そのままでは何者にもなれない僕達へ。
カタカナ学部の記号論の後。
ダッサい、中学生みたいなファッションセンスのおそらく3年生達が就職情報誌か何かを手に「三菱が…キーエンスが、半導体が…」と話している。
前期の授業では学歴について語り合っていた。
たぶん彼らの中では、意識してるか否かは別として自分たちは一廉の人物で批評するものに成れるだけの何かで今はそのために「準備」しているという気持ちなんだろう。
何か世界にしっかり馴染まない事があってそれをいっとき忘れたいがために傷を舐め合っているのかもしれない。
それは、