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小学生の私に寄り添ってくれた友達『放浪息子』
小学4年生の時、父親の部屋の本棚から志村貴子さんの『放浪息子』を見つけた。
小説や漫画や画集など、何でも私によく見せてきた父親が唯一私から遠ざけていたのが青年マンガだった。まだ私が幼かったからだろう。
ただ、制限されると気になってしまうのが人間の性分。学校から帰り、両親が家にいないタイミングで本棚の後ろに隠された青年マンガを引っ張り出し、こっそり読んでいた。
数ある青年マンガの中で『放浪息子』
"撮った"という感覚がないカメラ
私がカメラに求めるのはたった一つ、機動力だ。
本当はフルサイズの一眼いろんなレンズを使えるようなカメラを使ってみたい。欲しいカメラはたくさんある。近年勢いを増しているSONYのαシリーズはぜひとも触ってみたいし、FUJIFILMの色味は体験してみたい。SIGMAのfqはデザインは大好きだ。
欲しいし使ってみたいのに、自分が日常的にそのカメラを持ち歩く姿が思い描けない。実際に何機かミラーレスや一
小学校の卒業式で「日本代表になる」と宣言した同級生がA代表になった
小学生の頃の自分の夢を覚えているだろうか。
ふと思い返したが私は思い出せず、実家で卒業文集を引っ張り出してようやく「小説家になりたかった」ことを思い出した。その小説家だって、本気でなりたかったわけではなく、書いている当時も心の大半で「どうせ普通に働くんだろう」と思っていた。
そんな、自分の夢ですらろくに覚えていなかった私が、少ししか話したことのないあるクラスメイトの夢を十数年間はっきりと覚えて
2022年1月┃6年間迷ったジムに入った理由
ジムに入った。
6年前からずっと通いたい願望はあったけれど、「筋トレもランニングもダイエット程度なら家でもできるし…」という言い訳を5年間続けて結局冷戦状態。気付けば20代後半になっていた。
「痩せたい」「モテたい」。そんな強い願望でさえも乗り越えられなかったジム入会の壁。なぜ、今乗り越えられたのか。
それは、「この先できるだけ健康な身体でいたいから」だった。
歳を重ねるごとに、今までまっ
大人になって見ないふりをしていた感情の揺れ動き┃Netflix「その年、私たちは」
2021年の年の瀬、とんでもない名作がNetflixに現れた。
とにかく良すぎたので、少しでも多くの人にこの作品を見てもらえるように記録を残していきたいと思います。
※ややネタバレ要素あるかもしれないので注意
大人たちの青春 丁寧に描かれた感情の揺れ動きウン・ヨンスを筆頭に、主要登場人物は全員アラサー。立派な大人だが、信じられないくらい甘酸っぱい。とっくの昔に過ぎ去った青春が帰ってきた気がす
東京の真ん中で、1人になるということ
東京は、常に人の気配を感じる。
ずっと1人でいるのに、1人になりきれていない。
1人暮らしを始めて3年。
仕事柄ほとんど在宅ワークなので、物理的には常に1人だ。でも、リモートワークで24時間いつでも仕事の連絡がくる。仕事の後は思考を停止したまま見れるSNSに時間を費やしてしまう。SNSでは、妬みや僻みでいつも誰かが小競り合いをしている。自分の部屋は好きだけれど、コロナ禍で公私が混合してしまい、な
いい朝にいい音楽を聴くといい一日が始まる
最近、閉塞感を感じる。
原因は明確だった。感染者の増大で完全自粛を決行しており2ヶ月ほぼ人に会っていないことと、自粛に伴いスマホを見る時間が圧倒的に多くなったからだ。
部屋から飛び出して、どこか違う場所に行きたい。社会人4年目、転職してちょうど半年が経ったこともあり、一人で考えを整理する機会も欲しかったこともあり、都心のホテルに一泊してデジタルデトックスをすることにした。
付与されたてホヤホ
推しが聴いてるラジオで推しが歌う新曲の曲振りをした話
※なんともいえない感動を忘れたくないのでこの日の出来事を文章にしておきます。
私の生活の中にラジオという存在はまったくと言っていいほど、ない。
普段はYouTubeかNetflixを観ているし、耳だけ傾ける場合はもっぱら音楽を聴いている。ながら聴きというのがあまり得意ではないので、自分の中に何かを取り入れようと思った時にラジオという選択肢が私にはなかった。
私がラジオを聴くのは、推しているア