マガジンのカバー画像

学校に行かないという選択。

225
2023年現在、中学校2年・小学校4年の学校に行かないという選択をした子どもたちとの日々の暮らし。学校や学びにまつわること。学びとはなんだろうということを日々感じ考える記録。
運営しているクリエイター

#末娘4歳二男9歳長男13歳

【バトン企画】#心に残るあのエピソードをあなたへ「〈ありがとう〉を選択しない意味。」

【バトン企画】#心に残るあのエピソードをあなたへ「〈ありがとう〉を選択しない意味。」

バトン企画・・・って?
時々、オススメのnoteで見かけてはいたが、「へぇ~そんな風に色々な方がバトンを渡されて記事を書くことがあるんだなぁ。」と遠くから他人事の様に眺めていた。

すると、何か通知がきている。

いつも、ドイツから素敵な写真と共にご自身の看護師として、女性として、母として妻としての様々な経験を、どの角度からも深みのある、そして美しい言葉を奏でているみきともさんからである。

なん

もっとみる
学校に行かないという選択。「それは、私が自分で選んだものだから。」

学校に行かないという選択。「それは、私が自分で選んだものだから。」

夏休みを勝手に延長していた我が家だが、少しづつ幼稚園にも行き始めている。

9月は末娘の誕生月である。

幼稚園では、何のリハーサルもない、練習もない誕生会があり、子どもたちは、自分の好きなものになってスタッフと劇のような冒険のようなストーリーを楽しむというものになっている。

自分の子どもが誕生月になると、保護者が子どもたちを紹介する誕生ボードなるものを作ったりという作業などが、ちらほらある。

もっとみる
漫画みたいな毎日。「水風船の受けとめ方。」

漫画みたいな毎日。「水風船の受けとめ方。」

水風船の受けとめ方。

え?水風船を受けとめるって?

そう思った方もいらっしゃるだろう。

受けとめるのだ。
柔らかな薄い膜で水が包まれた風船を。

先の日曜日。幼稚園でレクレーションが行われた。
我が家の子どもたちの通う幼稚園では、〈レクレーション〉とは、まあ、わかりやすく言えば《練習のない運動会》である。

そのために一切練習をすることはなく、その場で子どもも大人も楽しめるゲームをして過ごす

もっとみる
学校に行かないという選択。「オレの時代、到来。」

学校に行かないという選択。「オレの時代、到来。」

二男・9歳。
現在、小学校3年生。
実質登校日数・0日。
我が家の面白癒し系担当。

そんな彼が、床に座って一枚のチラシを穴が空くほど眺めている。

そこにはこう書かれていた。

「マイルドキャンプ 忍者修行 2泊3日 対象年齢1~3年生 」

生存確認の為、月に一回、小学校に面談に行っているのだが、その際に渡される配布物には、授業で使ったプリントだけではなく、市や各関係機関から配られるお知らせの

もっとみる
学校に行かないという選択。「人間は多様性の初心者だ。」

学校に行かないという選択。「人間は多様性の初心者だ。」

世の中の夏休みが終わったのを見図り、北海道博物館の第8回特別展「世界の昆虫 -昆虫を通して、生き物の多様性を知る-」を訪れた。

こちらの昆虫展は、いつも長男が昆虫の事でわからない事があるとメッセージをやりとりさせていただいている、学芸員であり昆虫の先生でもある北海道博物館の堀繁久先生の学芸員生活最後、退官直前の企画展でもある。

雨の水曜日。

雨の平日にも関わらず、駐車場が混雑している。お、こ

もっとみる

昆虫の世界は、まさに多様。

ナナフシといっても、たくさんの種類がある。koedananafusiさんのような、可愛いナナフシだったり、オニカレハナナフシの様なごっついナナフシだったり。

生き物の世界は、本来は、理屈抜きで多様なのだと感じる。
人間もそこに含まれるはず。

長男ご希望の「世界の昆虫展」に来ている。

言葉では言い表せない。圧巻。

長男は、ひとつのコーナーから1時間以上動かず。

これは、今日だけでは、観きれないだろう。リピート確定。

世界にはこんなに美しい生き物がいるのだと思うと、同じ地球に生きていられる事が誇らしくなる。感謝。

漫画みたいな毎日。「サザエさん症候群を心の片隅に。」

漫画みたいな毎日。「サザエさん症候群を心の片隅に。」

 私は、現在、サザエさん症候群を発症している。

既に、先週から始まっている幼稚園。自主的に夏休みを延長中である。
なかなか足が向かない。夏休みが楽しかったなら、尚更である。

夏休みが終わることが憂鬱になる子どもたちがいても、そりゃあそうだろう、と思う。ちょっと面倒な気持ちだったり、もっと家でゆっくりしていたかったり。

小学校も月曜日から始まった。
月曜日からの始まりは、なかなかハードではない

もっとみる
学校に行かないという選択。「南瓜が地面を這うとは限らない。」

学校に行かないという選択。「南瓜が地面を這うとは限らない。」

昨日、久々に訪れた自然教育園の様子を記録しておこうと思う。
自然教育園では、様々な野菜や果樹を育てている。

自然教育園は、市の施設なので、様々な野菜や果樹を育てて、学校の体験学習の場となっているのだ。自分で育てる経験がなければ、林檎や梨や葡萄がどう実をつけるか、胡瓜や茄子はどんな風に育つのか、知らないまま大きくなることも無いとは言えないのだろう。5年生は田植え体験と稲刈り体験をさせてもらえる。長

もっとみる
漫画みたいな毎日。「夏休みが、早く終わればいいのに。」

漫画みたいな毎日。「夏休みが、早く終わればいいのに。」

昨日は一日中雨で動物園行きを中止した。

北海道でも、大雨の影響が出ている地域もある。日本各地でも、大雨による被害が起きている。どうか日常が戻りますようにと願うばかりである。

今日は朝から快晴。「動物園行く?」と子どもたち。お盆のピークは過ぎただろうか・・・と、混んでいる可能性も頭を過るが、子どもたちは久々の動物園を楽しみにしているのだから、行ってみよう。

家にある物でお弁当にしようと、海苔巻

もっとみる
漫画みたいな毎日。「望まれたように、応えなくてもいい。」

漫画みたいな毎日。「望まれたように、応えなくてもいい。」

先週、土曜日。
長男がサイエンス系ワークショップ「原生林での生態系を学ぶ」に参加するため、自宅から130キロ以上離れた土地での集合に合わせて、朝5時に出発した。

到着は、集合時間ぴったり。だいたい片道3時間。道産子の方々にとっては、「ちょっと息子を送ってくるわ。」という程度の距離らしい。北海道はでっかいどう!

長男が、集合場所から原生林までの送迎マイクロバスに乗り込んだのを見届けると、夕方まで

もっとみる

長男がサイエンス講座・研究森林フィールドワークショップ参加の為に130キロ離れた集合場所に向かって5時に家を出発。只今絶賛移動中。北海道らしい平らな農道。畑から見える山々。雲の切れ間から天使の梯子が沢山降りている。しかし、梯子の数がスゴイ。お盆だから?宗教入り混じる感じですな。

漫画みたいな毎日。「なんてことない夏の一日。」

漫画みたいな毎日。「なんてことない夏の一日。」

今日も暑い一日となった。

しかし、札幌では、朝夕は窓を開けたまま寝てしまえば、肌寒さを感じることさえあるのだから、「暑い」と言っていいものだろうか・・・と本州で生まれ育った私は思うのだ。

久々に近くの生き物系科学館に行こうということになり、早めのお昼ご飯を済ませ、二男と末娘の二人とバスに乗る。長男は、定期があるにも関わらず、体力が余っているので、バスには乗らず自転車でいくというので、現地で待ち

もっとみる
学校に行かないという選択。「共に育つことを喜べる幸福を。」

学校に行かないという選択。「共に育つことを喜べる幸福を。」

『毎日が夏休み』のような我が家であるが、8月というのは、〈夏休み〉らしい雰囲気が溢れる月だ。

7月の最終週には、小学校・中学校の定期的な面談も終え、先日は末娘が通う幼稚園の一泊二日のキャンプを終えた。末娘が「泊まらなくていいかな。」と言うので、我が家は日帰りでの参加だった。

幼稚園のキャンプの開催は、3年ぶりとなる。

長男や二男が在園していた時期のキャンプは、3泊4日。その期間中、私と子ども

もっとみる