高学歴ADHD鬱大生の当事者研究日記

高学歴というのはADHDが学業的に成功するのがいかに社会に阻まれているかについての皮肉…

高学歴ADHD鬱大生の当事者研究日記

高学歴というのはADHDが学業的に成功するのがいかに社会に阻まれているかについての皮肉を込めて。 ADHDは死んだん済(誤変換だけどふふってなったのでそのままに) それでは良い一日を。 死にたくなった、ヘルプ、ご感想あれば→tatenomori33@gmail.com

最近の記事

鬱のどん底ですべきたった1つのこと。

こんにちは鬱大生です。 今回は鬱院試落ち無職卒論単位不足の状態から立ち直れた方法を書いていきます。それではいってみましょう。 まずは、避難分かります。 「状態が悪いから頑張らなくてはならない」 という気持ちはとってもよくわかります。 しかしこのnoteを見ているほどのあなたに必要なのが休息なのはあなたにもわかるはずです。 休むということを肯定したり褒めてくれる人はほとんどいません。 しかしあなたが死ぬ気で頑張って自分を追い込んで苦しんで喜ぶ人はもっと誰もいません。 そ

    • マイノリティが生き抜くための変態性の見つけかた。

      僕らは逸れています。 僕らのいく道には全くレールが引いてなくて、一寸先は闇だったりする。 だから、逸脱性をよく観察しておいて、健常者と進路が分かれるときそれが自分に説明できるようにおく必要があると思うんですよ。ちょっとわかりにくいですかね。 つまり「自分がどんな変態か知っておこうよ!!!!」 ということが言いたいんです! は? と思われましたよね。すみません、が、さらに追撃しておきましょう。 僕は変態なんですよね。どう変態かというと昔から人の距離を測るのが苦手でそれ

      • ADHDとは「動くことでおちつくもの」である

        私とは何か?私とはADHDである。 ADHDとは何か? 注意欠陥多動性障害である。 本当か?それは医者にもらった名だろう? 注意欠陥多動、というのは私たちを外側から見たときの診断だ。 しかし私たちの中で起こっているのは衝動だ。 フッサール的に言えば人間は指向性である。 ADHDは何が違う? それは瞬時に移り変わることだ。 私たちは注意が欠けているのではない。とどめられて暴れているのだ。 多動性ではなく衝動性だ。 コックピットの「私」の衝動でエヴァンゲリオンが連動してい

        • 鬱ADHDの本音と今後を高学歴ADHD鬱大生さんに聞いてみました。(7000字)

          理性「こんにちは」 本音「こんにちは」 理性「僕が呼ばれたということは、当事者インタビューですね 」 本音「はい、完全に行き詰ってしまいまして。」 理性「なるほど。聞かせてもらえますか」 本音「ぼくは、頑張れば何とかなると思っていたんですよ。頑張って頑張って頑張りつくしたんですが、結局失敗でした。僕の人生なんだったんでしょうね」 理性「ふむ、何を頑張ったのかもちろん私は知っていますが、ここではちゃんと聴くことにしましょう。何を頑張って、失敗とは何ですか?」 本音

        鬱のどん底ですべきたった1つのこと。

          何かになることはできなかったけど何かであることはできるんじゃないか

          本noteでは「何者にもなれなかった」ことと「何かである」ことの違いについて論じる。 丸の内にほど近い煌びやかなキャンパス。 もはや何をどうしたらそうなるのかわからない複雑な配色をまとった同級生。若々しい喧騒。 全国規模でもそこそこの大学で、キャンパスに来れば就職、人間関係、恋愛…何もかもわからず、僕が敗れ去ったものについての会話で溢れている。4年間挑み続けて 超大手〇〇会社の新入社員にも 慕われるような人格者にも ヤリチンにも おしゃれ大学生にも 難関資格にも スーパ

          何かになることはできなかったけど何かであることはできるんじゃないか

          そのままでは何者にもなれない僕達へ。

          カタカナ学部の記号論の後。 ダッサい、中学生みたいなファッションセンスのおそらく3年生達が就職情報誌か何かを手に「三菱が…キーエンスが、半導体が…」と話している。 前期の授業では学歴について語り合っていた。 たぶん彼らの中では、意識してるか否かは別として自分たちは一廉の人物で批評するものに成れるだけの何かで今はそのために「準備」しているという気持ちなんだろう。 何か世界にしっかり馴染まない事があってそれをいっとき忘れたいがために傷を舐め合っているのかもしれない。 それは、

          そのままでは何者にもなれない僕達へ。

          ADHDに、制服を

          きちんとした服を着るのムズくない??? どうもADHDです。 服装は挫折ばかりで 結果大学でも「常にスーツを着ている人」になっていました。就活失敗してるのに?????? 「空気が読めない」我々にとってファッションは非常に鬼門です。 着なきゃ外に出られないが、何を着ていいかわからない。 いっそハリウッドザコシスタイルで出てやろうかとかいろいろ考えを巡らせていたのですがある日、気づきました。 「ビジネスカジュアル+黒ローファー」で何となく行けるぞ!!! さらに言えば「黒ロ

          ADHDの適職は「単独行動」と「刺激」

          ADHDハンター仮説というものがあります。 よくある「ADHDは狩猟民族の遺伝子を濃く受け継いだ人種である」 みたいな説なのですが (アメリカ人ジャーナリストのトム・ハートマンが提唱) 今回はその要素をメタ化したうえで、それを具体的な職業に落とし込んで論じます。ただし、私の周りを見た意見が多いので視点がやや上層に偏っていることを先に指摘しておきます。(そのためにメタを入れています) 「ハンター」をメタ化すると「単独行動」と「刺激」です。 この要素がそろっている仕事はAD

          ADHDの適職は「単独行動」と「刺激」

          ADHDは、暴れるしかない

          「〇〇先生、ちょっとお時間いいですか?」幼少から変わらない、説教タイムスタートの合図。 曲がりなりにも「先生」が付くようになったのが唯一の救いか。 今回はなんだろう? 「採点の仕方でお話が…」 はい。 ADHDという概念をわかってもらうのは難しい。2重の壁があるからだ。 1つはそもそも相手に理解の土壌があるかどうか。 もう1つは、差別。 1つ目、健常者は僕達の世界を知らない。 無論みんな互いにお互いの身体感を知らず、抑圧しあっているのだが身体的な差異が大きい私たちは

          東京大学院合格「前」体験記(3万字

          ※この文章は筆者が大学院に受かる『前』に執筆されています。 なんでそんな妙なことをしてるのかは、後述します。 ○○先生 東京大学院教育学研究科基礎教育学コース、合格しました。飛び上がるほど嬉しいです。 月並みな言葉になりますが、ひとえに○○先生の丁寧な指導のおかげです。ありがとうございます。 今後とも精進します。本当にありがとうございました。 ⇑さて、いかがだったでしょうか。そう、本当に月並みですね。 あなたがこの文章を読まれているということは私は大学院に受かっていて、あ

          東京大学院合格「前」体験記(3万字

          ADHDの死にたいは鬱ではなく多動の表れ説(当事者研究)

          この死にたい、消えたい、という感情は何なのだろうか。 私は今まで抑うつをを対処すべきもの、つまりはねじ伏せるべきものとして扱ってきたのだが、そもそも無理をしていたから鬱になっていたのであって、それに対処をしてうまくコーピングするというのは空いた穴の上に蓋をして盛り土をかぶせるような行為だったのではないだろうか?と最近思う。 その穴からしみだしてくる何かを扱ってあげるという趣旨でこの文章を書いている。 人によって違う鬱の質最近同じく鬱傾向の先輩と話していて「鬱の時も体内の

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          東大に受かる勉強法

          って言っておいてあれですが東大生でもなんでもなく、 首都圏の高校生ならまあ全員知ってるかな、レベルの私大に通っている鬱大生です。 現在私は 『なんで自分が鬱になって、どういう教育をすれば自分は生まれなかったか』研究するために東京大学院教育学研究科を目指しています。 そのためにいくつか東大生が書いた勉強法の本を買ったので、内容をシェアしていこうかなと思います。 (奇しくも、というか要約とシェアは本の中でも奨励されていました) 全部で10個です。サクサクと行きましょう。

          選んだ道を正解にする

          国家公務員総合職に受かった先輩が部誌の最後のページに書き綴っていた。 「後輩の皆には、選んだ道を正解にしてほしい。」 「なぜ学閥もないのに国家公務員になるのかと問われたことも自問したこともある。 しかし最終的には、学閥がないなら最悪俺が作るか・・・と思って、進路を決めた」 入学し、挫折していた僕はこの言葉にとても感銘を受けて、そして今、挫折しかかっている。 厳しいとされる入試を突破して、入学から二年と、数か月。 部活に打ち込み 筋トレをして 専門書を読み ゼミをリー

          妊婦という『毒虫』

          毒虫になった人間は消えることでしか周りの人間を幸福にしえないだろうか 妊婦さんを貶める意図は全くありません まあnoteユーザーで、そして何を間違ったかこの文章にたどりついたあなたが『毒虫』の意図を解さないとは思えませんが一応 というわけでカフカの『変身』の話です 皆さんも子供のころ寝かしつけに読んでもらいましたよね、懐かしいなあ~って方も多いと思います なのであらすじをいう必要はないかもしれませんが「うちはカミュの『異邦人』派だったんだよ!」という方もいらっしゃるかも

          こんなにひどい人生だったのだから報われないといけない病

          adhdです。そんで、鬱です。 クラスではうまく馴染めませんでした。その他。 まあここに入る文言はこれを読んでる人が任意に入れ替えていいものなんだけれど、ここでいわゆる陰キャとか何らかの事情で思春期に未練がある人が陥りやすい罠がある。うまくいかなかった分を取り返そうとする、「報われないといけない病」だ。 これは報われなかった分勉強を頑張るとか眉カットに行くとかの劣等感を克服しようとするそういう昇華とは本質を異にしていて。そこにあるのは復讐心だ。何もしなくても人が寄ってく

          こんなにひどい人生だったのだから報われないといけない病