正確な医療情報のお届け屋

医療業界のライター&編集者歴15年(現役中)。医療全般、精神系からアレルギー、循環器、…

正確な医療情報のお届け屋

医療業界のライター&編集者歴15年(現役中)。医療全般、精神系からアレルギー、循環器、婦人科、癌まで病気の解説記事はお任せ。クリニック様コンテンツ作成、インタビュー取材などお仕事承ります。なんでもお問い合わせください。@odUbRafgy455476

記事一覧

熱中症は温暖化だけではない社会問題

熱中症には大きく分けて二種類ある熱中症は、熱中症になる前に体を動かしたか否かで2種類に分けられます。 労作性熱中症 スポーツや肉体労働をしたことによって起こりま…

6月の熱中症の状況は?

今日は非常に暑い日です!ですので、急遽「熱中症」の企画です。 温暖化の影響で、熱中症については、もはや1年のうち1/3~1/2くらいの期間で随時、報道や会話でよく登場す…

低気圧の日は痛い… 低気圧の日に痛い理由と解消法。

あなたは「今日は低気圧で朝から頭痛が…」と悩んでいますか?あるいは周囲でそのような声を聞いたことはありますか? 「雨の日は古傷が疼く」といったフレーズも昔からあ…

サウナで整う?いやいや、温泉でも整う。

旅行先で定番の温泉。リラックス効果だけでなく、病気の症状を改善したり、リハビリテーションにも使われています。温泉にはいったいどのような作用や効果があるのでしょう…

リカバリーを目指す認知療法で大切な「適応モード」と「アスピレーション」

この記事では、「リカバリーを目指す認知療法で大切な考え方」を解説していきます。 通常の認知療法と異なり、リカバリーを目指す認知療法では、治療よりも症状の背景にあ…

ギャンブル依存症の特徴。そして、人はなぜギャンブルに熱中するのか?

一週間から日本国民とアメリカ野球界で目下の話題となっている「ギャンブル」。今回は「ギャンブル依存症(ギャンブル障害)」について考えていきます。 そもそも「依存症…

精神科の新しい治療「リカバリーを目指す認知療法」って知ってますか?

「認知行動療法」は、精神科の治療だけでなく、最近では一般にも広まりつつありますね。 最近、精神科の領域では、「リカバリーを目指す認知療法」というスタイルも提唱さ…

聞こえにくい→認知症を考える

認知症の原因シリーズも佳境に入ってまいりました。 今回は、耳と認知症の関係について、です。(3月3日は耳の日でした) 難聴を放置すると、認知機能は7歳衰える耳の聞こ…

汚れた空気、認知症。

空気の汚れは、認知症の原因の一つ認知症のリスクが上がる原因の一つに、「大気汚染」があることをご存知でしょうか? 大気汚染が体に及ぼす悪影響というと、喘息やアトピ…

うつ病と認知症は、とても近い

うつ病は認知症のリスクを ほぼ 2 倍にする認知症が起こるとされる原因の中で、うつ病は特に大きな要因です。 「うつ病の存在は認知症のリスクをほぼ 2 倍にする」というデ…

血圧の認知症の関係

血圧と認知症は関係しているのか? 「結論から言います」というフレーズは個人的には正直あまり好きではないのですが(みんな判を押したようにそればっかりというか…)、…

認知症と体の衰え(フレイル)

認知症と体の衰えの深い関係認知症は、体の衰えととても深い関係にあります。アメリカの研究で、運動不足は認知症の大きなリスクとなることが分かりました1)。運動不足の…

認知症は、なぜ起こるの?

認知症では 脳に何が起こっているの?認知症は脳の病気、それは知っています。では脳の中で何が起こっているのでしょうか? 認知症は、原因となる病気や状態の違いから、ア…

認知症と糖尿病の関係

認知症は糖尿病と関係している?認知症と糖尿病。この2つはどちらも、現代の日本で患者さんが非常に多いです。だとすると、この2つは関係しているのでしょうか? 認知症と…

認知症とタバコ

タバコは健康によくない 認知症にも?タバコが健康に良くないことはもはや常識と言っていいでしょう。記事のタイトルからして、読まなくても「タバコが認知症に悪影響を及…

認知症とアルコール

お酒を飲むと認知症にならない? 実は「少量のアルコールを摂取することは認知機能に良い影響を与える可能性がある」というデータがあります。飲酒と認知症発症について欧…

熱中症は温暖化だけではない社会問題

熱中症は温暖化だけではない社会問題

熱中症には大きく分けて二種類ある熱中症は、熱中症になる前に体を動かしたか否かで2種類に分けられます。

労作性熱中症

スポーツや肉体労働をしたことによって起こります。

非労作性熱中症(古典的熱中症)

体をあまり動かさずになってしまう熱中症です。

問題は非労作性熱中症労作性の熱中症は、一時的な症状のことが多いのです。
「もともと健康な人が暑い中がんばった結果、体調不良になってしまった」レベル

もっとみる
6月の熱中症の状況は?

6月の熱中症の状況は?

今日は非常に暑い日です!ですので、急遽「熱中症」の企画です。
温暖化の影響で、熱中症については、もはや1年のうち1/3~1/2くらいの期間で随時、報道や会話でよく登場すると思います。
熱中症の対策やなりやすい人についても追ってコンテンツを作りますが、ひとまず、熱中症のデータをご紹介します。

2023年と2018年は、特に熱中症が多かったまず昨年のデータから。
2023年の5月~9月の全国の熱中症

もっとみる
低気圧の日は痛い… 低気圧の日に痛い理由と解消法。

低気圧の日は痛い… 低気圧の日に痛い理由と解消法。

あなたは「今日は低気圧で朝から頭痛が…」と悩んでいますか?あるいは周囲でそのような声を聞いたことはありますか?
「雨の日は古傷が疼く」といったフレーズも昔からあります。なぜ低気圧では体が痛むのでしょうか?
この記事では低気圧の日に痛みが強い理由と、低気圧の日の痛みの解消法について解説します。

低気圧で痛い、頭、肩、腰
ほかに関節リウマチ、線維筋痛症なども雨などによる気圧の変化の影響を受けやすいの

もっとみる
サウナで整う?いやいや、温泉でも整う。

サウナで整う?いやいや、温泉でも整う。

旅行先で定番の温泉。リラックス効果だけでなく、病気の症状を改善したり、リハビリテーションにも使われています。温泉にはいったいどのような作用や効果があるのでしょうか?

温泉って何?温泉の作用や効果を解説する前に、そもそも温泉って何でしょうか?
日常的に何気なく使われていますが、温泉は温泉法というものでちゃんと定義されています。
温泉は、昭和23年に制定された温泉法により、「地中からゆう出する温水

もっとみる
リカバリーを目指す認知療法で大切な「適応モード」と「アスピレーション」

リカバリーを目指す認知療法で大切な「適応モード」と「アスピレーション」

この記事では、「リカバリーを目指す認知療法で大切な考え方」を解説していきます。

通常の認知療法と異なり、リカバリーを目指す認知療法では、治療よりも症状の背景にある「患者さんの思い」に焦点をあてることは前回の記事で解説しました。そのために大切な概念として「適応モード」というものがあります。

「適応モード」になることが重要日常に〇〇モードという用語を使うことがあるかと思います。仕事モードとか、お休

もっとみる
ギャンブル依存症の特徴。そして、人はなぜギャンブルに熱中するのか?

ギャンブル依存症の特徴。そして、人はなぜギャンブルに熱中するのか?

一週間から日本国民とアメリカ野球界で目下の話題となっている「ギャンブル」。今回は「ギャンブル依存症(ギャンブル障害)」について考えていきます。

そもそも「依存症」とは?
「依存症(英語では”addiction”といいます)」は、特定の物質や活動に対して強い執着や衝動的な欲求を持ち、それらをコントロールすることが困難となる状態を指します。生活に支障をきたし、健康や社会的関係に悪影響を及ぼす可能性が

もっとみる
精神科の新しい治療「リカバリーを目指す認知療法」って知ってますか?

精神科の新しい治療「リカバリーを目指す認知療法」って知ってますか?

「認知行動療法」は、精神科の治療だけでなく、最近では一般にも広まりつつありますね。
最近、精神科の領域では、「リカバリーを目指す認知療法」というスタイルも提唱されています。この記事ではこの新しいスタイルについて解説していきます。

そもそも、認知行動療法とは?「認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy;CBT)」とは、心理的な問題や精神障害を治療するためのアプローチの

もっとみる
聞こえにくい→認知症を考える

聞こえにくい→認知症を考える

認知症の原因シリーズも佳境に入ってまいりました。
今回は、耳と認知症の関係について、です。(3月3日は耳の日でした)

難聴を放置すると、認知機能は7歳衰える耳の聞こえ具合と認知症の関係については、古くは1980年代から、非常に多くの研究がなされています。中には2つは関係がなかったという結果もありましたが、横断的に研究したメタ分析(複数の科学研究をまとめて分析する手法で信ぴょう性が高い)では、「難

もっとみる
汚れた空気、認知症。

汚れた空気、認知症。

空気の汚れは、認知症の原因の一つ認知症のリスクが上がる原因の一つに、「大気汚染」があることをご存知でしょうか?
大気汚染が体に及ぼす悪影響というと、喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギーの病気のイメージが強いのではないでしょうか。
運動不足や孤独、アルコールの過剰摂取というのは、認知症の原因として知られていますが、大気汚染は一般的にはあまり知られていません。
しかし、WHOがたしかに認知症のリスク

もっとみる
うつ病と認知症は、とても近い

うつ病と認知症は、とても近い

うつ病は認知症のリスクを
ほぼ 2 倍にする認知症が起こるとされる原因の中で、うつ病は特に大きな要因です。
「うつ病の存在は認知症のリスクをほぼ 2 倍にする」というデータがあります1)。

私の別の記事でも解説しているとおり、糖尿病や高血圧もうつ病の原因となり得るものですが、高血圧や糖尿病は認知症のリスクを1.5~1.6倍程度にする、とされる報告があります。その報告でうつ病は、1.9倍です2)。

もっとみる
血圧の認知症の関係

血圧の認知症の関係

血圧と認知症は関係しているのか?
「結論から言います」というフレーズは個人的には正直あまり好きではないのですが(みんな判を押したようにそればっかりというか…)、血圧は認知症と関係しているのか?という問いに対する結論は「現状なんとも言えない」です。この曖昧な解の背景としては、研究や認知症の種類によって結果が異なっている、という事情があります。

アルツハイマー型認知症と血圧の関係は?
まず、アルツハ

もっとみる
認知症と体の衰え(フレイル)

認知症と体の衰え(フレイル)

認知症と体の衰えの深い関係認知症は、体の衰えととても深い関係にあります。アメリカの研究で、運動不足は認知症の大きなリスクとなることが分かりました1)。運動不足の人は1.82倍も認知症になるリスクがあるのです。

「フレイル」という状態を
ご存知ですか?「フレイル」という言葉をご存知でしょうか?
フレイルの語源は「frailty(虚弱)」です。フレイルは「加齢に伴う予備能力の低下のために、様々なスト

もっとみる
認知症は、なぜ起こるの?

認知症は、なぜ起こるの?

認知症では
脳に何が起こっているの?認知症は脳の病気、それは知っています。では脳の中で何が起こっているのでしょうか?
認知症は、原因となる病気や状態の違いから、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症、血管性認知症の4種類があります。このうち、アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、前頭側頭葉変性症の3つでは、「神経変性」が起きていると考えられています。
神経変性(英語では

もっとみる
認知症と糖尿病の関係

認知症と糖尿病の関係

認知症は糖尿病と関係している?認知症と糖尿病。この2つはどちらも、現代の日本で患者さんが非常に多いです。だとすると、この2つは関係しているのでしょうか?
認知症と糖尿病の関係を裏づけるデータがあります。高齢者(ほとんどが65歳以上)を糖尿病の人と糖尿病ではない人に分けてみたところ、糖尿病でない人と比べて糖尿病では、アルツハイマー病の人が1.54倍、血管性の認知症が2.48倍多いことがわかったという

もっとみる
認知症とタバコ

認知症とタバコ

タバコは健康によくない
認知症にも?タバコが健康に良くないことはもはや常識と言っていいでしょう。記事のタイトルからして、読まなくても「タバコが認知症に悪影響を及ぼすのでは?」ということが想像できるのではないでしょうか。ご想像どおりです。2023年現在までの研究で、タバコは認知症の原因になり、進行を早めることが分かっています。

65歳以上の人がタバコを吸うことは
認知症のリスクになる認知症ではない

もっとみる
認知症とアルコール

認知症とアルコール

お酒を飲むと認知症にならない?
実は「少量のアルコールを摂取することは認知機能に良い影響を与える可能性がある」というデータがあります。飲酒と認知症発症について欧米で研究を分析した結果によると、アルコールを少量摂取している人では、認知症のリスクが0.72倍、アルツハイマー病のリスクが0.75倍、血管性認知症のリスクが0.72倍になるという結果が出ました1)。つまり、少なめのアルコール摂取によって認知

もっとみる