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スリランカ滞在記

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2022年の6月からスリランカに初めて滞在。経済危機下のスリランカで暮らしたことについて、書いていきます。
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スリランカ滞在記 はじめます。

2022年の6月から約10ヵ月、スリランカに滞在していました。 経済危機の最中に、初めて行ったスリランカ。 2023年3月に帰国して、はや1ヵ月以上が経ちました。体の細胞は約半年で入れ替わると言われていますので、私の身体の7割くらいは、まだスリランカの食べもので出来ている状態。忘れないうちに、いろいろ書いておこうと思います。よろしくお願いします。

スリランカ滞在記001

最初の3回は、去年、スリランカから寄稿したものをアップしていきます。 この原稿は、福岡県八女市にある認定NPO法人「山村塾」のニュースレターに掲載して頂いたものです。 去年の6月初旬にスリランカに初めて渡航し、「経済危機」と言われる状況でしたが、滞在先のサバラガムワ大学では、比較的のんびりした感じで過ごしていた気がします。いや、現実には生活に慣れるまでにテンヤワンヤしてたな。。。ともかく、1か月くらい暮らす中で感じたことをまとめたものです。 認定NPO法人山村塾 htt

スリランカ滞在記002

 シンハラ語の静夏先生とお話ししていて、「せっかくの長期滞在の経験は色んな人が知りたいはず。」という言葉に勇気を頂き、書くことにしたこの「滞在記」。ようやく第二弾です。  2022年の11月ごろに書いた記事。私自身が同年6月に渡航してから5か月ほどが過ぎ、ようやく、右と左が分かるようになってきた時期です。6~7月の(政治的)カオスな時期を経験し、8月下旬ごろになると、ようやく少し落ち着いてきそうな気配がしたので、家族を呼び寄せることに。10月に一時帰国して、妻と息子2人と一緒

スリランカ滞在記003

スリランカでは、年に2回とか、普通に田植えが行われている。(常夏に近い気候だから)。手で植えている所も多いのだろう。バナナの木、ココナツの木が、田んぼの横とか中に生えている景色。 スリランカの風景の「原型」がどういうものかは、よく分からない。何度も植民地になった経験を経て、それぞれの支配国の影響を受けて形成された景観も、またスリランカの風景。それでも、清濁あわせのみ、ひょうひょうとたくましく暮らす人たち。そういう部分を私は垣間見てきたと思う。 日本に帰ってきて感じたことは

スリランカ滞在記004 病気・病院

今年の3月に、一旦、スリランカを出て日本に帰国。4月からは通常通りの久留米大学での授業。久しぶりの日本での授業はとても新鮮だった。それは別に書くとして、前期の授業と採点を終えて、先週から再びスリランカに来ている。 今回は2週間ちょっとの短期滞在。さぁ、色んなところを回るぞ!と思ってたら、コッテ滞在3日目の朝から頭痛と体調不良。 2023/08/26の朝。熱が出てる気がする。最初は、Panadolという市販薬(バファリンみたいなやつ)を、お寺の方から頂いて飲む。飲んで、寝る

スリランカ滞在記005 バスの旅。

コロンボから、サバラガムワ大学のあるベリフロヤの町に行くとき、 #99 のバスを利用することになる。 本当は、ACバスでゆったり行きたいのだけど、ペター、コロンボフォートのバスターミナルに行くと、「今日はネー(ない)」との返事。やれやれ。やっぱり、99に乗るしかないか。。。タランガさんにお願いできたらいいのだけど、今回は時間的にしゃあない。 2023/09/03(日)12:30ごろ。友達のシェリーと共に、99番に乗り込む。コロンボからパンバヒンナまで、850ルピーくらい。