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アートをみることについて

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「アートは「炎」そのもの」 みて・かんがえて・はなす展覧会「Mite!おかやま」出展レポート

「アートは「炎」そのもの」 みて・かんがえて・はなす展覧会「Mite!おかやま」出展レポート

(このテキストは、2008年3/25に制作したものを一部追記・修正したものです。)

2006年7月、岡山県立美術館で行われた特別展「Mite!おかやま」での『またたき』出品の様子をお知らせします。

2006年7月21日から、アメリア・アレナスプロデュース「Mite!おかやま」—岡山県立美術館特別展が開催されました。
その展示に、「またたき」という作品を出品するということで、 17日から岡山に

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【個展関連企画レポート②】対話型鑑賞プログラム編「喫茶芸術領域構築」展 vol.15 浅見俊哉 @埼玉県上尾市

【個展関連企画レポート②】対話型鑑賞プログラム編「喫茶芸術領域構築」展 vol.15 浅見俊哉 @埼玉県上尾市

開催中の個展の関連企画として6/2日に対話型鑑賞プログラムを行いました。NPO法人芸術資源開発機構「ARDA」で学んだオーナーの森久さんがファシリテーターとなり、今回の企画のために特別に展示した『またたき』のオリジナルサイズを13:00-、14:00-、15:00-の3回集まった参加者と作品をみて、かんがえて、はなしました。

はじめに、じっくりと作品をみることを行い、その後、「何がみえますか?」

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地域のアートプロジェクトと教育との連携「スチューデントリポーター」活動の可能性

地域のアートプロジェクトと教育との連携「スチューデントリポーター」活動の可能性

「美術と街巡り・浦和 2019」は浦和の街中に主に地元ゆかりの作家の作品を展示し、街巡りとアートの両方を楽しんでもらう企画です。

その企画の中で、今回、「スチューデントリポーター」活動を務めました。

 
「スチューデントリポーター」とは、さいたま市の中学校・大学に通う学生さん(合計11名)が、「美術と街巡り・浦和」で展示されている作品を独自の視点で読み解き、その作品を多くの方に伝えようとする活

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大丸東京店で、「ものに宿る想像力」の展覧会が始まります。

大丸東京店で、「ものに宿る想像力」の展覧会が始まります。

【作品発表のご案内 @東京大丸店】

10/23より『(LIGHT)DEPARTー光で描くあなたの記憶ー』が大丸東京店で始まります。

この企画は、「大丸東京店✕MOTION GALLERY」アート第二弾として東京駅で作家さんとお客様をつないでいくプロジェク。大丸東京店が主催となり開催されます。

詳細はイメージをクリック⇩

                                   

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美術館とオンラインで作品を同時展示中!新聞紙に青焼きした「現在の青図-社会の皮膚-」シリーズ90点!

美術館とオンラインで作品を同時展示中!新聞紙に青焼きした「現在の青図-社会の皮膚-」シリーズ90点!

【展覧会のご案内 2021:3/24-3/28】

2021年3/24から埼玉県立近代美術館で始まった展覧会に参加しています。

2020年4/7から始まった緊急事態宣言を契機に制作をスタート。

新聞紙に日々の生活用品を焼き付ける『現在の青図-社会の皮膚-』シリーズを約90点展示しています。

このシリーズは、新聞紙に感光液を塗布し、記事の内容の関連するモチーフを焼き付けフォトグラムを制作する作

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新聞紙に日々の生活を焼き付ける「現在の青図 -社会の皮膚-」のつくりかた

新聞紙に日々の生活を焼き付ける「現在の青図 -社会の皮膚-」のつくりかた

「現在の青図 - 社会の皮膚-」とは?

Blueprint of NOW -Social Skin-

 新聞紙に感光液を塗布し、記事の内容の関連するモチーフを焼き付けフォトグラムを制作する作品シリーズ。

2017年から定期的に制作をしています。「社会の皮膚(=新聞)」にその時の時間を焼き付けることで「社会の情報」と「個人の記憶」の関係を探ります。

現在の青図 - 社会の皮膚 -Bluepr

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【鑑賞体験レポート】アートはむずかしそう..という人にモッテコイな企画に参加してみました!

【鑑賞体験レポート】アートはむずかしそう..という人にモッテコイな企画に参加してみました!

【鑑賞体験レポート @さらスペース・小ざら「アーティストとはなそう 第4回」アーティスト:ウチダミズホ】

今日は以前個展でもお世話になったGallery Pepinさんの企画、「アーティストとはなそう 第4回」に参加しました。今回は、アーティスト:ウチダミズホさんの作品を観ていろいろなことを話す企画です。

左手アーティスト:ウチダミズホさん、右手Gallery Pepinの小林さん

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凍結中の芸術祭の現場で、「平時の想像力」と、「緊急事態宣言下の想像力」を考える。

凍結中の芸術祭の現場で、「平時の想像力」と、「緊急事態宣言下の想像力」を考える。

1:はじめに
この原稿は、3月初旬に感じたことを書き留めたメモから始まり、ゴールデンウイーク明けの2020年5/11に自宅で書き進めたものです。

継続してきた活動が止まってから、「平時」ではなくなったライフスタイルの中で感じたこと、考えたことを「想像力」をキーワードにまとめてみたいと思います。新しい「平時」が訪れた時、忘れないように。

私は、生活都市さいたまで、「ライフスタイルにアートを」標榜

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「作品はみる人がいて初めて完成する」作品をみることについて改めて考えた出来事

「作品はみる人がいて初めて完成する」作品をみることについて改めて考えた出来事

「作品はみる人がいて初めて完成する」作品をみることについて改めて考えた2006年。学部を卒業した年の出来事。

大学卒業後初めての個展、いわゆるデビューとなる作品展で衝撃的な出会いがあった。この展覧会をきっかけにして岡山県立美術館で開催された「mite!おかやま」での展示、NYでの作品発表に繋がっていく。少し古い記事になるが改めて記述したい。

2006年5月28日~6月3日に川越市立美術館で開催

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「アートとはただの言葉」 作品をみて・はなすことで起きた出来事

「アートとはただの言葉」 作品をみて・はなすことで起きた出来事

2007年アメリア・アレナス(元ニューヨーク近代美術館教育担当)による、鑑賞教育研修会が長野県で行われた。

東山魁夷でおなじみの信濃美術館(2007.4/7)、梅野記念絵画館(2007.4/8)で開催され、約120名の教員、学芸員、美術関係者が、アメリアアレナスのレクチャーをうけた。

 私は、2007.4/8に開催された梅野記念絵画館でのレクチャーに参加した。

梅野記念絵画館では「生の軌跡」

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