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発達障害

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#ADHD

母からの告白|僕は発達障害受験生

母からの告白|僕は発達障害受験生

ついさっき、母親から衝撃の事実を告げられた。昨夜、ネットでADHDやASDの診断テストをしてみたところ、高い確率でその傾向があると出た。それで母親に「俺ってADHDやASDみたいな発達障害を持っているのかな」と、思い切って聞いてみたんだ。HSPの診断もしてみたら、これも高い確率でHSPだったから、気になったのもある。

母親の答えはこうだった。「そうよ。あなたが幼稚園の時に発達障害の検査を受けたの

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注意欠陥多動性障害(ADHD):病態、生物学的要因、治療法、最新の研究動向

注意欠陥多動性障害(ADHD):病態、生物学的要因、治療法、最新の研究動向

こんにちは、病みサー塾のタタミです。今回は「注意欠陥多動性障害(ADHD)」について、病態や原因、治療法、最新の研究動向を詳しく解説します。ADHDは、不注意、多動性、衝動性を特徴とする神経発達障害であり、子どもから成人まで影響を及ぼします。

1. ADHDとは?

**注意欠陥多動性障害(ADHD:Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)**は、注意を

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ASD、ADHDの強みと課題

一定の頭脳がある前提にはなるが、ASDもADHDも、定型発達の人を遥かに上回る成果を出せる場合がある。しかし、課題やリスクも大きい。それについて考えてみたい。ちなみに、私は両方の特性がある。
※完全に発達障害の理解があるわけではないため、間違いがあれば指摘をお願いいたします。

ASDの強み自分の好きなことであれば、四六時中考えていられる。異常な執着により、常人を遥かに上回る知識や試行錯誤が可能と

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ADHDの適職は「単独行動」と「刺激」

ADHDの適職は「単独行動」と「刺激」


ADHDハンター仮説というものがあります。
よくある「ADHDは狩猟民族の遺伝子を濃く受け継いだ人種である」
みたいな説なのですが
(アメリカ人ジャーナリストのトム・ハートマンが提唱)
今回はその要素をメタ化したうえで、それを具体的な職業に落とし込んで論じます。ただし、私の周りを見た意見が多いので視点がやや上層に偏っていることを先に指摘しておきます。(そのためにメタを入れています)

「ハンター

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IQ・発達特性と得意分野

ずんだ東大地理さんのブログ記事がとても興味深い。一般的には、各種IQの数値は、大学受験や仕事の出来不出来と大きく関連すると考えられている。ところが、ずんだ東大地理さんは違った。

言語知能が高いから国語が得意かと思いきや、、、国語は東大二次試験ではそれほどとれず、苦戦が予想された数学や地理はまずまずの得点を達成しているのだ。IQも、必ず試験の点数と相関するわけではないことを示している。

私はIQ

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WAISのIQによる発達特性と東大入試の各科目の点数の相関についての考察

WAISのIQによる発達特性と東大入試の各科目の点数の相関についての考察

 最近、東大入試の点数の取り方と、それぞれの属性についてが話題になっているらしいため、便乗しました。

 

 私一個人としては、発達障害(ASD)かつ東大卒(文III入学)なので、どのような点数の取り方をしているのかについて、やや古いデータになりますが、考察してみます。ひとつのケースとして、参考になれば幸いです
 なお東大入試の結果は2017年2月、WAISのデータは2017年7月にとられたもの

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ADHDは、とにかく時間が足りない!

私も、私の息子も、おそらくADHDと思われる。息子の口癖は「時間がない!」だった。とにかくやりたいことが多すぎて、1日の時間が全然足りない、という意味だった。私も、同じような感じだ。仕事、キャリアアップのための勉強、ブログ、ヲタ活、色々なやりたいことが多すぎて、時間が全く足りないように感じる。これは、ADHDの「多動性」が原因と考えられる。ただし、一定以上の頭脳とADHD特性が加わり、勉学に意識が

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じっと出来ないASD+ADHDの息子、個性発揮!

じっと出来ないASD+ADHDの息子、個性発揮!

こんにちは。MIOです。
今回は息子が大好きなブンブンジャーのショーを観に行った時のお話をしようと思います。
個性爆発だったので、疲れ半分、楽しさ半分で日程を終えました(笑)。

座席に座れない息子
ショーは座席指定でした。
座席に到着すると、最初は興奮気味に自分の席へと座る息子。
私がその様子を見て「お、今日は大丈夫かもしれない!」と喜々したのも束の間……
始まったのは前の座席に足を掛けるマナー

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発達障害の人は、普通の人になろうと努力するべきか?

発達障害の人は、普通の人とは明らかに異なる性質があり、時に生活や仕事に支障が出る。では、発達障害の人は、普通の人になろうと努力するべきなのだろうか?

私の結論は、NOだ。自己抑制は必要だが、普通の人になる必要はない。というか、そもそも脳の特性だから、普通の人になることは不可能なのだ。自己愛性パーソナリティ障害は、後天的な精神疾患の側面が強いと思われるが、発達障害は脳がそもそも定型発達の人とは違う

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大人の発達障害の強み~ADHD編~

大人の発達障害の強み~ADHD編~

こんにちは。mojoで一緒に活動している産業医の木村です。

皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。

3月も半ばになりました。桜の開花はまだのようですが、デパートやスーパーには春めいた商品が並び春の訪れを感じますね。

ちなみに、桜もちは関西と関東で形が違うんですよ。私は、関西出身なのですが、ところてんにお酢をかける関東の慣わしと同じくらい関東版の桜もちの違いには衝撃を受けました。

さて、本

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【ADHD=多動脳】の強みとは

【ADHD=多動脳】の強みとは

前回のnoteでは

「ADHD=脳のコントロール機能が人と比べて弱く、激しく動いている脳を持つ人」

ということをお伝えしました。

ADHDだとネガティブなイメージが先行するので、私はこのような脳を【多動脳】という言葉で表現します。

では【多動脳】を持つ人たちには、社会的に見て、どんな特徴があるのか?について、個人的な考えも入れ込みながら、お話したいと思います。

まず、一般的なADHDの特

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