とうぼうさゆり(ガミガミは卒業!!)

ガミガミは卒業!〜信じて見守る子育て〜 良好な親子関係の土台作り 親離れ・子離れナビゲ…

とうぼうさゆり(ガミガミは卒業!!)

ガミガミは卒業!〜信じて見守る子育て〜 良好な親子関係の土台作り 親離れ・子離れナビゲーター ガミガミ言って、子どもをコントロールしていた私が、学びと壮絶な経験によって、今の親子関係になるまでを綴ってます。 講演依頼はこちら➡️https://lin.ee/tSdp8FP

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  • 天狼院メディアグランプリ・ランクイン記事

    2020年4月から天狼院のライティングゼミを受講。 2000字の記事を毎週課題として、提出する。 合格記事のみ、文章のF1と言われているメディアグランプリにノミネートされます。 な、なんと11個の記事が、ランクインという快挙!! うまくいかなかった息子二人の子育てを振り返ってます。 子育てコラム Beforeあんどafter 壮絶な子育て、振り返ってもよく乗り越えられたなと思ってますが、 全部乗り越えたからこそ、今の私たち親子があります 今は、とても良い親子関係を築いてます いつからでも変われます!! ガミガミは卒業!!  〜信じて見守る子育て〜 良好な親子関係の土台作り

記事一覧

10,000万回の「ちゃんとしなさい」は、効果なし

「ちゃんとしなさい!」 このなんとも抽象的な言葉を私は、子どもに何回言ってきただろうか? 私の子育ては、自分の思いとやり方を押し付ける統制的な子育てだった。 悪い…

少年A 〜加害者になりかけた小学3年生〜

ある日、一通の手紙が届いた。 「裁判にしようと思うので、そちらも弁護士を用意したほうがいいと思います」 大きなお世話だ。 と今なら、思えるが、その時は、全身凍り…

死んでしまったら、後悔先に立たず

ある日のこと、18歳次男の独り言。 「どうしようかな?」 「どっちにしようかな?」 何だか迷っているようだ。 本来、どちらを選択するか? は、次男が決めることだけ…

神様が選んでくれてので、文句は言いません

「あれ? 前回、言わなかったっけ?」と医者から言われた。 実は、6ヶ月に入った頃から、臨月まで毎回の検診で、聞いていた。 「お腹の赤ちゃんは、男の子? 女の子?…

幸せの箱を開けたのは、動かない左手だった

「火事ですか? 救急ですか?」 「えっ? 間違えちゃった?」と一瞬、動揺した。 まったく違う状況だけど、どちらも消防署だった。 火事? 救急? 冷静さと共に自分に…

寿命は、運命で定められているのか?

「今夜が、ヤマです」と、突然言われた。 あのドラマで、見るワンシーンだ。 「今夜、泊まられますか?」とドクターに聞かれたが、私の返答は、「いえ、帰ります」だった…

幸せ迷路のゴールにあったもの

「幸せになりたいと思いますか?」と聞かれたら、 「なりたーい」とほとんどの人が、答えるだろう。 「いえ、私、不幸になりたいです」なんて言う人は、いないだろう。 …

他人軸のリュックは、おろした私

「あ〜 、あれもやりたい、これもやりたい」 「時間が足りなーい」 これは、好奇心旺盛で、アクティブに動ける人の言葉だと思っていた。 実際、私自身もこれに属する。 …

人生の福袋には、何が入っているかな?

「オギャー」と人が誕生した時から 私たちは、人生の福袋を手にするのかも知れない。 福袋には、たくさんの物が入っている。その中には、とても欲しかった物、全然欲しく…

お父さんの心臓は、動くのか?

「もっとも、危険な状態です」といきなり告げられた。 そこは、救命救急センターの家族待合室。 13年前の10月7日。 その日は、次男の運動会でした。 ジメジメと湿気を感…

10,000万回の「ちゃんとしなさい」は、効果なし

10,000万回の「ちゃんとしなさい」は、効果なし

「ちゃんとしなさい!」
このなんとも抽象的な言葉を私は、子どもに何回言ってきただろうか?

私の子育ては、自分の思いとやり方を押し付ける統制的な子育てだった。
悪いところをガミガミ言って、直させることが、子供の将来に役立つと
真剣に思っていた。

でも、「ちゃんと」って、何?
子どもは、何をどこまでやれば、ちゃんとやっていることになるのか?

「ちゃんと食べなさい」
「ちゃんと返事しなさい」
「ち

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少年A 〜加害者になりかけた小学3年生〜

少年A 〜加害者になりかけた小学3年生〜

ある日、一通の手紙が届いた。

「裁判にしようと思うので、そちらも弁護士を用意したほうがいいと思います」

大きなお世話だ。 と今なら、思えるが、その時は、全身凍りついた。

その手紙には、自分達が、被害者だということが、つらつらと書かれていた。
思い出したくもない過去の出来事だ。

13年前のことだ。
長男が小学校3年生の時、クラスメイトの女子と揉めたのだ。
その子の親御さんからの訴えだった。

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死んでしまったら、後悔先に立たず

死んでしまったら、後悔先に立たず

ある日のこと、18歳次男の独り言。

「どうしようかな?」
「どっちにしようかな?」

何だか迷っているようだ。

本来、どちらを選択するか? は、次男が決めることだけど、この時の私は、
提案したのである。

「迷った時は、やる! を選択した方が、いいよ」
「やらないで、後悔するより、やって後悔した方がいいから」

やらないで、やればよかったと思うより、やった後悔の方が、いい。後悔値が、小さいと思

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神様が選んでくれてので、文句は言いません

神様が選んでくれてので、文句は言いません

「あれ? 前回、言わなかったっけ?」と医者から言われた。

実は、6ヶ月に入った頃から、臨月まで毎回の検診で、聞いていた。

「お腹の赤ちゃんは、男の子? 女の子?」

二人目は、女の子がいいと本気で思っていた。

それは、当時の私と母の関係のように、私の将来も私と娘という
青写真が出来ていた。

買い物、旅行、悩み事の相談、子育て相談など、何でも話せる親子関係を想像していた。

女の子を産むため

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幸せの箱を開けたのは、動かない左手だった

幸せの箱を開けたのは、動かない左手だった

「火事ですか? 救急ですか?」
「えっ? 間違えちゃった?」と一瞬、動揺した。

まったく違う状況だけど、どちらも消防署だった。
火事? 救急? 冷静さと共に自分に言い聞かせた。

「あっ、救急です」

2012年5月、8年前の水曜日の出来事だ。

母から、様子がおかしいので、連絡してみてと、私に電話が来たのだ。
心配性な母のことだから、大したことないと決めつけていたが、何か勘が働いたのか、胸騒ぎ

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寿命は、運命で定められているのか?

寿命は、運命で定められているのか?

「今夜が、ヤマです」と、突然言われた。
あのドラマで、見るワンシーンだ。

「今夜、泊まられますか?」とドクターに聞かれたが、私の返答は、「いえ、帰ります」だった。

なぜだろうか? そう、答えて、帰宅したのである。

信じたくなかったのか? その一方で、妙に冷静な私もいて、葬儀の手配まで考えていたのを覚えてる。

これは、義姉だからか? 最期の瞬間、命が途絶える時に、そばにいてあげないことは、あ

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幸せ迷路のゴールにあったもの

幸せ迷路のゴールにあったもの

「幸せになりたいと思いますか?」と聞かれたら、
「なりたーい」とほとんどの人が、答えるだろう。

「いえ、私、不幸になりたいです」なんて言う人は、いないだろう。

では、何をしたら、私たちは、幸せを感じることが、出来るのだろうか。
幸せの感じ方は、人それぞれかも知れない。
私にとっての幸せってなんだろう?

2017年から私は、ポジティブ心理学を学んでいるが、それ以前の私の幸せへの捉え方と今では、

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他人軸のリュックは、おろした私

他人軸のリュックは、おろした私

「あ〜 、あれもやりたい、これもやりたい」
「時間が足りなーい」

これは、好奇心旺盛で、アクティブに動ける人の言葉だと思っていた。
実際、私自身もこれに属する。
しかし実は、自分軸がないということみたいだ。
自分軸がない人は、他者の声に振り回され続けてしまうそうだ。

私は、ドキッとした。私のことだ。

私には、自分軸が、見当たらない。
他人軸で、生きてきたのかも知れない。

常に相手を気にして

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人生の福袋には、何が入っているかな?

人生の福袋には、何が入っているかな?

「オギャー」と人が誕生した時から
私たちは、人生の福袋を手にするのかも知れない。

福袋には、たくさんの物が入っている。その中には、とても欲しかった物、全然欲しくなかった物が、これでもかと入っている。

人生も同じなのかも知れない。

福袋は、年始のものだけど、季節外れの6月にふと思った。

「人生もいいこともあれば、悪いこともある」
そして、人生には、想像も出来ないことも起きる

私にとっての子

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お父さんの心臓は、動くのか?

お父さんの心臓は、動くのか?

「もっとも、危険な状態です」といきなり告げられた。
そこは、救命救急センターの家族待合室。

13年前の10月7日。
その日は、次男の運動会でした。
ジメジメと湿気を感じる暑い日だった。

私は、暑い中、夫の水分量が少ないことが、気になっていた。
運動会の帰り道、気持ち悪いと体調不良を感じた夫。

私は、運動会の片付けのため、不在だった。
家にいるのは、5歳の次男と夫。

夫は、気持ち悪さに加え、

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