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月ごとに撮り溜めた写真と振り返りをしています。
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記事一覧

2022年1月┃6年間迷ったジムに入った理由

ジムに入った。 6年前からずっと通いたい願望はあったけれど、「筋トレもランニングもダイエット程度なら家でもできるし…」という言い訳を5年間続けて結局冷戦状態。気付けば20代後半になっていた。 「痩せたい」「モテたい」。そんな強い願望でさえも乗り越えられなかったジム入会の壁。なぜ、今乗り越えられたのか。 それは、「この先できるだけ健康な身体でいたいから」だった。 歳を重ねるごとに、今までまったく見えなかった遠い未来の背中が少し見えてくる。6年前、大学生の時は40代50代

2021年7月「選手村まで散歩して感じたこと」

連日、時間があればオリンピック中継を見ている。開催地が東京に決まった2012年から心待ちにしていた2020は、想像していたものとはまったく違うオリンピックとなった。こんなに近くで世界的大会が行われているのにどこか別の世界な気がする。 コロナ禍での大会実施や開会式直前のいざこざで賛否は大きいけれど、どうしても東京でオリンピックが開催されているという実感を持ちたかった。 金曜日の退勤後、ふと選手村を見たいと思った。 気分転換も兼ねて、少し、というかかなり遠いが歩いて晴海まで

2021年4月「推すことが怖くなったことがある」

4月29日、推しがアイドルを辞めた。 10歳から13年間アイドルを続けた。私はそのうち9年間、リアルタイムで推しの活躍を追い続けた。 テレビで推しが踊っている姿を見ると元気をもらえる。バラエティ番組で推しが爪痕を残すと嬉しくなる。外仕事が貰えると1人でガッツポーズをしたくなるし、外仕事の反響があると「これがうちの推しだ」と誇らしく思う。 ライブのために仕事を頑張れて、DVDのために節約をする。推しに元気と生き甲斐をもらえる。推しがいることは楽しい。推しがいると日常が華や

2021年3月「理想の努力ができない」

転職をした。 新しい環境は、新しい気付きや目を背けていた事実を容赦なく突きつけてくれる。 理想があって、目指したい場所があって、環境を変えるという選択をした。心機一転、新しい場所で目標に向けて頑張っていくつもりだった。 ただ、強く思い知ったのは、理想の努力ができていないことだった。 目指す姿が明確に思い描けている、そのためにどんなことをやるべきか、自分に足りないものが何かもわかっている。頑張らなきゃいけない。今のままでは間に合わない。 なのに、頑張れない。 理想の姿

2021年2月「SNSの言葉に飲み込まれそうになった」

退職前で時間があったからか、スマホを手にしている時間が多くなった。 友人たちのストーリーズやつぶやきを眺めていることがほとんど。頭を働かせずにただただTikTokをスクロールしているだけで2時間が経っていた休日もあった。『花束みたいな恋をした』で菅田将暉演じる麦が「パズドラしかやる気出ないんだよ」と言った気持ち、ちょっとわかる。 Twitterでは、男女平等やジェンダーレスが振りかざされ、誰かの発言や作品が毎日のように炎上している。何が本当の正義なのかはわからない。ただ、

2021年1月「表現の手段を増やしたらものの見方が変わった」

小学生の頃から漫画を描くことが好きだった。 まったく絵心はなかったけれど、自分の頭の中にある物語がイメージ通りに表現できるのが楽しかった。誰に見せることもなく、自分だけの世界を自分だけで楽しんでいた。 といっても、本当に絵は下手だったので、自分の絵の下手さを見たくなくていつの間にか紙に書くのは「文章」だけになっていた。 「絵が上手くなりたい」。改めてそう強く思ったのは、社会人になって数年が経った頃だった。自分が頭の中で思い描いたものをそのままの鮮度で人に伝えられない。仕

2020年12月「年の瀬に大きめな決断をした」

2020年が終わろうとしている12月21日、転職を決めた。 新卒で入社する時、「3年経ったら転職も視野に入れる」ことを心に決めたが、入ってみれば職場の人柄が良すぎて、入社時の決意をなんとなくうやむやにして3年目に突入した。 転職を考えたきっかけは、コロナウイルスによって自分との対話が増えたことと、キリのいい歳になったことだ。 「次の5年間で何を成し遂げたいのか?」 そんなことを誕生日を迎えた5月から考え始め、転職活動をしてみようと思い立った。 しかし、転職活動は思っ

2020年11月「じぶんの機嫌の取り方がわかってきた」

11月は仕事の負担が大きかった月だった。 忙しいというよりはピリピリすることが多く、基本無風だけど最大瞬間風速がたまにえげつない感じの1ヶ月だった。 ただ、気持ちの吐き出し方、リセットの仕方がだんだんと身についてきて、ストレスを引きずることはほとんどなかった。 新卒の頃は、仕事であった嫌なことを仕事で忘れようとしていた。 今思えば、気晴らしの理想が高かったのかもしれない。仕事の失敗は仕事の成功で紛らわそうとしていた。 でも、そんな大それたことをしようとしなくても、もっ

2020年10月「平日と休日をわけるようになった」

今年はどんな月もあっという間に過ぎていく。大きく生活スタイルが変わったからか、それとも歳を重ねたからか、小学生の頃はあれだけ長いと感じていた31日が気付いたら過ぎ去っている。 10月一番の変化は、平日と休日を完全にわけて考えるようになったことかもしれない。 平日に残った仕事を休日に持ち越さなくなった。 平日と休日の作業デスクを分けた。 平日はコーヒー、休日はお茶を煎れるようになった。 平日と休日で香水を使い分けるようになった。 今までは「休日は仕事のスキルアップのために