときだった。 いつもわたしは祖母のお迎えで、幼稚園から家に帰って、「おじいちゃま(おじいちゃんじゃなくて、そういうふうふ呼ぶように家で言われていた)ただいま」と言いながら、祖父の部屋に向かうのが日課だった。 それから、おやつを食べながら、祖母と藤田まことが出ている刑事ドラマの再放送だったりキテレツなどを見たりしながら、そのうち水戸黄門が始まって、夕食を食べ始める、みたいな流れだった。 おやつは、あるときは、母が思わせぶりな態度をとるがためにブンブンと寄って

          性の目覚めという原体験を抱えながら大人になってみて…

          拝啓ベビーカー様 誰もがマイノリティ性を持ち合わせているとして

          さいきんは、都内のとある日本料理店で、楽しくお仕事をさせていただいております。 きょうも、いつもどおり楽しくお仕事を終えられるはずだったけれど、最後にすごくがっかりすることがあって、いろいろ思いの丈も詰まってきたので、文字にしてみようと思い立った次第です。 (基本的にわたしは、おもしろかったこと、いいことは、「そのとき」「いま」が最高のピークなので、 ほんとうは、ネガティブなことではなく、そういうことを、誰かがわたしの文章を目にしてくれた際には共有できるように、そういう

          拝啓ベビーカー様 誰もがマイノリティ性を持ち合わせているとして

          吐け口にされやすい自分のことをつらつらと

          さいきん本格的に気づいたことがある。 それは、自分は、「人に当たられやすい」んだなあ、「吐け口にされやすいんだなあ」ということだ。 ずっと、そういうことには悩んできていたのだけれど。 ◇ さいきんは、飲食関係の仕事をずっと続けているのだけれど、それ以前から、同僚に、「mieさんって、なぜか○○さん(その職場にいちばん長くいる人だったり、上司だったり)から当たりが強いよねえ」などと何気なく言われて、それで、ああ、そういえば、そうかも、と気づく、というのを繰り返してきてい

          吐け口にされやすい自分のことをつらつらと

          「お嫁さん」になりたかったという話&近況

          わたしの幼い頃からの夢は、「お嫁さん」になることだった。 小学校のときも、中学校のときも、高校のときも、クラスメイトが、ケーキ屋やスチュワーディス、小学校の先生、パイロット、医者、弁護士とかとか、「将来の夢」を卒業文集だったり、休み時間だったり、授業でだったり語るとき、なぜかみんな「職業」を語ることが不思議だった。 そんなとき、「将来の夢って、なんでみんな仕事なの?」と思ったけれど、わたしが思い描くのは、どんなふうに幸せになっている状態でいたいか、という「状態」だった。

          「お嫁さん」になりたかったという話&近況

          誰もが子がほしいと思っていて当たり前という世の中で生きていくことについて

          わたしは「女嫌いな女」なのだろうか…? きのう書いたnoteの延長的なかんじなのかな、ずっと前からそう疑問に思ってはいたのだけれど、わたしはやっぱり「女嫌いな女」というものなのか、「女の敵の女」なのか、とか、フェミニズムというキーワドまで持ち出すのはめんどくさくなりそうだけど、「反フェミ女」(っていうんでしたっけ?)みたいなことをもう少し考えてみたくて、書くことにした。 「子どもを産んだ女性記者として、育児と両立しながらも働きやすくなる世の中になれる記事を書きたい」 1

          誰もが子がほしいと思っていて当たり前という世の中で生きていくことについて

          近況つれづれ:生まない生めない人間には価値がないと言っているような「社会」に興味が持てなくて

          さいきん、「社会」というものに、ますます、いよいよ、興味が持てなくなってきている。 冷める、というか、しらけるというか。寒いなー、と。 きょう、スープストックで、離乳食を無償提供するというニュースに、ネットでいろんな意見が寄せられているのを見た。 スープストックは、自分のとても好きな居場所だ。20代のときから、もう何杯スープをここで食べたか、何回利用したのか数えられないくらいだし、どれだけの時間滞在したのかや、いまも自分にとっても欠かせない居場所であることとか、なにより

          近況つれづれ:生まない生めない人間には価値がないと言っているような「社会」に興味が持てなくて