スタジオおへそ

世の中には意味のある時間やタメになる物に溢れていますが、それに疲れた30代のおじさんで…

スタジオおへそ

世の中には意味のある時間やタメになる物に溢れていますが、それに疲れた30代のおじさんです。 あまり意味も意義もない文章、写真、動画などの中に真心があると信じて発信します。 目指すは所ジョージさん。 おへそ=あっても意味はないけど、無いとちょっと寂しい

マガジン

  • 初めての一眼レフ SIGMA fp シリーズ

    一眼レフ初心者が初めてSIGMA fpを買って、色々苦戦しながら撮影した写真記事を集めたマガジンです。 失敗作もたくさんあります。 いずれは、このカメラで撮ったもので購入代金を稼ぎ出そう、という目標です。

  • 『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』

    オリジナル小説。平凡な商店街に巨大翼竜が襲来!だが大翼竜はビクともせずに、町のシンボルのタワーに着地。いつの間にか商店街は観光地になってしまった!大翼竜の恩恵に預かり暮らす住人の1人、ユウタはある異変に気付き始めていた…。

記事一覧

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9度目の一眼レフ SIGMA fp なにを撮れば良いのか

父のあるべき姿とは

Amazon Primeビデオで『アド・アストラ』を観た。 ブラッド・ピットの言葉少ない演技が本当に素晴らしくて、ただひたすら彼の表情を楽しむ映画だと言っても良いほどだった…

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8度目の一眼レフ SIGMA fp 光を撮るのか闇を撮るのか

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第3話

第0話〜ありますので、そちらを読んでいただくとよりわかりやすいです。 第3話「アジテーション」勇司と大賀はマウンテンバイクをこぎながら、入道雲を背に不気味にそびえ…

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第2話

第0話〜ありますので、そちらを読んでいただくとよりわかりやすいです。 第2話「おじいちゃんの言葉」 夏休み初日は、朝の時点で30度を越えて猛暑日の様相を呈していた。 …

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7度目の一眼レフ SIGMA fp 写真は"光"と"風”なのか?

睡眠時無呼吸症候群 体験談#1

本来このアカウントでは、創作物を中心に上げていくつもりだったのですが、この「睡眠時無呼吸症候群」の診察〜治療に至る体験談が、巷にそれほど多くない様なので、書いて…

自分が培ってきた価値観と、変革する社会

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観た。 それ以来、三島由紀夫という人の事が頭から離れない。 ぼくはインテリでもないし、三島由紀夫の文学も有名なもの数…

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第1話

第0話がありますので、そちらを読んでいただくとよりわかりやすいです。 第1話「異変」2020年。 日本の某所にある、るるい町。 そこには「るるいタワー」と呼ばれる電波塔…

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6度目の一眼レフ SIGMA fp 問題はシャッタースピードかもしれない

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第0話

第0話 「ジゴラス飛来」今から50年ほど前。 日本の某所にある、るるい町の中心には、全長300メートルほどの巨大な電波塔「るるいタワー」があり、そのふもとには約50軒ほ…

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5度目の一眼レフ SIGMA fp ピントがうまく合いません!

「日曜日のよるご飯」の位置付け

「日曜日のよるご飯」 と聞いてどんなイメージを持つだろうか。 今日、よるご飯を作りながら、昔よりも「日曜日のよるご飯」に対してネガティブなイメージが無くなってい…

美容院のカラー剤の匂い

歩いていると、美容院のドアが開いていて、そこからヘアカラーのカラー剤に匂いがふっと流れてきた。 それはとても懐かしい匂いだった。 美容院と言っても決してシャレた若…

「買う」から「作る」への変換

先日、娘と一緒に家庭菜園をはじめた。 初心者でも育てやすい、という事で二十日大根を植え、毎日水をやっている。 ペットボトルに水を入れて娘に渡すと、プランターのど真…

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4度目の一眼レフ SIGMA fp ISO100はやっぱりきれいだった

父のあるべき姿とは

父のあるべき姿とは

Amazon Primeビデオで『アド・アストラ』を観た。
ブラッド・ピットの言葉少ない演技が本当に素晴らしくて、ただひたすら彼の表情を楽しむ映画だと言っても良いほどだった。

僕は観ている間、自分の父の事と、父としての自分について考えを巡らせていた。

幼い頃は大好きだった父父は、僕が物心ついた頃から何をやっているかよく分からない人だった。
時にはパン工場勤務。
時には運送会社で運転手。
時には

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『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第3話

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第3話

第0話〜ありますので、そちらを読んでいただくとよりわかりやすいです。

第3話「アジテーション」勇司と大賀はマウンテンバイクをこぎながら、入道雲を背に不気味にそびえ立つジゴラスタワーを目指していた。
同じ商店街とは言え、2人の家とジゴラスタワーには少しの距離がある

「おれも一緒に自由研究した事になるかな、これ」
大賀はカプリコにかじりつきながら言った。
「そうだね、2人で研究したって事でいいんじ

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『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第2話

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第2話

第0話〜ありますので、そちらを読んでいただくとよりわかりやすいです。

第2話「おじいちゃんの言葉」
夏休み初日は、朝の時点で30度を越えて猛暑日の様相を呈していた。
それでも小学校の校庭には、ラジオ体操のスタンプ欲しさに子供たちが集まって、思い思いのペースで体操をしてる。

例によって汗を垂れ流しながら、水を与えられていない犬の様に口を半開きにして身体を捻らせている大賀の横で、勇司は身体をそらし

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睡眠時無呼吸症候群 体験談#1

睡眠時無呼吸症候群 体験談#1

本来このアカウントでは、創作物を中心に上げていくつもりだったのですが、この「睡眠時無呼吸症候群」の診察〜治療に至る体験談が、巷にそれほど多くない様なので、書いてみます。

病院に行くまでぼくは20歳くらいから現在に至る約15年の間に、約25kgほど太りました。映像制作会社で働いていて、ブラックな労働時間とストレスによる過食が原因でした。
そのくらい太ってくると、ちょうど30歳を超えたあたりから色々

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自分が培ってきた価値観と、変革する社会

自分が培ってきた価値観と、変革する社会

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観た。
それ以来、三島由紀夫という人の事が頭から離れない。

ぼくはインテリでもないし、三島由紀夫の文学も有名なもの数作程度しか読んでいないので、とてもじゃないけど三島由紀夫という人を捉えられているとは思っていない。

ただ、三島由紀夫という人が抱えていた葛藤の中に、今現在ぼく自身が感じている問題意識に通じている点がある様に思えた。
もちろん、それ

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『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第1話

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第1話

第0話がありますので、そちらを読んでいただくとよりわかりやすいです。

第1話「異変」2020年。
日本の某所にある、るるい町。
そこには「るるいタワー」と呼ばれる電波塔があり、50年ほど前に襲来した大翼竜ジゴラスがタワーに飛びついたまま石化し、観光スポットになっていた。

だが、この通称「ジゴラスタワー」を目当てにやってくる観光客は、30年前をピークに減少傾向にあり、一時は人で溢れかえっていたる

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『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第0話

『大翼竜ジゴラスと怪獣博士』 第0話

第0話 「ジゴラス飛来」今から50年ほど前。
日本の某所にある、るるい町の中心には、全長300メートルほどの巨大な電波塔「るるいタワー」があり、そのふもとには約50軒ほどの小さな個人商店が連なる”るるい町商店街”が広がっていた。
るるいタワー以外には特筆する物もないこの商店街が、日本中に知られることになったのは、ある蒸し暑い夏の日のことだった。

最初に気がついたのは酒屋の息子だった。
彼は店の前

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「日曜日のよるご飯」の位置付け

「日曜日のよるご飯」の位置付け

「日曜日のよるご飯」
と聞いてどんなイメージを持つだろうか。

今日、よるご飯を作りながら、昔よりも「日曜日のよるご飯」に対してネガティブなイメージが無くなっている事に気がついた。
年齢、家族構成、仕事などの自分が置かれている状況によって「日曜日のよるご飯」に対して抱くイメージがだいぶ違ってくるのだと思う。

10代の「日曜日のよるご飯」10代でまだ実家に住んでいた頃。
この頃はとにかく「日曜日の

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美容院のカラー剤の匂い

美容院のカラー剤の匂い

歩いていると、美容院のドアが開いていて、そこからヘアカラーのカラー剤に匂いがふっと流れてきた。
それはとても懐かしい匂いだった。
美容院と言っても決してシャレた若者向けのお店ではなくて、近所のおばさまが経営している、おばさまとお子さま向けの美容院だった。

何とかこの気持ちを写真に残せないものかと思って、写真を撮ろうとしたけれど、出来なかったので文章に残すことにする。

ぼくは30代だけど結構な白

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「買う」から「作る」への変換

「買う」から「作る」への変換

先日、娘と一緒に家庭菜園をはじめた。
初心者でも育てやすい、という事で二十日大根を植え、毎日水をやっている。
ペットボトルに水を入れて娘に渡すと、プランターのど真ん中に水をドバッと一点集中であげてしまうので、土がくぼんでしまう。

じょうろが必要だった。

ペットボトルでじょうろを作ってみた本当は100円ショップでプラスチックのじょうろを買おうと思っていた。
でも買いに行く前にふと、
「作れないか

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