ASD、ADHDの強みと課題
一定の頭脳がある前提にはなるが、ASDもADHDも、定型発達の人を遥かに上回る成果を出せる場合がある。しかし、課題やリスクも大きい。それについて考えてみたい。ちなみに、私は両方の特性がある。
※完全に発達障害の理解があるわけではないため、間違いがあれば指摘をお願いいたします。
ASDの強み
自分の好きなことであれば、四六時中考えていられる。異常な執着により、常人を遥かに上回る知識や試行錯誤が可能となる。例えば、息子は鉄道とプログラミングが好きなため、平均を遥かに上回る知識がある。
ADHDの強み
リスクを顧みない挑戦と、常に何かをしていないと気がすまないことから、向上心につながる場合がある。普通の人は、40歳や50歳の中高年になると老成し始め、挑戦やリスキリングをしなくなるが、ADHDは飽き性と何かをやらないと気がすまないため、スキルアップを継続できる。
ASDの課題
自分のペースやマイルールがあるため、組織に溶け込みにくい。また、自分のことを理解してもらえないと不満を持ちやすい。環境の激変に弱い。自分の最適な場所を探して、そこで長期就労するのが良さそうだ。
ADHDの課題
思考があちこちに飛ぶことがあり、長時間の集中が難しい。ただし、短期集中は苦手ではない。適度に休憩して、短期集中を繰り返してタスクをこなすと良いだろう。また、集中の邪魔になるものは排除するべきだろう。向こう見ずなチャレンジをする場合があるので、パートナー(仕事でも私生活でも)は、安定志向の人が向いている。冷静にブレーキをかけてくれる人がパートナーだと最適だ。