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性犯罪に遭って統合失調症になっていたときのうた

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2018年初夏、性犯罪事件に遭い、身寄りなし独居職なしの筆者が、事件現場となった家から女性シェルターに避難させられるも、しまいには発狂し、統合失調症との診断を受け入院。頭のなかが… もっと読む
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ひかりのほうへ

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5年前
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幻に気づいていく

昨日きょうと、朝からそわそわして、落ち着かなくて、きょうは昨日よりひどくはないけれど、な…

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いいなあ

いつもいつもおどろいているのだけれど、お向かいさんの家庭菜園の一角で育てさせてもらって…

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くいすぎこどもとくいすぎかあさん

ひとりでいることは、当たり前で自然すぎて、もうなにも思わなくなってしまった。あえて、「ぼ…

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おかえり

わたしは気づいてしまった。どこにも帰りたくないことを。 これまで、帰る場所がほしいほしい…

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「そのアイシャドウ、きれい」

きょうは午後出かけるので、洗面台の鏡の前でアイシャドウしてたのだけど、アイシャドウしなが…

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頭に聴診器をあてられなくてよかった

統合失調症って、精神疾患のなかでも、妄想や幻覚とか謎なことが大きくて、ほんとうに目に見えなすぎて分からないからこそ、奇妙きてれつで不憫な患者像が作られてしまった最たるものの一つなんじゃないかなあと、当事者になってますます思うようになって、複雑な気持ちになるのです。 精神科医の大御所的存在(といわれている)に中井久夫さんという方がいるのですが、中井さんには「頭の中から声がするんです」と訴える患者の頭に聴診器をあてて診察した、という有名エピソードが残されているそうです。 残さ

妄想の妄想

そういえば昨日、主治医とおもしろいなって思える会話をした。

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んなわけないか

ぬるい冷やし坦々麺を カウンターですすっていたら あなたに似た人が となりのとなりのとなり…

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はばたき

のぞんじゃいけないものなんて ないんじゃないかな きみがのぞむのをためらうのは のぞみは …

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はじまり

さ い き ん  けっ こ う シ ン プ ル だ お 薬 を 飲 ん だ か ら だ っ た の か そ う で…

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統合失調症だったかもしれない

こ れ ま で わ た し の い う こ と は 大 げ さ だ と か 信 用 で き な い と か 何 …

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声が「声」になるとき

どうせお前は人の言うことをなにも聞かないから。 なにを言っても無駄ーー。 相談したりアド…

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「声」が声に戻っていった

きょう、君の言うことばは「声」じゃない、と君の声が言ってくれて、わたしはとても安心した。 ぼくは君がたとえつまずいても、聞こえてくる「声」のように、お前には何を言ってもしょうがないとか、そらみたことか、とは決して言わない。

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