発達障害の人は、普通の人になろうと努力するべきか?

発達障害の人は、普通の人とは明らかに異なる性質があり、時に生活や仕事に支障が出る。では、発達障害の人は、普通の人になろうと努力するべきなのだろうか?

私の結論は、NOだ。自己抑制は必要だが、普通の人になる必要はない。というか、そもそも脳の特性だから、普通の人になることは不可能なのだ。自己愛性パーソナリティ障害は、後天的な精神疾患の側面が強いと思われるが、発達障害は脳がそもそも定型発達の人とは違うのだ。

思いつきで行動しない(行動の前にクッションを置く)、メモやリストを作成して自分の行動を縛る、などの自己抑制・自己管理は必要だ。だが、それは普通の人も同じだ。程度が異なる問題だ。

また、発達障害の人には強みも多い。天才プログラマーのような人もいるし、発明が得意な人もいるし、起業家もいる。もし、発達障害を恥ずかしいと考えて自信を失い、その特性を自ら封印したら、強みが無くなってしまうだろう。

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