Tomiyoshi Mitsuyuki(冨吉 満之)

福岡の久留米大学にて教員をしています。 https://tomiyoshisemin…

Tomiyoshi Mitsuyuki(冨吉 満之)

福岡の久留米大学にて教員をしています。 https://tomiyoshiseminar.wixsite.com/site

マガジン

  • スリランカ滞在記

    2022年の6月からスリランカに初めて滞在。経済危機下のスリランカで暮らしたことについて、書いていきます。

記事一覧

スリランカ滞在記006 停電のこと

この記事をかいている2024年2月は、スリランカの電力事情はある程度、落ち着いているとは思う。ただ、私が滞在していた2022年6月~8月ごろは、「計画停電」(?)という名の停…

【問い:01】では、欧米では現在、どんな農薬が使われているのか?

農薬についての社会的議論は、華々しい。まだ詳しくは調べられてないが、ネオニコチノイド系の農薬は「欧州では禁止されてる」という主張をよく見る。「だから、日本でも禁…

11/11(土) 土井善晴氏のゲスト講義
環境科学の授業にて。今年からテキストを「一汁一菜でよいという提案」にしてて、著者の土井氏にお越しいただけることに。沢山の刺激と宿題をいただきました。

https://www.kurume-u.ac.jp/faculty/topics/654ee291b15145ba61071b0e/

「支援」を考える。

食品配布をしている団体の動画広告を見た。 困窮世帯への「食料配布」そのものは、短期的にみると、大切な取り組みだと思う。そういう団体に寄付することが、支援につなが…

2023_ゼミ、教育、講義の記録

★231206更新★ 231130木、地域農業論II ゲスト 市橋寛久 氏 株式会社 グリラス 生産技術部長。タンパク質危機、畜産と環境汚染、「コオロギ食」の話を現場の経験も交え…

スリランカ滞在記005 バスの旅。

コロンボから、サバラガムワ大学のあるベリフロヤの町に行くとき、 #99 のバスを利用することになる。 本当は、ACバスでゆったり行きたいのだけど、ペター、コロンボフォ…

【整体的くらし 002】 でも私は体操をする

スリランカに到着したのは8/24(木)の夕方。出国前の準備のバタバタでの寝不足、成田に前泊のためせっかくなら東京で用事を作って1日動き回る、結局、成田のホテルについた…

スリランカ滞在記004 病気・病院

今年の3月に、一旦、スリランカを出て日本に帰国。4月からは通常通りの久留米大学での授業。久しぶりの日本での授業はとても新鮮だった。それは別に書くとして、前期の授…

ちなみに、後期の環境科学II(b)のテキストは、前期と同様、『一汁一菜でよいという提案』です。今年度は、前期にaクラス、後期にbクラスと分けたので、これまでと違った授業になりそうです。

後期の「環境科学II(b)」のゲスト講義が決まる。フフフ、キターーーーー!!!夢にまで見たあの方に、ゲストに来ていただけるとは!!ドキドキ。ワクワク。毎年全力でやってますが、この日だけは特別な日になりそうです。詳細は、後期の授業が始まってからとなりますが、とても楽しみです。

【スリランカ的0001】和風パリプー、キターー!!スリランカにいる時に、よく作ってたパリプー。帰国して、初めての作。むぎわらFARMの黒ぽんを添えて。

【整体的くらし 001】糖断ち(とうたち)

金沢時代に腰を痛めて以来、整体に月一回ほどお世話になっている。 マッサージではなく、自分で自分の身体を整えていく、そのためのやり方を学ぶ。でも、「ついつい」怠け…

【ゼミ・授業関連】アクティブ・プログラム『弁当の日』
大学HPで記事にして頂きました。

https://do-my-best-kurume-u.dev.bh-check.jp/letter/extracurricular-activities/649a88c5fee1f1542159decd/

スリランカ滞在記003

スリランカでは、年に2回とか、普通に田植えが行われている。(常夏に近い気候だから)。手で植えている所も多いのだろう。バナナの木、ココナツの木が、田んぼの横とか中…

片付け、掃除、心地よさ

部屋が散らかっている。机の上に書類が積まれている。家のラックの上に封筒や紙がたまっている。図書館の本を返しそびれて、延滞になっている。   お掃除の要諦は「徹底…

スリランカ滞在記002

 シンハラ語の静夏先生とお話ししていて、「せっかくの長期滞在の経験は色んな人が知りたいはず。」という言葉に勇気を頂き、書くことにしたこの「滞在記」。ようやく第二…

スリランカ滞在記006 停電のこと

スリランカ滞在記006 停電のこと

この記事をかいている2024年2月は、スリランカの電力事情はある程度、落ち着いているとは思う。ただ、私が滞在していた2022年6月~8月ごろは、「計画停電」(?)という名の停電が、毎日のように起こっていた。現地では「パワーカット(power cut)」というように呼ばれていた。電力会社のホームページを見ると、地方ごと、地域ごとの停電の時間などが書いているのだが、外国人の私から見ると、よく分からない

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【問い:01】では、欧米では現在、どんな農薬が使われているのか?

農薬についての社会的議論は、華々しい。まだ詳しくは調べられてないが、ネオニコチノイド系の農薬は「欧州では禁止されてる」という主張をよく見る。「だから、日本でも禁止せよ」と続く。確かに、と思う側面もある。でも、よく分からないのは、そういう主張を見ていても、「じゃあ、今、ヨーロッパではこういう農薬が使われています」という話が全然でてこない、ということ。

分からない。ちょっと調べたけど、よく分からない

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11/11(土) 土井善晴氏のゲスト講義
環境科学の授業にて。今年からテキストを「一汁一菜でよいという提案」にしてて、著者の土井氏にお越しいただけることに。沢山の刺激と宿題をいただきました。

https://www.kurume-u.ac.jp/faculty/topics/654ee291b15145ba61071b0e/

「支援」を考える。

「支援」を考える。

食品配布をしている団体の動画広告を見た。
困窮世帯への「食料配布」そのものは、短期的にみると、大切な取り組みだと思う。そういう団体に寄付することが、支援につながる、ということも理解できる。

でも、その動画広告の「何が配布されているか」を見て、なんとなく引っかかった。ペットボトルのジュース、レトルト食品、缶詰、などなど。個々のメーカーがどうこう、ではないが、巨大な食品市場、グローバルフードシステム

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2023_ゼミ、教育、講義の記録

★231206更新★

231130木、地域農業論II ゲスト 市橋寛久 氏
株式会社 グリラス 生産技術部長。タンパク質危機、畜産と環境汚染、「コオロギ食」の話を現場の経験も交えてお話頂く。相変わらず、鋭い切れ味のお話に感心。
今年の初頭にコオロギ食が「炎上」してた話をきき、焚き付けたYoutuberや、オンラインサロン界隈の人達の言動に腹が立った。炎上商法で真面目にやってる人を巻き込まないで

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スリランカ滞在記005 バスの旅。

スリランカ滞在記005 バスの旅。

コロンボから、サバラガムワ大学のあるベリフロヤの町に行くとき、 #99 のバスを利用することになる。

本当は、ACバスでゆったり行きたいのだけど、ペター、コロンボフォートのバスターミナルに行くと、「今日はネー(ない)」との返事。やれやれ。やっぱり、99に乗るしかないか。。。タランガさんにお願いできたらいいのだけど、今回は時間的にしゃあない。

2023/09/03(日)12:30ごろ。友達のシェ

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【整体的くらし 002】 でも私は体操をする

【整体的くらし 002】 でも私は体操をする

スリランカに到着したのは8/24(木)の夕方。出国前の準備のバタバタでの寝不足、成田に前泊のためせっかくなら東京で用事を作って1日動き回る、結局、成田のホテルについたのは日が変わってから、翌朝のフライトで、調子に乗ってウィスキーを頼むと、ドボドボドボと大量にサービスしてくれた(汗)、それを調子に乗って半分以上飲み、結局、頭痛に見舞われる。飛行機で軽く嘔吐。これらが出国の時の様子。ちなみに、福岡を出

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スリランカ滞在記004 病気・病院

スリランカ滞在記004 病気・病院

今年の3月に、一旦、スリランカを出て日本に帰国。4月からは通常通りの久留米大学での授業。久しぶりの日本での授業はとても新鮮だった。それは別に書くとして、前期の授業と採点を終えて、先週から再びスリランカに来ている。

今回は2週間ちょっとの短期滞在。さぁ、色んなところを回るぞ!と思ってたら、コッテ滞在3日目の朝から頭痛と体調不良。

2023/08/26の朝。熱が出てる気がする。最初は、Panado

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ちなみに、後期の環境科学II(b)のテキストは、前期と同様、『一汁一菜でよいという提案』です。今年度は、前期にaクラス、後期にbクラスと分けたので、これまでと違った授業になりそうです。

後期の「環境科学II(b)」のゲスト講義が決まる。フフフ、キターーーーー!!!夢にまで見たあの方に、ゲストに来ていただけるとは!!ドキドキ。ワクワク。毎年全力でやってますが、この日だけは特別な日になりそうです。詳細は、後期の授業が始まってからとなりますが、とても楽しみです。

【スリランカ的0001】和風パリプー、キターー!!スリランカにいる時に、よく作ってたパリプー。帰国して、初めての作。むぎわらFARMの黒ぽんを添えて。

【整体的くらし 001】糖断ち(とうたち)

金沢時代に腰を痛めて以来、整体に月一回ほどお世話になっている。
マッサージではなく、自分で自分の身体を整えていく、そのためのやり方を学ぶ。でも、「ついつい」怠ける。

今回は、砂糖を控える「糖断ち(とうたち)」。昨日は挫折。。。
そこで、今日から改めて3日間を目標にする。
朝ご飯は家でご飯とみそ汁(・納豆)。昼ご飯は自分で「詰めた」弁当(作った訳ではないけど、自分で詰めると、なんか気分が変わる。)

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スリランカ滞在記003

スリランカ滞在記003

スリランカでは、年に2回とか、普通に田植えが行われている。(常夏に近い気候だから)。手で植えている所も多いのだろう。バナナの木、ココナツの木が、田んぼの横とか中に生えている景色。

スリランカの風景の「原型」がどういうものかは、よく分からない。何度も植民地になった経験を経て、それぞれの支配国の影響を受けて形成された景観も、またスリランカの風景。それでも、清濁あわせのみ、ひょうひょうとたくましく暮ら

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片付け、掃除、心地よさ

部屋が散らかっている。机の上に書類が積まれている。家のラックの上に封筒や紙がたまっている。図書館の本を返しそびれて、延滞になっている。

  お掃除の要諦は「徹底的にやってはいけない」ということです。
  とりあえず「足元のゴミを拾う」ことで満足する。
   内田樹『日本辺境論』p5

書く、出す時間をつくる。
「邪気を吐く」(野口晴哉)
簡素な暮らしを心がける。
情報の渦に巻き込まれているのは、

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スリランカ滞在記002

スリランカ滞在記002

 シンハラ語の静夏先生とお話ししていて、「せっかくの長期滞在の経験は色んな人が知りたいはず。」という言葉に勇気を頂き、書くことにしたこの「滞在記」。ようやく第二弾です。
 2022年の11月ごろに書いた記事。私自身が同年6月に渡航してから5か月ほどが過ぎ、ようやく、右と左が分かるようになってきた時期です。6~7月の(政治的)カオスな時期を経験し、8月下旬ごろになると、ようやく少し落ち着いてきそうな

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