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土竜のひとりごと

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エッセイです。日々考えること、共有したい笑い話、生徒へのメッセージなどを書き綴っています。
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#猫

イタチ?フェレット?

イタチ?フェレット?

昨年度末の人事異動で学校を変わりました。
勤務形態も再任用フルからハーフに変えました。65歳まであと2年こんな形で勤務して、そこからまた講師の口でも探すのかなあと思っています。

ハーフというのは文字通り半分の勤務で、朝から午後3時くらいの日が1日あるほかは、午前中の勤務が週3日、午後に2.5時間くらいの日が1日といった感じです。
授業はこの勤務時間の中で毎日2時間、1週間で計10時間を担当してい

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秋ですね

秋ですね

柿の木に柿の実がなり秋来る

ばかみたいに単純な句ですが、先週の台風で延期された試合がこの三日間で行われ、何とか終わりホッとした~という感じで呟いてみました。

夕方、一時間くらい陽があったので、慌てて家の周りの「秋」を集めてみました。noteも自転車操業です。

蕎麦の花 シルバーウィーク終はりけり

栗むいてやっとこさっとこ栗ご飯

猫の見る秋の田んぼの稲孫かな

一瞬何だかわからないけど う

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他人から他者へ・新しい関係:Re

他人から他者へ・新しい関係:Re

不思議なことに、カミさんは猫の気持ちを代弁する時に、それが人であれば本人と言うべきところを、なぜか本ニャンと言ったりする。

例えば、「本ニャンには本ニャンなりの考えがあるらしい」とか、「本ニャン的には相当ショックだったらしい」とか。カミさん的には、このニンとニャンの音の響きが、人と猫の間をつなぐ「絆:キズニャ」ということになるらしいのだ。一方の本ニャンは気ままで、愛情など、どこ吹く風。してほしい

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野良・地域猫みたいな飼い猫と大暑

野良・地域猫みたいな飼い猫と大暑

ご興味はないと思いますが、ウチの猫の話です。夏になって冬毛が抜けるとこんな感じで全体が白っぽくなります。お尻の方はまだまだですが。

冬は、こんな感じ。

この間(見えにくいかのしれませんが)耳に切れ込みがあるのを見つけました。

て「もしやこれは避妊手術の印?」と思ったのですが、カミさんに聞いてみたところ、「あれは、よその猫とケンカしてできた傷。避妊手術はしたけど一応、飼い猫で、地域猫じゃないか

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礼子先生と猫

礼子先生と猫

一時期、テストの解答用紙の最後に自由欄として「何か書きなさい」というスペースを設けていたことがある。

何が書かれるのか楽しみではあったが、不勉強を詫びるゴメンナサイ的な辞が多く、次いで問題が難しいとか字が読みにくいといった文句が多かった。点をくれ!敵な哀訴も負けてはいない。

中には「石はなぜ石か」というものもあった。
「何か書きなさい」と書いてある横に「何か」とだけ書いてあるのもいくつかある。

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Re Think

Re Think

雑感です。
朝、テレビをつけ、「サンデーモーニング」を観ていたら、ジャーナリストの伊藤詩織氏がTwitterでの誹謗中傷を訴えた東京地裁の判決が採り上げられていました。
裁判では、Re Tweet(リツイート)も不法行為としてその責任を負うという判断が示されたことで話題になっていますが、それはそうだろうとも思い、でもそれが現実的なのかもTwitterを知らない僕にはよくわからないところではあります

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第19話:猫との暮らし:三保編

第19話:猫との暮らし:三保編

猫との縁は深く、子供の頃も、そして今も猫を飼っている。就職したばかりの頃も猫と暮らしていた。と言うより、暮らさなければならない羽目に陥った。

当時勤めていた学校は三保半島の付け根、海まで歩いて一分の所に建っていて、窓から海も見えたし、潮の香りがフワフワと漂っていたりもした。すぐそばの浜は三保半島を一周する大きな石まじりの砂浜で、少し行くと有名な羽衣の松もあった。

なかなか重宝な場所で、授業で短

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湯たんぽと 猫とまるまる 星の夜

湯たんぽと 猫とまるまる 星の夜

ここ数年、寄る年波に、夜はカミさんが湯たんぽを入れてくれるようになり、それに頼って寝ている。若い頃はどんなに冷たい布団に入ってもすぐに体温で温まったのに、いつしか靴下を履いて寝なければ寝られないようになり、もはや今は、湯たんぽがなければ眠れない状態にある。

湯たんぽは温かくていい。
が、酒を飲んで正体なく眠る僕は、湯たんぽにずっと足を置いていてもその熱さに体が反応せず、低温火傷となり、病院通いを

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猫の恩返し

猫の恩返し

思いもしない出来事が人生には起こる。

例えば、いつだったか映画館でジブリの映画を家族で見ていたら、突然火災報知機が鳴って観客全員が外に出されなんてことがあった。結局、誤作動で全員が劇場に戻り、中断された少し前のフィルムから再開された。ありそうでなことではあるが、実際にはなかなか経験することではない。

また例えば、かなり前のことだが、携帯にかなり乱暴な口調で警察から電話がかかって来た。「あなたの

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猫語が分かる?

猫語が分かる?

「猫とこんなにコミュニケーション取れるとは思ってもみなかったわ」とは、カミさんの言である。

カミさんは、今の猫を飼い始めるまで猫を飼ったことがなく、むしろこれまではペットを飼うことに否定的で、飼い始めて初めて接する猫に驚いたようである。

わが家の「捨て猫」、いや「拾い猫」は、確かに意思表示が明確である。

ドアの前に座って「ニャー」と鳴けば、それは「開けて」と言っている。

近寄って来てゴロン

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猫のこと

猫のこと

今日は多分、わが家の猫の誕生日。多分、と言うのは拾い猫だから。
もっと言えば、今日は拾った日なので、絶対に誕生日ではない。

図書館に勤めていたころ、出勤するとカラスに追いつめられている子猫を数人の同僚が保護しようとしているところに出くわした。子猫は駐車場の石垣の縁に追いつめられ、必死の形相で、それでも果敢にカラスに対抗していた。逃げまどう猫はなかなか捕獲するのに苦労したのだが、それでも、にゃんと

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あっという間、ということ

あっという間、ということ

車を買った。乗っていたワゴンRのエンジンオイルが2週間も乗るとカラになり、そのたびに買い置きしたオイルを500mlほど足さなければならなくなったからである。

懇意にしている自動車屋は「車検まで頑張れば」と言ってはくれたが、一応13万キロ弱は走ったし、転勤して通勤距離も往復で50キロに延び、試合で遠出することも多く、買い替えるならとにかく燃費の良い車が欲しかった。

そんな希望をその自動車屋に伝え

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