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6月の熱中症の状況は?

今日は非常に暑い日です!ですので、急遽「熱中症」の企画です。
温暖化の影響で、熱中症については、もはや1年のうち1/3~1/2くらいの期間で随時、報道や会話でよく登場すると思います。
熱中症の対策やなりやすい人についても追ってコンテンツを作りますが、ひとまず、熱中症のデータをご紹介します。

2023年と2018年は、特に熱中症が多かった

まず昨年のデータから。
2023年の5月~9月の全国の熱中症の救急搬送人員は91,467人でした。
これは、調査開始以来、2番目に多い数字でした。
ちょっと見にくいかもしれませんが、下のグラフの一番右が2023年です。

総務省消防庁「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」より

皆さん、覚えている方もいるかもしれませんが、一番は……2018年(平成30年)の猛暑です。上のグラフで一番高いですね。
2018年は、東日本では春が+2.0℃、夏が+1.7℃、年平均+1.1℃(全て平均気温、平年との差)と、年間を通じて気温が高い年でした。そして夏は特に多くの地方で高温を記録しました。

6月の熱中症の数は増えていた!

そして、月ごとにみると、もちろん7月~8月は多いのですが、6月の熱中症の数は、2022年(令和4年)と2023年(令和5年)という直近2年で、例年より増加していたのです。

総務省消防庁「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」より筆者作成

2024年のここまでの熱中症の状況は?

熱中症については、その時点の速報値というものが消防庁から週単位で発表されています。
6月14日時点の最新は、6月9日までのデータです。これをみると、各都道府県で全体的に、調査以来第二位だった2023年ほどではまだないようですね(赤色が2024年、緑色が2023年です)。

総務省消防庁 熱中症情報 救急搬送状況 
令和6年の情報 熱中症による救急搬送人員(6月3日~6月9日速報値)より

熱中症のコンテンツは随時アップしていきます

ただ、本日の暑さで、今週末や来週以降は要注意です。何せ6月の熱中症は最近増えていますので。

「熱中症の原因」や「熱中症になりやすい人の特徴」、「熱中症の体の中の状態」、「最新の熱中症対策」について、近々コンテンツをアップしますのでよろしけばフォローをお願いします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
熱中症に気をつけて良い週末を!

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