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「買う」から「作る」への変換

先日、娘と一緒に家庭菜園をはじめた。
初心者でも育てやすい、という事で二十日大根を植え、毎日水をやっている。
ペットボトルに水を入れて娘に渡すと、プランターのど真ん中に水をドバッと一点集中であげてしまうので、土がくぼんでしまう。

じょうろが必要だった。

ペットボトルでじょうろを作ってみた

本当は100円ショップでプラスチックのじょうろを買おうと思っていた。
でも買いに行く前にふと、
「作れないかな」
と、考えてみた。

思い立ったが吉日なので、家にあった使えそうなものを集めてみた。

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ほぼゴミ…。
白い筒状の物は、アルミホイルの芯だったと思う。

ペットボトルに穴を空けてシンプルに作るのもアリだと思ったけど、テストしてみると水圧が弱いのかうまいこと水が出ない。
ペットボトルをギュッと握って圧をかけると出る。
そもそも圧をかけるなんて高度なことは娘には出来ないだろうから、なんとか握らなくても水が出るものにしたかった。

そこでアルミホイルの芯をペットボトルの口につけて、水の出口を細くすれば、水圧がかかるのかなと思って試してみた。

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ピント合ってないけど、こんな感じ。

先端にはラップか何かを貼って、画鋲で穴を空ければいいやと思って試してみた。
が、そもそもアルミホイルの芯は紙で出来ているので、何度か水を通すとブヨブヨになってきてしまった。

失敗。
もうどうしたら良いか分からなくなって、結局ペットボトルのキャップに細かい穴を空けて、ボディの部分に穴を空けて、取っ手をつけたシンプルデザインに落ち着いた。

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「作る」ことのおもしろさ

結果的には見た目はひどいクオリティの物になってしまったけど、結構細いいい感じの水が出て、娘も上手に水をやれた。
何より娘は、見たこともないなんかゴミみたいな物に意外な性能があることを驚いて楽しんでいた。

今はなんでも簡単に手に入るし、買った方が圧倒的に時間的コストも安く済むのでトクなんだけど、
何にでも1回立ち止まって、「作れないか?」と考える生き方をしたいと思った。
ぜんぜん合理的じゃないけれど、その方が自分の中に残るものは多い気がする。そしてその積み重ねが、ゆたかな生き方につながるのかな、ふと感じた。

どうせなら次はもっとカッコ良いのを作ろうと思う。

サポートいただけたら、娘にお菓子を買ってあげようと思います!